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2024年10月19日(日本時間20日)、米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて『UFC Fight Night: Pereira vs. Hernandez』(U-NEXT配信)が開催された。
メインではアンソニー・ヘルナンデス(米国)とミシェル・ペレイラ(ブラジル)がミドル級連勝対決。ペレイラの初回の猛攻を凌いだヘルナンデスが以降を圧倒。5R TKO勝ちでトップランカーとの試合をアピールした。
平良達郎、鶴屋怜、朝倉海が参戦で注目のフライ級では、チャールズ・ジョンソンがス・ムダルジに競り勝ち4連勝。14位のアスー・アルマバイエフが7位のマテウス・ニコラウを下し、UFC4連勝をマークしている。
また、試合4日前に欠場したバンタム級のブレイディ・ヒースタンドに代わり、キャメロン・スマザーマンが緊急参戦し、ジェイク・ハドリーと対戦。初参戦でハドリーを撃破した。
UFC Fight Night: Pereira vs. Hernandez 速報
▼ミドル級 5分5R
〇アンソニー・ヘルナンデス(米国)13勝2敗(UFC7勝2敗)※UFC6連勝 185.5lbs/84.14kg
[5R 2分22秒 TKO] ※パウンド
×ミシェル・ペレイラ(ブラジル)31勝12敗(UFC9勝3敗)185.5lbs/84.14kg
1R、ともにオーソドックス構え。ペレイラは左ボディストレート、左前蹴りと腹を狙って前に。左ボディを当てると一気にラッシュ。ヘルナンデスの組みを切ったペレイラだが、いったん間をおくと。ヘルナンデスが前に。左ジャブから組んで首を抱えるが、突き放すペレイラ。
左前手フックからサイドキック、後ろ廻し蹴りも。左から右で詰めるヘルナンデスを両差しにして離れるペレイラ。ヘルナンデスは右ストレートを当ててダブルレッグも捨て身に。すぐにレッスルアップで立ち上がるヘルナンデス。
再度のダブルレッグを切るペレイラだが、受けに回る展開。細かい左右からケージを背にさせるヘルナンデスはバックフィスト。
さらにボディロックテイクダウン! サイドを奪うと抱きつくペレイラが足を戻したところにヘルナンデスが中腰からパウンドを入れてホーン。
2R、すぐに詰めてダブルレッグからケージまで押し込むヘルナンデス。その右手が目をこすり中断。再開。右オーバーハンドのヘルナンデス。体を入れ替えたペレイラだが、ヘルナンデスのジャブで下がる。前に出るヘルナンデスにペレイラはノーアームのギロチンチョーク! そのままがぶり絞めるが、横になって外したヘルナンデスが上に!
パウンドから肩固め狙いも外したペレイラ、立ち上がりに詰めてダブルレッグテイクダウンはヘルナンデス! ヒジを落とし、立ち上がるペレイラを再びダブルレッグテイクダウン。さらに起き上がり際にギロチン。外してヒザ蹴りと攻めダルマに。ハーフガードのペレイラにヒジを打ち込み、ホーン。
3R、ヘルナンデスはすぐに詰めてシングルレッグから後ろを見せたペレイラにバッククリンチ。離れたペレイラを詰めて左右からダブルレッグへ。ここは差し上げたペレイラは首相撲ヒザも、押し込むのはヘルナンデス。
ダブルレッグテイクダウンで背中を着かせると左ヒジ、左右のパウンド、ペレイラの足をパスし、マウントへ。足を戻したペレイラにパウンドし、パス、肩固め。
自身のヒザ裏を掴んでディフェンスのペレイラ。外したヘルナンデスに亀になり動けず。サイドバックからパウンド、ペレイラが正対するのを待って横腹にヒジ、パウンドを打ち込みホーン。
#UFCVegas99 Official Result: Anthony Hernandez (@ilovebamf) defeats Michel Pereira by TKO, Round 5, 2:22
— UFC News (@UFCNews) October 20, 2024
Complete Main Card Results ➡️ https://t.co/L946Q6AxVe
4R、左右を振ってすぐに組むヘルナンデス。金網背に耐えるペレイラ。しかしヘルナンデスはなおも休まずテイクダウンをアタック。シングルレッグテイクダウンから半身のペレイラにレッグドラッグからパウンド。立ち上がるペレイラにハイクロッチで崩して、頭を抱えて寝かせてヒジ! ようやく立ち上がるペレイラだが、正対すると足にダブルレッグテイクダウンの無限地獄を見せるヘルナンデスは、ペレイラに鉄槌連打! ペレイラの立ち上がりにバックヒジを繰り出す。体幹が保てないペレイラを崩してホーン。
5R、先に中央に出てダブルレッグからドライブし、バッククリンチで押し込むヘルナンデスはワンツーを当てるとダブルレッグテイクダウン。ハーフからサイド、マウントへ。ついに出血したペレイラもハーフに戻すが、押さえつけたヘルナンデスはヒジを連打。レフェリーが間に入った。
初回の序盤以外は、ペレイラに防戦一方にさせたヘルナンデスが最終回にTKO勝ち。ペレイラはUFC8連勝中でストップ。試合後ヘルナンデスは「トップランカーとの試合をくれ、相手はタフだったが、自分のスタミナを信じて戦った」と語った。