2024年9月18日、山本美憂(KRAZY BEE)が、山本“KID”徳郁の七周忌法要を終えたことを報告した。
山本は、「亡弟 山本“KID”徳郁の七周忌法要を家族や生前ご交誼いただきました皆様のお陰をもちまして無事に終えることができました。KIDがいなくなってから、6年間という歳月が経ちましたが、今でも沢山の仲間やファンの方に思い出していただき本人も幸せだと思います。山本家一同心より感謝申し上げます」「今後もKIDから受け継いだものを大切にし、山本家そして KRAZY BEE選手一同精進してまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます」と記し、問い合わせの多い、墓参について下記のように紹介した。
「KIDが眠る大本山 弘法寺はJR線田町駅、都営三田線・浅草線の三田駅などからアクセスできる場所にございます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りいただけたら幸いです(※参拝は本堂のみ可能)。
また、格闘家・山本“KID”徳郁の伝説となった試合の舞台裏なども含めて振り返る番組『山本 KID の愛と夢 ~IT WAS ALL A DREAM~』がU-NEXTにて配信中ですので、こちらもご視聴いただけましたら幸いです」
ドキュメンタリーに映し出されている、KIDが過ごしたグアムについて、美憂は本誌の取材に、「のんびりしたところや人の温かさ、兄弟のような人がグアムにいっぱいいたのと、人生のなかでの一番の大親友がSPIKEのヘッドコーチなんです。メルカ(・マニブッセン※1998年にPUREBREDグアム主宰)と一緒にいたくて、そのメルカがずっと最後までグアムに移ってからKIDが亡くなるまで最後までついていてくれて、(アンディ・ウィンとの再戦直前に)『美憂はトレーニングに行って来い』と言ってくれて、そういう状況を作ってくれました」と語っている。
KIDと最期のときを過ごしたメルカは、『山本KIDの愛と夢~IT WAS ALL A DREAM』のなかで、闘病について、「ノリの身体は癌に侵されていたけど、精神は20歳の時くらい若くて鋭かった。身体の痛みもすごかっただろうし、普通の人なら『お願い、痛み止めを打ってくれ』と頼むだろうけど、ノリは絶対に言わなかったんだ。癌はノリの身体を奪ったかもしれないけど、マインドも精神も奪えなかった。これだけは100%言い切れるよ」と明かし、KIDの拳の『IT WAS ALL A DREAM』についても語っている。
また、山本美憂は2023年大みそか『RIZIN.45』での伊澤星花戦後、MMAを引退。後進の育成と、新たなの夢のためにトレーニングを続けている。
2024年8月の『RISE 181』では全日本女子ボクシング選手権大会シニアの部バンタム級優勝の宮本芽依(KRAZY BEE)のRISE4勝目のセコンドとしてサポートを務めており、本人も、無敗の宮本らとの練習の模様を公開している。どんな形で「新たな挑戦」を見せるか。