記者たちからの質問にひとつひとつ答えた平本
2024年9月2日(月)18時から都内ホテルにて、平本蓮(剛毅會)が会見を行った。
RIZIN主催ではなく平本蓮個人による今回の会見には、平本のほかに弁護士2名(のぞみ総合法律事務所弁護士・吉野弦太氏と成豪哲氏)が出席。
会見の冒頭で平本からの事情説明があった後、質疑応答の時間が設けられた。以下、その模様。
――RIZINの結果発表を待つことが一番潔白の証明。結果が出る前の今の時点で、平本選手がむりやり押し付けられた薬をそのままにして使っていないことを示す方法は?
「所属事務所で管理しているので、これから必要であれば、その都度証明をしていこうと思います」
――フィジカルトレーナーから怪我を治すためにもらって打った薬はどういう種類でどういう効果が?
「怪我の回復を早め、ドーピング検査に違反しないと言われ、医者ではなく詳しいことは分かりませんが、フィジカルトレーナーを信頼して使いました」
――これまで海外に行って、ドーピングに対する誘惑は実際にあったのか、なかったのか。
「そのような現場も見たこともないし、そのようなやりとりが話にあったことも一度もありません」
――ドーピングそのものに対する平本選手の考え方の位置付けは?
「自分は正々堂々と戦ったのと、あとは検査結果が全て。まずは待とうかと思います」
――朝倉未来選手を間接的に巻き込んでしまったことに対しては?
「試合自体は正々堂々と戦ったので、自信を持って正々堂々と。でも、このような騒動が出て、引退を懸けて戦ってくれた朝倉選手や陣営にはご心配をおかけしたと思います」
――最後に赤沢氏と話したのはいつ?
「あの電話のタイミングで、8月4日の電話録音が出てからは連絡が取れていない状況です。今でも特別な状況があるのではと心配しています」
――RIZINの検査結果はいつ出ると聞いている?
「今週末とは聞いているのですが、詳しい日にちはまだ分かっていません」
――榊原さんとは何か打ち合わせを?
「自分が会見するとお伝えしましたが、RIZINの指示ではなく自分が開いた会見なので深くは話していません」
――当初は先週までに結果が出るとのことだったが、来週と後ろ倒しになった。その理由は聞いている?
「まったく分からないです。自分も先週出ると聞いて結果を待っていたのですが、なかなか連絡がこなかったので。自分もいつになるか…でも自分は白だと思っています」
ーー吉野弁護士がおっしゃったSNSの憶測混じりの誹謗中傷がよくないのはおっしゃるとおり。SNSでのDisりで人気や存在感を高めた。これからSNSは変えるか?
「反省してます!」
――変える?
「はい! なんか、今回の騒動で、あまりにも自分は嫌われているんだなと改めて感じました。本当は言いたいことがいっぱいあるのですけれど、自分で蒔いた種でもあるのかなと反省しています」
――弁護士に相談したのは?
「(赤沢の)後ろに何人か大人がついているんじゃないかなと思い、1人で対処できる問題じゃないなと思い、弁護士の先生に相談しました」
――もし朝倉未来との再戦になったら?
「いつでも何回でもやります」
――(赤沢から購入する時に)どういうサプリか聞かなかった?
「トレーニングの効率を上げるものとして認識して、試合前にいちいちこれは何とか、聞かないです。見てもいないものもあるので」
――格闘技においてドーピングで強くなることは卑怯だと思う?
「僕は無くても全然勝てるというタイプで。昔の格闘技と今の格闘技はまったくの別物なので、とやかく言う気持ちはないけれど、今の自分には必要ないと思っています」
――朝倉選手も被害者?
「そうですね。早く検査結果が出てほしいなと思います。怪しければ血液検査などもRIIZNの指示に従います。(毛髪検査や血液検査の必要があれば)やります」
――サプリの領収書は?
「やましいことが何もないので自分の名前で振り込ませていただいたし、赤沢さんを信頼したので、自分の名前で振込みました」
――どのように身体を大きくした?
「実績・信頼のあるフィジカルトレーナーに毎日お願いしたメニューをこなして、全体的に格闘技に使えるフィジカルを鍛えて。ひとつひとつの部位を。どういうトレーニングかは企業秘密なので控えさせていただきます」