MMA
ニュース

【DWCS】内藤由良「ミドル級という階級で日本人が戦えることを示したい」、18日朝カメルーン戦士とUFCの契約を賭けて対戦!

2024/09/17 12:09
 2024年9月17日(日本時間18日朝9時~)、米国ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXにて開催されるUFC登竜門大会『ダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ(DWCS)2024』第6週(UFC Fight Pass配信)に、現ミドル級キング・オブ・パンクラシストの内藤由良(リバーサルジム横浜グランドスラム)が出場、アテバ・アベガ・グーティエ(カメルーン)と対戦する。  両者は16日(同17日)に現地にて前日計量を行い、ともに186ポンド(84.36kg)でパス。いよいよ試合まで待ったなしで内藤は、公式に「ミドル級という階級で日本人が戦えることを示したい」と意気込みを語っている。 ▼ミドル級 5分3R内藤由良(リバーサルジム横浜グランドスラム)MMA6勝0敗アテバ・アベガ・グーティエ(カメルーン)MMA5勝1敗  内藤は、MMA6勝無敗。1996年横浜出身で、レスリング歴14年。2011年全国中学生選手権フリースタイル73㎏級で準優勝。その後も、神奈川・磯子工高から国士舘大に進み、2016年JOC杯ジュニア84kg級優勝、2016年の全日本選手権86kg級5位、2018年全日本大学選手権97kg級準優勝など活躍。3歳から始めた極真空手歴10年の経験も持つ。  8歳からピーズラボ横浜でちびっ子レスリングを始め、鈴木みのる、大石幸史、アライケンジ、佐藤光留らパンクラスイズムの選手たちからレスリングを学び、プロMMAの全試合をPANCRASEで戦ってきた。デビューから4連勝後の2022年3月にロッキー川村2(川村亮)との師弟対決でミドル級王座戴冠。  2024年6月30日の『PANCRASE 345』で、ディラン・オサリバンの代役のアリ・カラダギィを1R、テイクダウンからのパウンドヒジでTKOに下し、あらためて「自分が行くところはUFCしかありません。皆さんの声も力になります。ぜひバックアップしてもらえれば嬉しいです。ダナ(UFC代表)、ショーン(UFCスカウティング)、アイム・ナンバーワン・ジャニーズミドルウェイトファイター!」とマイクアピールしていた。  そのダナやショーンらUFC首脳陣の目前で行われるDWCSは、1大会5試合のなかで、勝敗はもちろん試合内容も加味され、UFCとの契約が審査される大会で、日本人では、2022年8月の『DWCSシーズン6』で木下憂朔が3R TKO勝ちでUFCとの契約を決めている。  今回、内藤と対するグーティエは、内藤と同じ183cmの長身オーソドックス構えで、28歳の内藤よりさらに6歳若い22歳。唯一の敗戦はスプリット判定で、それ以降は4連勝し、いずれも1Rでフィニュシュしている。ボクシングベースで、ワンツーの右は長く、スリーの左フックもパワフル。さらにワンツーからの左ハイキックを得意とし、近距離ではオーソでも蹴るのは左で、首相撲ヒザも強烈だ。  しかし、スタミナとテイクダウンディフェンスに課題を残し、黒星を喫した2年前のBudo FCでは、トップ・バックを奪うも2R以降に手数が減り、地元のグレン・ウイリアムズ寄りの判定に敗れている。  2023年12月のマンチェスターでの試合での初回TKO勝ち後は、2024年6月のサンボ・アフリカ選手権コンバットサンボ88kg級に出場。決勝でテイクダウンによるポイント差で敗れているグーティエは、MMAでは2年前の敗戦からどんな進化を遂げているか。  試合結果のみならず試合内容もUFC契約の査定に関わるDWCSで序盤からフィニュシュを狙うパワフルなグーティエを相手に、内藤はいかに初回で立ち会い、中盤以降で持ち味を発揮するか。  前週では、日本の岩﨑大河が元GLORY戦士ユースリ・ベルガウイ(オランダ)と対戦し、3RにTKO負けで契約ならず。その勝者のベルガウイも試合内容が評価されず、UFCとの契約は見送られている。内藤の前戦でセコンドについた岡見勇信に続き、日本人にとって高いミドル級の世界の壁を、内藤は越えられるか。 ◆DWCS Week 6 Official Weigh-In Results Bantamweight Featured Bout: Aaron Tau (135.5) vs Elijah Smith (136) Heavyweight Bout: Talisson Teixeira (259) vs Arthur Lopes (218) Welterweight Bout: Joey Hart (170.5) vs Benjamin Bennett (171) Middleweight Bout: Ateba Gautier (186) vs Yura Naito (186) Lightweight Bout: Ahmad Hassanzada (154.5) vs Dylan Mantello (156)
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.333
2024年7月23日発売
UFC6連勝で日本人初の王座を射程に入れた平良達郎、ペティス下した堀口恭司ら軽量級の雄を特集! RIZIN井上直樹×高木凌、K-1から金子晃大、玖村将史らを直撃。武尊×野杁×与座も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント