8名によって争われるライト級GP。日本からは川尻と上迫の2名がエントリー
2019年10月12日(土)エディオンアリーナ『RIZIN.19』で開幕する「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント」の出場8選手が発表された。
日本からはキャリア19年、41歳の大ベテランである川尻達也(T-BLOOD)と、元DEEPフェザー級王者・上迫博仁(Team Cloud/和術慧舟會HEARTS)の2名がエントリー。世界各国の強豪たちを迎え撃つ。
参戦発表を受けて川尻は「やっと掴んだチャンス。誰が何と言おうと全てを懸けて戦い抜く。全部ひっくり返してやる!」との意気込みを11日に自身のSNSに投稿。20代でPRIDEライト級GP。30代でDREAMライト級GP。40代でRIZINライト級GP。楽しいファイター人生だよね」と、各年代でその時のトップ団体でトーナメントに参戦してきた歴史を振り返った。
上迫は空手、柔道、レスリングを経て2012年1月にMMAプロデビュー。容赦ないサッカーボールキックを武器に2017年7月にDEEP王座を獲得。現在はパンクラスのトップランカーとして活躍する。RIZINには8月大会で初参戦し、イーブス・ランドゥーにTKO勝ち。
「RIZINライト級グランプリに参戦します。勿論、俺が1番格下だって事はわかってる。でも俺が勝ち上がったら面白いでしょ? 気負うものや失うものは何も無い。あるのは恐怖とチャンス。選んで頂いたことに感謝し、また全力で尽くします」と、自身のSNSに意気込みを投稿。
しかし、昨年末から繰り広げられてきた出場者査定試合の最後に出場し、一度の勝利で日本代表に選ばれたことから、一部のファンから批判を浴びたようだ。上迫はそういった声に対し、「俺がライト級GP参戦するにあたって、批判の声が多いし、言いたい事もわかる。けどそこに対して後ろめたさは一切無い。ただ選ばれたからには勝つ。どんなにやられても勝てれば良い。死んでもいい覚悟を決める。この舞台を与えてもらえた事を心から感謝している。そんな心境」と、批判されても勝てばいい、との覚悟を綴っている。
なお、トーナメント組み合わせは来週に行われる記者会見で「新しい画期的な方法で、一部ファンにも参加してもらって決めます」(榊原信行RIZIN CEO)とのこと。今大会で8名による1回戦が4試合行われ、大晦日大会にて準決勝と決勝の3試合が行われる。
<RIZINライト級トーナメント出場者>
川尻達也(T-BLOOD)
上迫博仁(Team Cloud/和術慧舟會HEARTS)
ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)
パトリッキー“ピットブル”フレイレ(ブラジル)
ジョニー・ケース(米国)
ルイス・グスタボ(ブラジル)
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)
ダミアン・ブラウン(豪州)