MMA
インタビュー

【UFC】平良達郎「“ランク1位の相手にこんなにやるんだ”という、本当に強い姿、圧倒する姿を見せたい」=10月13日(日)

2024/10/10 12:10
 2024年10月12日(日本時間13日朝5時開始)米国ネヴァダ州ラスベガスで開催される『UFC Fight Night: Royval vs. Taira』にて、UFCフライ級5位の平良達郎(THE BLACKBELT JAPAN)が同級1位のブランドン・ロイヴァル(米国)と5分5Rで対戦する。  UFC APEXでのメインイベントに向け、9日(同10日)同地にて記者会見が行われた。  同大会をライブ配信するU-NEXTによる事前インタビューでは、米国デンバーのフォージ・ファイト・クラブ(※旧エレベーション・ファイト・チーム)での3週間のファイトキャンプでサウスポー対策なども行い、「間違いなく前戦よりスキルも上がって、本当に世界一の選手に確実に近づいていると思っているので、今回進化した姿というか、“ランク1位の相手にこんなにやるんだ”という、本当に強い姿、圧倒する姿を見せたいと思います」と力強く語っていた平良。  デンバーでかつて練習をともにしたこともあるロイヴァルについては、「最近の2戦で(王者アレッシャンドリ)パントージャとも(2位ブランドン)モレノとも結構打撃戦をやっているので、たぶん僕の寝技に警戒して打撃をやりたがるんじゃないかと思っていて。そうなった場合にスタンドで圧をかけられて手数もバンバン当てられたら向こうのペースになっていくと思うので、スタンドでの最初の勝負はキーになるかな」と、東京・沖縄、そしてデンバーで磨いたスタンド技術が最初のキーになるとした。  今回は、メインイベントのため5分5R戦となる。1位のロイバルとの試合はその先にある王座戦に繋がる試合だ。  平良は、「ロイバルは現王者のパントージャとも実際戦っていますし、前王者のモレノとも戦っている、そういう選手と5分5R、戦えることは、タイトルマッチに向けてもいいマッチメイクだなって感じています。5分5Rの長い戦いで持久戦になった場合の自信もあるので、スタミナであったりという向こうの武器に負けないように強い気持ちを持って、5R戦うことになったとしても25分間倒しにいくだけ」と、どんな展開になっても、対応できる準備はしてきたと自信を見せる。  さらに「『新時代が来たぞ』というような感じです。昔からいるパントージャ、モレノ、ロイバル……、そのあたりがトップに居続けているので、そこをしっかり倒して、フライ級に新しい選手たちが来たことを示したいです。同じ相手同士の再戦や3度目の対戦がフライ級では多かったのが、いちファンとして見ていてつまらないな、と思っていたので。ここでもう割り込みたい! っていう気持ちから今回の試合は圧倒して勝たないといけないと思っています」と、フライ級の新時代を自身が作るとした。  ラスベガス入りしてからの記者会見での一問一答は以下の通りだ。 [nextpage] これに勝てばタイトルマッチが決まるなと ──ファイトウィークにようこそ。2回連続のメインイベントですが、お気持ちはいかがですか。 「2回目のメインイベントですごい気合いが入っています。全てがいま順調です」 ──2回連続のメインでUFCとしても期待を向けているんだろうなと感じますが、ご自身としてプレッシャーに感じたりとかは? 「プレッシャーというよりかは、目の前のロイヴァル選手にフォーカスしていて、この試合を楽しもうかなって思ってます」 ──対戦相手がロイヴァルだと聞いた時、どう思いましたか。 「これに勝てばタイトルマッチが決まるなと思いました」 ──どんな試合展開を予想しますか。 「本当、1Rからプレッシャーをかけて、2R、3Rに仕留められたらなって考えてます」 ──ここまでのキャリアの中で1番大きな試合と捉えていますか。 「そうですね、僕のキャリアを振り返っても一番大きな試合になるかなって感じてます」 ──これに勝って王者挑戦とご自身でも先ほど仰いましたが、勝てば大丈夫という風に捉えていますか。それともやっぱり大きなインパクトが必要でしょうか。 「大きなインパクトは必要かなって考えてます。競る試合とかは考えてなくて、自分の強さを出す試合にしたいなって思っています」 ──目の前の試合というところだとは思いますが、その次に待ってるであろう王座戦について考えるようなことはありますか。 「この試合に集中はしてるんですけど、本当タイトルマッチっていうのは、僕の中でずっと頭の中では想像してます」 ──UFCは2017年(『UFC Fight Night: Saint Preux vs. Okami』)以降、日本で開催できていません。昨日、デイナ・ホワイト代表も「日本に行くには日本のスターが必要だ」というような発言もありましたが、ご自身がそのスターになれると感じていますか。 「そうですね。本当、UFCが日本に来るってことでそのスターに自分ならなれるかなって。なりたいなって思ってます」 ──朝倉海選手がUFCに入って、かつフライ級ということですけどもどうですか。 「朝倉海選手の参戦ですごく刺激になるものもありますし、自ずといいライバル関係というか、そういうのになれたらと思っています」 ※現地メディアの取材では今後の朝倉海も加入するフライ級戦線について問われ、「(11月3日のアミル)アルバジと(ブランドン)モレノの試合はお互いに復帰戦ということで僕もすごく注目しているし、朝倉海選手が誰と試合をするのか、UFCでの彼の試合も見てみたいし。でもやっぱりUFCという舞台でコンスタントに結果を残し続けているのは僕だと思うので、それを今回の試合もより勢いに乗って“平良しかいねえな”というのをUFCにアピールする試合にしたいと思っています」と答えている。 ──ブランドン・ロイヴァルのストライキング能力についてどのようにとらえていますか。かつ、ご自身のストライキングも発揮できると? 「そうですね。自分のストライキングの強みも出せる試合になるかなって思ってます。でも彼のストライキングの手数に対しては、すごいなと評価してます」 ──相手の一番の長所、一番警戒しなくてはいけないのはどこだと考えていますか。 「相手の一番の武器は体力、カーディオかなって思ってます」 ──勝ちに向けて必須なことは? 「本当、5分5Rいろんなことをしてくる選手なので、スピニング系とか、色々彼の攻撃に注意しながら、相手にダメージを与えていこうかなって思ってます」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント