フィゲイレード「ヤンの動画をつぶさに見て研究した」
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対するフィゲイレードは、アレッシャンドリ・パントージャに判定勝ち後、ティム・エリオットにギロチンチョークで一本勝ち、ジョセフ・ベナビデスとの王座決定戦で2R TKOも体重超過で王座獲得ならず。再戦で1R リアネイキドチョーク(RNC)で一本勝ち。ベルトを巻いた。その後アレックス・ペレスもギロチンで極めて5連勝も、ブランドン・モレノとの初戦でドロー。そこからUFC史上最多となる同一カード4連続タイトル戦で1勝2敗と負け越した。
2023年12月にバンタム級転向でロブ・フォントに判定勝ち、2024年4月にコーディ・ガーブラントにRNCで一本勝ち。 2024年8月の前戦でマルロン・ヴェラにも判定勝ちで3連勝中だ。36歳。
計量前日のU-NEXTのインタビューでフィゲイレードは、「200%仕上がってる。あとは計量をちゃんとクリアし、しっかり作戦を反芻して、対ピョートル・ヤンに集中する。まず今回ヤツを倒してから帰って、デイナからのメラブとのタイトルマッチの契約の連絡を待つだけだ。(フライ級から上げて連勝で)速さも、パワーも、これまでで最高、俺史上最高の俺をみんなは見られるよ」と、こちらもコンディションは万全の様子。
ヤンとの試合に向け、「およそ2カ月間、毎週、少なくとも2週間に1回はピョートル・ヤンの動画をつぶさに見て研究して彼の試合運びをマッピングして勝利のための結論を導き出したというのと、この試合のためにたくさんのストライカー、キックボクサーたちと練習した。ヤンをKOするための作戦を練り上げてきた。もちろんストライキングは重要だ、だけど打撃戦だけをするためにってことじゃない。自分がいいポジション取りをするために必要なんだ。彼のミスを誘導したりしてね。ピョートル・ヤンは優れたストライカーで細かくスイッチを多用する。自分とサイズが合っているというか、小柄でリーチが短い。弱点が多いというのかな、俺にとって突きやすい」と、研究と打撃強化の末に、攻略方法を掴んでいるという。
ヤンは前戦でアップしたレスリング力を見せているが、「どうあれ彼の強みはやっぱり打撃だと思う、テイクダウンが上手くなったといっても、ポジションどりに時間がかかるというか、遅い。それで、前戦はソン・ヤドンのほうが打撃面で上回ってたと思うし、向こうは組まれても対処出来ていた。たしかにテイクダウンは見せたけど、ストライキングという強みがあってこそだ。そこでソン・ヤドンが自滅したというか、ガス欠を起こした結果だと思ってる」と、ヤンの進化よりも、ヤドンのスタミナや試合運びに問題があったとした。
その上で「自分はもちろんスタミナは問題ない。オクタゴンでしっかり自分の力を発揮できるし、ポジションをしっかり取れるし全てのラウンドで自分が圧倒する。
(両者が5Rマッチ経験が豊富だが)彼はしんどい試合をたくさん経験してるし、タフな試合に持ち込める選手だけど、俺がオクタゴンでやるべきことをちゃんとやればおそらく3R以内に彼を仕留められる」とフィニッシュを予告。
さらにヤンの極め力について「彼は柔術についてはよく分かってないだろうから、その点で自分が有利なのは確かだけど、彼が素晴らしいストライカーであればこそ彼と打ち合う準備をしてきたし彼をKOだってできる。彼が俺を誘ってくるのは分かるし、自分としてはいつものように自分のポジションを保ちながらたくさん動き回って賢く距離をとって、彼の強みを無効化していき、(攻めあぐねた)ヤンがアグレッシブに前に出て来るところをカウンターでとらえてる様子が浮かぶ」と、ヤンの攻撃をシャットダウンし、得意のカウンターのテイクダウン、打撃を決めるとした。
🎥今週末のメインを飾る、バンタム級に上げて好調なデイブソン・フィゲイレード!
— U-NEXT 格闘技 公式 (@UNEXT_fight) November 21, 2024
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この試合を越えて、目指すのはヤン同様に王者ドバリシビリとのタイトルマッチだ。
「見ている人には、俺が次のタイトル挑戦者に相応しいと証明できると思う。ウマルだとラマダンの時期に入って難しくなるからUFCとしても誰かとメラブの試合を組みたいだろう、そのときに、俺はいつでもできるしUFCとしても集客できるカードであってほしいだろうから、みんながメラブと戦うところをみたい相手といったら俺こそ相応しいだろう。準備万端だよ。連絡が来るのを待つだけ」と、いつでもスタンバイだと語る。
MMA29戦目で、12月18日には37歳を迎えるが、「自分のルーツを忘れることはない」と言う。「自分はどこから来て何をどう築いたかを忘れることはない。だからといって、後ろは振り返らないよ。常に前を向き、より良くしていくことを目指しているのだから、勝ち続けていることで家族も豊かになっていける。自分はヴァンダレイ・シウバやミノタウロ(アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ)に憧れてMMAを始めた人間で、日本のMMAで育ったから当然、日本の舞台で戦ってみたいと夢見ているし、とても素敵な国だろうと思っていて行ってみたいという夢もある。日本大会があったら? レッツゴー! 準備できてる。(それがタイトルマッチだったら)クソ最高だよな!」と、自身の原点である日本での試合を望んだ。