キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】龍翔が2年半ぶりの復帰戦で三宅祐弥にカーフキックでTKO勝ち、トーナメント決勝進出を決める

2024/11/01 14:11

▼セミファイナル DEEP☆KICK-60kg契約 3分3R
〇津留純平(FASCINATE FIGHT TEAM)
TKO 2R 0分54秒 ※レフェリーストップ
×聡一郎(道化倶楽部)


 赤コーナーには、4月より始まった同級挑戦者決定トーナメントに参戦するも準決勝でその後タイトルマッチをも制し王者となったGUMP(TEAM TEPPEN)に判定負けを喫し、今回が復帰戦となる同級4位の津留。


 対するDEEP☆KICK初参戦の聡一郎は、DEEP☆KICKで戴冠歴のある山口兄弟(山口裕人・山口侑馬)率いる道化倶楽部所属選手でプロ戦績は6勝5敗6KO、勝ち=KO勝利という戦績に見た目からも分かる通り剛腕で次々と選手を屠ってきた倒し屋だ。互いにKO率が高く、KO決着必至と予想されたこの戦いは正に予想通り、2RTKOで幕をおろすこととなる。


 試合は1R、互いにロー・カーフで前足を削り合うと聡一郎は津留をロープ際に詰め豪快な左右のフック連打を放つ、その勢いたるや会場からもどよめきが起こる。しかし津留は冷静、踏み込んでくる聡一郎に前蹴りにジャブを合わせながらカーフキックを合わせていく。中盤にはカーフで聡一郎の足が崩れるシーンも。津留はそこからカーフの本数を増やし圧をかけていくと左フックに膝と立て続けにヒット、セコンドからも効いたぞ!と檄が飛ぶ。


 すると今度は聡一郎、威力抜群の左右のフックを振るいながらでどんどんと前に踏み込んでいく、まだまだここからという気合が見えるも足のダメージは甚大、カーフキックで足が流れる聡一郎に津留はカーフを4連続で叩き込むと聡一郎は倒れこみファーストダウンを奪う。立ち上がる聡一郎だが今度は津留の右膝がクリーンヒットし続けざまに2度目のダウンを喫す。立ち上がった聡一郎に津留は猛攻をしかけるも聡一郎のパンチは死んでいない、残り時間が僅かだったこともあり津留もあと1ダウンが奪いきれず第1Rが終了。


 続く2R、聡一郎としてはここで挽回を狙いたいが津留は開始早々からカーフの連打をどんどんと蹴り込んでいく。それでも根性を見せる聡一郎、フックを軸に逆転の一撃を狙っていくが津留は冷静にパンチをまとめながらカーフを当てていき、最後もカーフキックでダウンを奪取するとレフェリーが続行不可能を宣告、津留が2R54秒TKO勝利を奪った。


 これでプロ戦績8戦6勝2敗4KOとなった津留、来る次節トーナメントに向けてアピールもバッチリだろう。次こそはベルトに辿り着くことが出来るか。

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