2024年11月9日(土)タイ・ルンピニースタジアム『ONE 169: Malykhin vs. Reug Reug』の計量が行われ、コー・メインイベントのONEフライ級ムエタイ世界タイトルマッチ3分5Rでジェイコブ・スミス(英国)の挑戦を受ける王者ロッタン・ジットムアンノン(タイ)が、1度目の計量でパス出来なかった。
ロッタンはハイドレーションテストはパスしたが、体重は135.5ポンド(61.46kg)でフライ級リミットの134.92LBS(61.2kg)を約260グラムオーバー。残り50分を切ったところでの再計量ではハイドレーションテストが1.0259で規定の1.0250以内をパス出来ず、体重計には乗らず会場を出た。
もしハイドレーションテスト&体重測定に失敗した場合、王座ははく奪、キャッチウェイトでの試合実施が主催者と両選手陣営で検討されることになる(スミスはすでにパスしている)。
なお、10月の『ONE FIGHT NIGHT 25』大会から、ONE Championshipは、新たな計量ルールを導入。3時間の検査時間の「最初の1時間」以内に体重測定やハイドレーションテストに失敗した選手には、20%の罰金が科せられることが発表されている。
「残り2時間以内」にハイドレーションテストと計量に合格すれば、試合は続行され、罰金の20パーセントは、対戦相手が選んだ慈善団体に寄付される。
選手が3時間内に、ハイドレーションテストパスしたものの、体重が基準に達しなかった場合、軽い方の選手の「公式体重の105%以内」であれば、対戦相手とキャッチウェイトの交渉をすることができる。
ハイドレーションテストをパスしない場合、または選手がキャッチウェイトの体重制限の105%を超えた場合、試合はキャンセルされる──となっている。