鈴木「パンチでKO。去年できなかったことをやる」
──クレベル・コイケ選手とタイトルマッチで再戦が決まったことについてどう感じていますか。
「自分はもう納得しているので、前回クレベル選手と試合をした時にノーコンテストですけれど自分の中では負けを認めているので。悔しいですけれど、認めている。大晦日にリベンジして本当のチャンピオンに自分はなるので、それを楽しみにしていただけると嬉しいです」
──拳の怪我の状況と、いつ練習を再開できたのでしょうか。
「もう100%です。問題ないです。いつ復帰したか覚えていないくらい前に練習を再開しているので、大丈夫です」
──RIZIN10回目の大晦日大会のメインイベントに出る思いは?
「僕がRIZINのアマチュアトーナメントで優勝したときに、さいたまスーパーアリーナの休憩時間にやらせてもらって勝って、その前から僕に関わってくれたコーチ、あと練習仲間、友達、家族みんなに言ってるんですけど、『俺いつか絶対チャンピオンになって、大みそかメインで試合やります』と宣言したので、それが10周年でかなったのでめちゃめちゃ嬉しいですし、だからこそしっかり勝って最高の10周年をRIZINに迎えさせるし、自分も迎えるんで、超楽しみですね」
──当初、Bellatorのパトリシオ・ピットブル選手とのフェザー級王座を賭けた再戦を希望していたと思います。それがこの形になったことについてどう感じていますか。
「結局、僕はチャンピオンなので、来る相手を迎え撃つだけそれが。クレベル選手で納得ですし、ピットブル選手は来れなかっただけなので、そこは問題じゃないです」
──クレベル選手が連勝し、試合が決まらない間、「逃げている」と言われたことについてはどう感じていましたか。
「俺は格闘技の試合で1回も逃げたことはないので。それは(クレベルが)言葉のバリエーション少ないからそういうワードになっただけで、別に何とも思ってないです。だって、俺、逃げたことありますか? 無いじゃないですか。そういうことです」
──互いに前回の試合からMMAでは3試合を戦っています。前回のクレベル戦からこの1年半の変化・進化は?
「格闘技を始めた頃とずっと変わってなくて“とにかく強くなりたい”と思ってやってきたんで、だからそれ(思い)は変わらないですし、だから自分の欠点、自分の弱みをどれだけ克服するかを追求してやってきました。そういった意味で(覚悟が)決まったというか、ずっと覚悟は決まっていますが、改めて本当に格闘技が大好きなんだなと思って。だから格闘技を心の底から楽しんでるヤツは最高に強くなりますし、絶対負けないんで。そういう覚悟が決まりましたね」
──クレベル選手の進化をどうとらえていますか。
「(クレベルは)スタイルが確立されてるので、そこに対してどれだけ自分をぶつけるかだと思う。100%の鈴木千裕を当てれば絶対勝てると思うので俺はそれをやるだけですね」
──どんな試合をしてフィニュシュしたいですか。
「自分はパンチのKOです。去年できなかったことをやります」
──メインイベントが深夜になる可能性については?
「自分は(2023年11月に)アゼルバイジャンで、日本時間で夜中の3時ぐらいの試合を味わってるので、そこは問題ないですね」