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2024/10/05 09:10

▼第3試合 キャッチウェイト (54.0kg) ムエタイ 3分3R
×エイミー・ピルニー(スコットランド)
[判定0-3]
〇シール・コーエン(イスラエル)※

※コーエンがハイドレーションテスト不合格。アトム級でのムエタイ戦は中止に。対戦相手のエイミー・パーニーは試合を行うことを希望したため、コーエンに翌日の再テストを許可。コーエンはハイドレーションテストに合格し、119.25ポンドのキャッチウェイトでのムエタイ戦が交渉された。コーエンはファイトマネーの50%をパーニーに譲渡して試合実施に。





 ピルニーはアマチュアムエタイで多数の金メダルを獲得し、プロではWBCムエタイ・インターナショナル女子フライ級王座、ISKAイギリス女子スーパーフライ級王座、ISKAムエタイ女子ストロー級王座、ENFUSION世界女子52kg級王座、ライオンファイト女子スーパーフライ級王座などを戴冠。2015年、2016年、2019年にはUKムエタイアワードで年間最優秀女性ファイターに選出された。現在21連勝中でシルビア・ラ・ノット、ララ・フェルナンデスにも勝利している。2024年8月にONE初参戦を果たすとユー・ヨウ・プイを1Rわずか49秒で左フックによる失神KO勝ちを収めた。



 コーエンはキックボクシングを15歳から始めてWAKOワールドゲームズで優勝。ムエタイの名門フェアテックスで練習を積み、Road to ONEから本戦出場の切符をつかんだ。ONE初参戦は2024年3月でテオドラ・キルオバにTKO勝ち、8月にはフランシスカ・ベラに判定勝ちして2連勝。9勝(3KO)1敗。イスラエル人ではONE初の契約選手となる。



 前日計量でコーエンは時間内にハイドレーションテストをパス出来なかったが、ピルニーが試合を希望したためキャッチウェイトで試合が行われることになった。コーエンはファイトマネーの50%をピルニーに支払う。



 1R、
前蹴りを多用して前へ出て行くピルニーは、右ストレート、右ロー、左右ボディと攻撃を散らしていき、接近すると首相撲でコカす。前に出るピルニーに下がるコーエンは、ピルニーの蹴りに合わせて右を打つ。ピルニーが右フックからの右アッパー。下がるコーエンにピルニーは追いかけるのをやめ、その場に立ち止まる。



 2R、
左右の前蹴りを放って右ストレート、強い右ローと右ミドルを蹴るピルニー。コーエンは蹴りをキャッチしてのコカしを見せる。中盤を過ぎると急にコーエンが前に出て左右フックと右ローで攻め込むが、ピルニーは首相撲からのコカしで攻撃を遮断する。ピルニーはコーエンに蹴り足をキャッチされると、足を持たれたまま右の連打。蹴りに合わせて右を打ち、ピルニーが下がると圧をかけて右を打つコーエン。ピルニーはヒジで対抗。



 3R、
パンチで前へ出るコーエンを首相撲で回し飛ばすピルニー。首相撲持ち込むと鋭いヒザを蹴る。ピルニーがヒジを打ちに行ったところでコーエンの左手がアイポークになり、試合は中断。前に出て左右フックを打つコーエンにピルニーは首相撲で対抗。ピルニーが左ミドルを蹴るとコーエンが左フックを当てる。ピルニーの蹴りにパンチを合わせていくコーエン。疲れが見えるピルニーにコーエンが攻め込むラウンドとなった。



 判定は3-0で、2R中盤から左右フックで攻撃に転じたコーエンが勝利した。

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