2024年11月16日(土)東京・後楽園ホール『Krush.167』の前日計量&記者会見が、15日(金)都内にて正午より行われた。
今大会では国際戦が3試合組まれているが、その中でメインイベントとなったのはKrushライト級ワンマッチの里見柚己(team NOVA)vs.アーロン・クラーク(アイルランド/SOMA FIGHT CLUB)だ。
元Krushライト級王者の里見は、今回が2回目の国際戦。今年の2月『Krush.158』で伊藤健人に敗れて王座から陥落したが、8月の『Krush.164』で永澤サムエル聖光にKO勝利して、復活の狼煙を上げたばかり。
アイルランドから来日し、しっかりとコンディションを整え、計量もパスしたクラークに対し、「明日は敬意を込めて、KrushのリングでしっかりKOしたいと思っています」と、力強くKO宣言した里見。今回の試合は自身がベルトを持っておらず、タイトルマッチではない試合でのメインイベント抜擢。「率直に嬉しく思っています」と意気に感じている様子の里見だが、6年前のKrush10周年記念大会となった、2018年11月の『Krush.95』での山本真弘戦でも、メインイベントに抜擢されたことがある。
この時にKO勝利を飾っている里見は、当時はまだ20歳。その時にメインに抜擢したのも現在の宮田充Krushプロデューサーだったが、あれから6年が経ち、Krushのチャンピオンも経験した。「6年経った今の成長を宮田さんにも見せたいですし、観客のみんなにもKrushの幕の閉じ方というか、Krushの終わらせ方、大会の締め方を見てもらいたいなって思ってます」と、より進化した姿で大会を締めくくることを約束。
今大会で国際戦に挑む日本人3選手の大将として、「日本全勝で絶対に行きたい」とキッパリ。「本当にKrushって強いヤツだけが勝てるリングじゃないと思っているんで。本当に命をギリギリまで懸けた選手が勝てると思ってるんで、そういうところをしっかり見てもらって、最後は自分がしっかりきっちりKOで、大和魂を見せつけたいなって思ってます」と、日本代表を背負う覚悟も示していた。
対するクラークは今年の6.3K-1横浜武道館大会で、K-1ライト級王者の与座優貴を相手に、負けはしたものの、タフネスな戦いを展開して評価を上げた選手。Krushは初参戦となるが、「里見選手と戦えるのは非常に光栄だと思っております」と里見に敬意を表しつつ、「自分は里見より強いファイターだと思っております。是非倒して、Krushのタイトル戦線に上がっていければなと思います」と、先を見据えつつその攻略には自信を見せていた。
狙うはKO勝利。「明日は素晴らしい試合、最高の試合になることをお約束します。ただ、自分は里見選手をKOするつもりなので、KOする姿を楽しみにしていてください」と、最後まで自信たっぷりにKO勝利を予告していた。
Krushのライト級は1週間後の11.23『Krush.168~in NAGOYA~』名古屋国際会議場大会にて、Krushライト級王者の大岩龍矢がトーマス・アギーレとの試合で登場。また、12.8『Krush.169』では前王者の伊藤健人が児玉兼慎とKrushライト級ワンマッチで対戦し、そして元スーパー・フェザー級王者の西京佑馬と古宮晴がKrushライト級ワンマッチで対戦する。
元王者の里見とクラークの一戦は、宮田プロデューサーも「一番の激戦区」と語るこのライト級の、2025年の流れを作る試合になりそうだ。