「子供が見ちゃいけないぐらいの試合にする」と鼻息荒い古村(C)KNOCK OUT
2024年9月21日(土)アクロス福岡『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 Vol.4』にて、KNOCK OUT-REDライト級3分3R延長1Rで対戦する古村匡平(FURUMURA-GYM)とMANGKORN YOK BRAVELY(タイ/BRAVELY GYM)のインタビューが主催者を通じて届いた。
古村「チャンピオンをも震え上がらせるような倒し方を見せますよ」
地元・九州での『KNOCK OUT』初大会で弟の古村光とともにBRAVELY GYMのタイ人選手と対戦するが、今年、同じジムのREITO BRAVELYに敗れているだけに、その意気込みはハンパない。
──古村光選手は、九州での試合は4戦のみとお聞きしました。匡平選手はもっと多いですよね?
「そうですね。でも、プロになってからは意外と少なくて、10戦ぐらいかな? タイでの試合もけっこうあるので。九州では、相手がいなくなったんですよね。2019年に『大和』というイベントのタイトルマッチで、当時KOを連発して防衛を重ねていたチャンピオンを俺がKOしてタイトルを奪ったら、みんな縮み上がっちゃって誰も挑戦してこなくて……という感じでしたからね(笑)」
──なるほど。番長をのしちゃった、みたいな感じだったんですね。匡平選手は、九州で出場したイベントは『大和』だけだったんですか?
「はい。弟は『KODO』にも出てましたけど、俺はなくて。だから俺自身は、BRAVELY GYMのことも全然意識してなかったんですよ。まだ今みたいに選手が増える前で『KNOCK OUT』とか東京のイベントに出るような選手もいなかったですし。タイ人のトレーナーが強い、という印象はありましたけど。それこそスリヤンレックとか、ONEでも活躍するような選手ですからね。そのスリヤンレックにTKOで勝てた(2023年4月、「大和」福岡大会)のは、いい経験になりました」
──昨年4月、『大和』の福岡県うきは市での大会ですね。
「バットマンもそうですけど、やっぱりONEで活躍しているような選手は強いですからね。そういう選手と渡り合えたのは、世界で戦えるという自信にもつながったし、可能性も感じさせてくれたので、その意味では、BRAVELY GYMには俺もいい経験をさせてもらいました。ただ、そこに勝ったのに、今年まさかのREITO BRAVELYに負けたのがショックでショックで」
──2月のRIZIN佐賀大会での試合ですね。
「まさか自分が負けると思ってなくて、ホントに頭に来てます。もちろん自分が悪いんですけど。初めてのKO負けだったし、効いた感じもなかったし。オープニングファイトだから早めに止められたのかな? とかも思ったんですけど…実際、ナメてましたね」
──それが出てしまったと。
「せっかく、そこまでの波も作っていたし、重森(陽太)に挑戦する道のりも作っていたのに、あの試合で崩れてしまって。ホントに『ふざけんな』という感じですね。だから今は、BRAVELY GYMは目の上のタンコブみたいな感じですね」
──では、今回MANGKORN選手に勝って、REITO選手へのリベンジにもつなげたい?
「いや、そこは考えてないです。上を目指す過程で対戦する機会があればやりますけど、それを一番にはしてないです。今回俺が勝って、重森に挑戦する過程でアイツが障害になるなら今度こそ叩き潰しますけど、自分から追いかけはしないつもりです」
──そうすると今回の試合は、福岡で自分の強さを見せつけるということと、重森選手への挑戦を実現させるためのアピールという意味合いが強いわけですね?
「はい。俺は『KNOCK OUT』に参戦し始めて4年目ぐらいになるんですけど、最初からずっとタイトルを狙ってるんで。それこそ『KNOCK OUT』での負けはトーナメントでの1回ぐらいしかないはずなのに、何でタイトルマッチが組まれないんだろうと思ってるぐらいですから。重森とは1回もやったことないですけど、自分からすると因縁の相手なので、叩き潰してタイトルを奪いたいんですよ。だから今は1試合でも早くタイトルマッチに辿り着きたいです」
「強いっすよ。ちゃんと強いと思います。ムダな動きが少ないですよね。サウスポーからシャープなストレートも出せるし、ミドルもうまいですし。決して弱い選手じゃないと思います。でも、そんな相手を力でねじ伏せて勝ちたいと思っています」
──相手が強くても。
「見た人が『何だコイツ、バケモノになってんじゃん!』って思うような試合をして勝ちたいですね。それこそセコンドにREITOがいたら震え上がるようなKOを見せますよ! REITOは左ストレートで俺からKO勝ちしてるので、MANGKORNもそれを狙ってくると思うんですけど、それが当たってももう倒れないんで」
──今度は大丈夫ですか。
「ナメてるわけじゃないですよ。ちゃんと警戒しながらも、セコンドもろとも恐怖に怯えさせるような倒し方をします。『アイツら兄弟にはもう二度とケンカを売るまい』と思わせるような」
──その様子を会場のお客さんに届けると同時に、配信で全国に見せつけると。
「それは大きいですね。重森も見てると思いますし(笑)。配信で見てるチャンピオンをも震え上がらせるような倒し方を見せますよ」
──その準備はもう万端ですか。
「バッチリです! いかに当てるかという技術面もそうですけど、メンタル面でも殺気を高めているところです。本当にぶっ殺すつもりで試合に臨んで、一撃必殺で倒します」
──この試合に関して、常に発言が物騒ですよね(笑)。
「いやホントに、気持ちが高まりすぎてて、そんな試合を見せていいのか?と思うぐらいなんで。試合というよりは、『撲殺』するぐらいの気持ちですから」
──そ、それは……(汗)。
「それぐらいの勢いでいくので、ホントに注目してほしいです。子供が見ちゃいけないぐらいの試合にするので」
──意気込みは十分過ぎるほど伝わったので(笑)、では最後に、改めて今回の試合で一番注目してほしいポイントを教えていただけますか?
「本当に僕たち兄弟はこれから『KNOCK OUT』の象徴になっていく存在で、そのスタートを皆さんにリアルタイムで見てほしいと思ってます。『KNOCK OUT』というイベントだし、倒さないといけないと思うので、爆発力のある試合をしっかり見せます。それを目に焼き付けてください!」