2026年7月26日(日)東京・後楽園ホールにて開催された『ビッグバン・統一への道 其の57』にて、衝撃的なKOシーンが現出した。
第9試合の67.5kg契約3分3Rで行われた山際和希(谷山ジム)vs.惺也(=セイヤ/OISHI GYM)。70戦を超えるベテランでKrush&Bigbangウェルター級2冠王の山際に、19歳の新鋭・惺也が挑む図式で行われたこの試合。
1Rはカーフキック&ローキックで山際の右ミドルに対抗していた惺也は、2Rになると左ボディを狙い撃ちにして左右ボディの連打、左右ボディからの左フックで2度のダウンを奪った。
そして訪れた3R、前に出て仕留めにかかる惺也に山際も右フックで対抗。すると惺也は再び左ボディを効かせ、左右ボディを連打して山際にガードを下げさせると、縦回転の胴廻し回転蹴り。これが見事に決まり、山際はダウン。立ち上がることが出来ず、レフェリーがカウント途中でストップ。惺也のTKO勝ちとなった。
あまりにも鮮やかな胴廻し回転蹴りによるKO勝ちに、場内からは「何が起こったのか」というどよめきと歓声が起こった。大技である胴廻し回転蹴りでのKO勝ちは、2024年8月に『KNOCK OUT』で久井大夢(TEAM TAIMU)がチョット・サレイヴァントン(カンボジア)に決めたのが記憶に新しい。
久井の胴廻し回転蹴りは通常の斜め回転だったが、今回の惺也の胴廻し回転蹴りはほぼ縦回転。この蹴り方は、新極真会の第6回・第10回全世界空手道選手権大会を制した塚本徳臣が得意としていた蹴り方で、通常の胴廻し回転蹴りのように飛ばずに前転して蹴る。この蹴り方はモーションが非常に小さく、動作も相手に読まれにくいため通常の胴廻し回転蹴りよりも攻撃力が高い。
【写真】惺也放った縦回転の胴廻し回転蹴り。近距離から放っているのが分かる(C)Bigbang 塚本はこの技で、2011年『第10回全世界空手道選手権大会』準決勝において、ローマン・ネステレンコから劇的な一本勝ちを奪っている。
惺也も第7.9.10.11回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会優勝の実績を持つ空手出身選手だけに、塚本から影響を受けているのかもしれない。