2024年12月1日(日)神奈川・横浜大さん橋ホールにて開催される、Rajadamnern World Seriesの第4回日本大会『RWS JAPAN』(U-NEXT配信)。同大会のメインイベントで決まっていた名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/エイワスポーツジム)のラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級(-52.16kg)王座防衛戦の挑戦者が変更となった。
当初は名高自身が対戦を望んでいた元ルンピニースタジアム認定ライトフライ級王者ラック・エラワン(タイ)が挑戦者に決まっていたが、ラックが「家庭の事情で練習に100%集中できない状態になってしまい、ベストなパフォーマンスを皆様に見せられなくなる恐れがあり、今回は辞退することになりました」(ラック)とのことで試合を辞退。
代わってペットヌン・ペットムエタイジム(フランス)が挑戦者として初来日することが発表された。
【写真】過去最強の敵と言われたプレーオプラーオは驚異的なタフネスで名高を苦しめた ペットヌンはタイ在住のフランス人で、今やムエタイの大手プロモーションであるギャットペット系を代表する軽量級選手。今年2月のRWS JAPANで名高とラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王座統一戦を争い、驚異的なタフネスで名高を苦戦させた正規王者(当時)プレーオプラーオをもKOした選手である。しかも、その試合では序盤から激しいヒジの打ち合いを演じ、プレーオプラーオに合計32針も縫う傷を負わせた。
前ラジャダムナンスタジアム認定ライトフライ級王者でもあり、階級を上げて今年10月にはスーパーフライ級10位をヒジとアッパーの連打でKOしている攻撃的なムエタイ。欧米人のフィジカルの強さにムエタイの技術を身に着けた、ラックよりも厄介な相手だと言えるだろう。まだ18歳の“フランスの天才ムエタイファイター”である。11月発表のWMO世界ランキングではラックよりも上位の6位にランクされた(1位は名高)。 名高はこの対戦相手変更に「ラック選手の欠場により、ペットヌン選手と防衛戦を行うことになりました。この試合を楽しみにしてくださっていた皆様申し訳ございません。ペットヌン選手もこの階級で連勝を続けている強豪なので最高のコンディションに仕上げて臨みたいと思います。必ず熱い試合になります。応援お願いします」と自身のSNSに綴っている。