2019年10月12日(土)エディオンアリーナ大阪で開催される「RIZIN.19」の対戦カードが9月11日、都内で発表された。
シュートボクシング女子世界フライ級王者のRENA(シーザージム)が6月『Bellator 222』以来の復帰戦が決定。ショーナ・ラム(カナダ/TEAM MAMBA)とMMAルール(51.0kg契約)で対戦する。ラムは日本のK-1やHERO'Sで活躍したブラックマンバの弟子だ。
RENAは6月14日(日本時間15日)米国ニューヨーク州マジソンスクエアガーデンで開催された『Bellator 222』で米国初試合に臨むも1R4分04秒、リンジー・ヴァンザント(米国)にリアネイキドチョーク(チョークスリーパー)で失神に追い込まれて敗れていた。 4カ月ぶりの復帰戦が決定したRENAは会見で「前回アメリカで皆さんに悲しい思いをさせ、自分自身も絶望を感じましたが、ある意味吹っ切れたというかスッキリしています。こんな私にRIZINさんは大阪大会にぜひと声をかけていただき、嬉しさと感謝の気持ちしかありません。地元大阪のパワーを借りて、最近スカ勝ちもしていないので大阪人として爆発させたいと思います」と意気込みを語った。
また「(MMAには)チャレンジと言っておきながら、最近自分の思い通りにいかず壁を感じていたんですが、やっていく中でチャレンジと言いながら負けることに慣れていなくて辛い時期が続いていましたが、3年でアメリカ、誰も立ったことがないMSGに立てたことを考えるとまだこれからなんじゃないかと思いました。これからは負けることを恐れずに自分の一番強いもので勝負していきたい。打撃をおろそかにしていた部分があって、自分の武器をものにしている選手がトップに上がっているので、私も初心に戻ってSBの打撃を活かした戦い方を確立できるように頑張りたいと思います」と、今後はもっと打撃を活かしたスタイルを確立させたいという。
RENAは7月28日にさいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN.17』も観戦。かつてシュートボクシングのリングで激闘を繰り広げたハム・ソヒとの再会を伝えるとともに、「RIZIN.17。意地と意地がぶつかり合う激しい試合に熱くなりました。私も次の試合をどうするべきか」と、炎の絵文字で燃えてきたことを伝えていた。
対戦相手のラムは伝統武術を学び、2013年にはフィットネス競技会に参加して約3年間、クロスフィット・アスリートとして活躍。同時にブラジリアン柔術の茶帯を取得し、2016年3月にアマチュアMMAデビュー。5戦4勝の戦績でMAMBAファイトリーグフライ級、BATTLEFIELD FIGHT LEAGUEフライ級で2本のベルトを獲得。プロデビューは2018年10月で、真珠・野沢オークレアーを絞め技で追い込んだチェルシー・ラグラースから判定勝利をあげている。
ラムは「私とRENAのファイトスタイルがぶつかれば間違いなく面白い試合になります。憧れだったRIZINの舞台で、そして日本で戦えることを光栄に思います」とのコメントを寄せている。<関連記事>RENA、再始動間近か「激しい試合に熱くなりました」RENAが復活宣言「道は確実に広がってる。悔しかったら強くなれ」【Bellator】RENAが失神一本負け