試合で魅せて再戦をアピールしたい
──ペップンソン戦では、チョット戦のフィニッシュになった胴廻し回転蹴りも何度か出していました。あれは?
「前回、それで倒せたというのもあるし、大技の一つとして出したという感じですね。僕は基本的にバックスピンキックが多いんですけど、この前はチョット戦の影響もあって、胴廻しが多くなりましたね」
──あの技って、疲れた選手が終盤に掛け逃げみたいな形で出すことも多い印象ですが、久井選手は違いますね。
「倒すということもそうですけど、『おおっ!』となる感じも好きで。僕は逃げるという意識は全くないです。まあでも、普段、胴廻しの練習はできてないので、試合で練習……と言ったら言いすぎですけど、本当にそれぐらいの感覚ではいます」
──今回は、「これで倒したい」というような技は?
「作戦はいっぱい用意してるんですけど、どれがハマるのかなという感じですね」
──この試合が11月頭で、もちろん勝つ前提だと思いますが、その先というと?
「やっぱり12月30日の横浜武道館大会は、大きい大会なので出たいですね」
──ビッグマッチですし、大きなカードになると思いますが、そこで戦いたい相手はいますか?
「やっぱり負けた相手にはリベンジしないとアカンなと思ってるので、ピッチ・ソムパッツ選手ですね。今年負けたので、やっぱり今年やり返したいなっていうのもあるので」
──ピッチ選手は8月大会で初来日して、激闘の末に勝利しました。あの試合はどう思いましたか?
「やっぱり強いなと。カンボジアだけで強いんじゃなくて、日本でやっても強いんやなっていう印象ですね。けど、今やったら負けないなっていう自信もあります」
──「今なら負けない」という根拠とは?
「やっぱり自分が試合を重ねて強くなっていて、レベルも上がっていってると思うので、今やったら勝てる自信があります」
──それを実現させるためにも、今回はいい勝ち方をしないとですね。
「そうですね。試合で魅せて、アピールしたいと思っています。とりあえず今回の試合に集中して、次また試合を組んでもらえたら、そこに向けてやっていきたいと思っています」
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
「初めての配信の試合なので、画面越しに見ていても、見てる方が熱くなれるような試合をするので、応援してもらいたいです。よろしくお願いします」