MMA
インタビュー

【NEXUS】網膜剥離から復活勝利の横山武司「クレベルみたいにRIZINで、RIZINファイターを一本で極めて行く」

2024/08/26 21:08

摩嶋選手とはちょっと早かったかもしれないけど、今後は──

──見事な1R 一本勝ちでした。あれだけ警戒されているなかで、蹴りから組んでの引き込みで三角絞めを極めた。最初はフックガードでした。いったいどうやって?

「結構、際だったんで、引き込み三角はもうずっとやってきて得意なんで。腕を越えて足をかけるのもテクニックでも無いけど、僕にしか出来ない動きで、ほんと一瞬の引き込み三角ですね」

──いい形で引き込めたと。足を組んでからも三角の中の腕、外の腕と切り替えて極めにいきましたね。

「はい。出来れば投げて総合的な展開もやりたかったですけど、やっぱり試合だと得意な必殺技を出しちゃいますね。引き込んだ方が早かったから引き込んだ結果、上手くいきました」

──とはいえ、前回の試合では摩嶋選手に跳びヒザにいったところにパンチ合わされて、ガードを取ったところから「15分くらい記憶がない」と言っていました。そして、手術した目の状況もあるなかで、引き込むことに勇気が必要だったのではないですか。

「目は全然、大丈夫。もちろん入院したときは大変でしたけど……朝起きたら目が見えなくて、手術後は振動を与えるのもダメだったんで、6カ月くらい身体を動かせなくて何も出来なかったし、6カ月休んで2月~3月ぐらいから練習に復帰してようやく動き始めても、いろいろとしんどいことがあったので……まあ、今日うまくいったから100点!(笑)」

──復帰戦を一本勝ち、これからもMMAを続けるのでしょうか。

「RIZINで第2のクレベルになれるように、クレベルを目標に頑張ります。柔術でああやって勝つ、クレベルを尊敬しています。クレベルみたいにRIZINで、RIZINファイターを一本で極めて行くっていうのが今後の目標です」

──RIZINファイターを極める、フェザー級でその相手はどんな選手がいいですか。

「摩嶋選手とはちょっと早かったかなと思っていて、でも、RIZINで何戦かしている選手を倒さないと、自分をRIZINファイターとは言えない。一瞬でちゃんと動けるようなコンディションを作れる練習をしっかりしていけば、そこら辺も倒せる自信はあるので、同じくらいのキャリア、戦績の選手だったら、ストライカーでもグラップラーでもオールランダーでも誰でもいいです」

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