2025年はタイトルマッチまで辿り着いて王者になりたい
得意のパンチで行けそうかとの質問には「ONEのグローブで実際やってみないと分からない部分はありますけれど、(メクセンは)120戦やっていて1回もダウンを取られたことがないので。その中で初めて自分が1回でもダウンを奪えばひとつ上に行けると思う。勝つことはもちろんですけれど、自分のスタイルはKOを狙っていくスタイルなのでそこは崩さずに、ONEでもKOを量産してONEのキックボクシングのカテゴリーを盛り上げていきたいと思います」と、ダウンしたことがない相手からダウンを奪いたいとした。
ONEに特化した練習とはどういうものか、と聞かれると「言葉にするのは難しいんですけれど、蹴りのポイントをいかに取るかとか、蹴りをカットするとか、攻めるだけではダメだったりとか、そういう細かな部分ではいろいろ違いはあるかなと思うのと、アグレッシブさを取るのかクリーンヒットを取るのか、ダメージを取るのかって優先順位もK-1とは違ってくるので、そこまで考えて戦えれば一番いいかなと思っているので。スタイルをどうチェンジするっていうことではないですけれど、今はアニッサに対してどう戦うかっていうチョイスで練習しています」と答える。
そもそも、なぜメクセンとの戦いを希望していたのかとの質問には「世界最強だから、というだけです。初めてアニッサと練習したことがあって5~6年前なんですけれど、プーケットで一緒に練習した時にスパーリングでボコボコにされて。それが初めてで。その時に同じ階級でこんな強い選手がいるんだと最初は憧れの存在で、アニッサくらい強くなろうと目標にやっていたんですけれど、そこからK-1の女子も出来てどんどん結果を出していくにつれアニッサを倒したいというのが、憧れているから倒したいっていうのが目標になった時に対戦表明したのがきっかけです」と説明した。
この試合をクリアして、2025年はどうしたいかを聞かれると「自分は12月に負けて終わっているので、もちろん勝つことはそうですが、アニッサを世界で初めてKO勝ちする選手になれば評価は必然と上がるので、タイトルマッチにも近付きますし、しっかり倒しに行って最短でタイトルマッチに辿り着いてONEのベルトを獲りに行きたいなと。2025年はタイトルマッチまで辿り着いて王者になりたいと思っています」と、ONEのタイトルを獲ることを目標に掲げた。
噂される2025年の日本大会については「日本大会があれば日本のファンの人たちは来やすいと思うんですけれど、自分はアニッサに勝って、ペッティージャーの本拠地で、自分はアウェイで倒したいと思っているので、タイトルマッチはタイでやりたいと思っています」と、タイトルマッチに関してはあえてアウェイでやりたいと話す。
また、野杁からは「KANAちゃんと言ったら豪快なKOパンチだと思っているので、パンチかハイキックでダウンしたことがないアニッサを倒してくれることを期待しているので凄い楽しみにしています。試合順は分からないですけれど、今までは僕がKANAちゃんより前に試合をしてプレッシャーを与えることが多かったので、今回も僕が前だったらプレッシャーを与えようと思っています(笑)」とエールを送った。