キックボクシング
レポート

【NJKF】108戦目でまさかの初体重オーバー…不調の国崇が合計4度のダウンを奪われTKO負け、MARIが3階級制覇

2024/11/04 15:11

▼WメインイベントI NJKFミネルヴァ ライトフライ級王座決定戦 3分3R
×美斬帝(テツジム/同級1位)
判定0-3 ※29-30×2、28-30
○MARI(ナックルズGYM/同級2位)
※MARIが新王座に就く。


 Wメインイベント第1試合はNJKFミネルヴァ・ライトフライ級王座決定戦で、過去にミネルヴァのアトム級、ピン級王座を獲得している同級2位のMARIが3階級制覇を目指して、同級1位の美斬帝と激突。MARIはこれが約1年ぶりの復帰戦でいきなりの大勝負となったが、これまで幾度も挑戦しつついまだベルトを巻けていない美斬帝も初戴冠に意欲を燃やしているだけに、両者には多くの声援が集まった。

 1R、序盤から前に出てカーフやパンチを出してくる美斬帝に、MARIはパンチで応戦、組んでのヒザも繰り出す。その中で美斬帝も距離を取るとパンチを返していく。


 2Rになると打ち合いの場面が増え、美斬帝のパンチがヒットする場面も。だが全体には上段前蹴りなども交えて攻めるMARIが優勢で、2R終了時の判定は3者とも20-19でMARIを支持。

 3Rにはさらに打ち合い中心の展開となり、美斬帝も最後まで攻めの姿勢を見せたが、判定は30-29が2人、30-28が1人の3-0でMARIに。MARIが復帰戦で勝利し、3階級制覇を成し遂げた。

 ベルトを巻いたMARIはマイクを持つと「ケガして1年ぶりの復帰戦で、しかもタイトルマッチになって不安な部分もけっこう大きかったんですけど、皆さんの応援のおかげで獲ることができました。3階級制覇することができて、同じベルトなんですけど、一番重さを感じます。打ち合いの中でも『絶対負けない』という気持ちで戦いました」とコメント。


 さらに試合後には「久々の復帰戦で、力が入って疲れました。打ち合いの中では、自分の方が若干当てているかなという実感はありました。今後は、3階級制覇に実力が伴うようにしたいのと、まだ世界タイトルに挑戦したことがないので、そのチャンスを掴めるように頑張っていきたいです」と、早くも次の目標を掲げていた。

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