2024年12月15日(日)東京・後楽園ホール『RISE 184』の追加対戦カードが発表された。
▼フライ級(-51.5kg) 3分3R延長1R松本天志(TARGET SHIBUYA/同級2位)麗也(team AKATSUKI/同級5位)
松本はJAPAN CUP2021 -55kg準優勝で、2021年8月にRISEでプロデビュー。3戦目で初黒星を喫するが、2023年2月に行われた「RISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント」で大方の予想を覆し、空龍と塚本望夢の優勝候補2人を下し下剋上を果たして優勝。7月には弾丸風太も初回KOに沈め、6連勝と勢いに乗っていたが10月の第2代RISEフライ級王座決定戦で数島大陸に敗れて連勝がストップ。拠点を東京に移して臨んだ2024年3月の那須川龍心戦で判定負けと連敗を喫したが6月の寛人戦、8月のJIN戦と連続初回KO勝ち中。戦績は10勝(6KO)3敗。
麗也は空手とジュニアキックを経て2012年1月に新日本キックでプロデビューし、2015年5月に日本フライ級王座を奪取。そこから8連勝を飾り2017年5月にはISKAインターコンチネンタル王座も獲得するが、2017年11月に瀧谷渉太に敗れた。その後、拳の怪我による2度の手術を経て、2019年9月に復帰戦を行ったがKO負け。一度は引退を発表するも2021年2月に復帰。2024年2月のRISEで末國龍汰に延長戦の末に敗れるも、5月には酒井柚樹に判定勝ち。戦績は18勝(6KO)6敗6分。
▼スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R小野幹晃(IGGY HANDS GYM/同級4位)細越竜之介(team AKATSUKI/同級10位)
小野は2021年6月の庄司啓馬戦から2022年4月のSEIDO戦まで4連勝を飾ったが、10月の岩郷泰成との再戦で負傷判定による引き分け。2023年4月は澤谷大樹に延長Rで敗れて連勝がストップ。2024年6月に藤井重綺を破っている。戦績は8勝(3KO)6敗1分。
細越は2022年4月にRISEでプロデビュー。2連勝から3戦目で塩川琉斗に延長戦でKO負けして初黒星を喫するも、その後は3連続KOで波に乗る。戦績は4勝(2KO)1敗。
▼フライ級(-51.5kg) 3分3R延長1R末國龍汰(フリー/同級4位)KING陸斗(ROYAL KINGS/同級9位、第4代DEEP☆KICK-51kg王者)
末國は2022年1月、当時無敗だった数島大陸に初黒星を付けて注目を集めたが、3月に塚本望夢に敗れた。4月は田丸辰と無効試合、12月は吉成名高に敗れるも5Rフルに戦い抜いた。2023年2月、松本天志に敗れるもその後は麗也、平山裕翔に連勝して調子を戻している。10勝(3KO)4敗1分1無効試合。
陸斗は巧みなリングワークとカウンターパンチを武器に2023年4月にプロデビューすると、連勝を伸ばしていき4戦無敗で安尾瑠輝とDEEP☆KICK-51kg王座を争ったがTKO負けで初黒星。2024年9月にDEEP☆KICK-51kg王座決定トーナメントを制して第4代王座に就いた。6勝(1KO)1敗。
▼バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R翼(TARGET/スーパーフライ級5位)京介(フリー)
翼は第2代ジャパンキックボクシング協会バンタム級王者で、2022年10月に負傷判定ながら花岡竜から勝利を奪った一戦が光る。しかし、その後は泥沼の3連続KO負けと調子を落としたが、2024年2月に小林大樹から勝利を奪った。戦績は12勝(6KO)6敗1分。
京介は政所仁、大﨑孔稀、有井渚海、寺山遼冴らトップ選手と多く対戦。そのためもあって戦績は13勝(3KO)16敗と黒星先行だが、2022年3月に今回対戦する翼にはKO勝ちしている。
▼-58kg契約 3分3R延長1R戸井田大輝(日本/TOP LEAD GYM/フェザー級9位)ドゥエルバート・マヌエル(スリナム/Team wisse/Kickboxing fearless)
戸井田は元MA日本キックボクシング連盟スーパーバンタム級王者で、RISEに参戦してからは勝っても負けても観客を沸かせる激闘派に。2024年3月のK-1対抗戦に抜擢されたが、兼田将暉にKO負け。7月にはベテランの宮崎就斗を気迫のノーガード戦法で破ってみせた。13勝(6KO)6敗1分。初参戦で未知のマヌエルを迎え撃つ。
▼ライトヘビー級(-90kg) 3分3Rかずややねんけど(猛者連本部/突破-90kg級王者、突破無差別級王者)鞠谷貴大(魁塾/第35回・第38回極真連合会 全日本ウエイト制重量級優勝)
かずやは『THE OUTSIDER』『益荒男』などの地下格闘技で50戦以上の経験を持ち、2023年5月には『BreakingDown』に参戦。ケンカバトルロワイアル王者の邪鬼との地下格闘技対決で勝利している。
鞠谷4歳から空手を始め、ジュニア大会で活躍。2019年6月には一般部の極真連合会第35回全日本ウエイト制重量級優勝を果たし、同年10月には極真連合第6回ワールドカップロシア世界大会で重量級3位に入賞。その後も極真連合会第38回全日本ウエイト制重量級優勝、正道会館第37回全日本重量級3位、白蓮会館第29回全日本重量級3位とフルコンタクト空手で数々の実績を残して2023年にキックボクシングへ転向した。2024年4月、長島☆自演乙☆雄一郎の推薦選手として皇治がプロデュースする『NARIAGARI vol.4』でヘビー級トーナメントに出場。決勝へ進出したが準優勝に終わった。
▼フライ級(-51.5kg) 3分3R延長酒寄珠璃(TRY HARD GYM/第284回新空手道交流大会 K-2トーナメント軽軽量級 優勝)松田虎之介(STRIFE/Innovationフライ級王者)
酒寄は新空手出身で2020年12月にプロデビュー。Stand UPやCROSS×OVERなどに出場。RISEには2022年5月以来の出場となる。元消防士。
松田はイノベーションを主戦場とし、2023年フライ級新人王を獲得。2024年7月にイノベーションのフライ級王座に就いたばかり。RISEには2024年5月以来2度目の出場。
▼アトム級(-46kg) 3分3R延長1R平岡 琴(TRY HARD GYM/同級2位)奥村琉奈(OISHI GYM/同級5位)
平岡は極真会館の『全日本女子ウェイト制空手道選手権』軽量級優勝の実績を持ち、多彩な蹴り技が持ち味の選手。2020年2月には3連勝でRISE QUEENアトム級王者・紅絹に挑み、ダウンの応酬の末に判定で敗れた。2022年12月にはRISE女子初のOFGマッチに臨んだが、小林愛理奈に判定負け。その後は菊地美乃里、小林穂夏に連勝し、2024年3月のK-1でぱんちゃん璃奈と対戦も惜敗。歯に衣着せぬ発言で話題を呼ぶ“怖いお姉さん”。戦績は14勝(3KO)9敗1分。
奥村は愛知の名門ジムであるOISHI GYMの新鋭で、登島優音に勝利も風羽、紗依茄、坂本梨香に敗れる。2024年2月にNJKF期待のホープであるRIANAに勝つと、5月の菊地美乃里戦でも勝利。そして8月のRISEで百花を破る下剋上を果たした。今回は平岡を相手に下剋上を狙う。6勝3敗。
▼アトム級(-46kg) 3分3R世愛(TEAM KAZE)島田知佳(team VASILEUS)
世愛は福岡在住の16歳でRISE WESTにて1勝2敗。今回が関東初登場のサウスポー。島田は伝統派空手をバックボーンに持ち、2024年7月のRISEでのプロデビュー戦で山﨑愛琉から勝利を収めている、武尊率いるteam VASILEUS唯一の女子選手。