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【RIZIN】朝倉海が返上したバンタム級王座を争う井上直樹「気合いでも勝ちに行く」スーチョル「この時を20年待った」

2024/08/21 17:08
【RIZIN】朝倉海が返上したバンタム級王座を争う井上直樹「気合いでも勝ちに行く」スーチョル「この時を20年待った」

ついにRIZINバンタム級王座獲りに挑む井上、相手はvs.日本人無敗のスーチョル

 2024年9月29日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.48』の追加カード発表記者会見が8月21日(水)、都内にて行われた。

 会見には、すでに発表されているRIZINバンタム級(61.0kg)王座決定戦5分3Rで対戦する、井上直樹(Kill Cliff FC)とキム・スーチョル(ROAD GYM WONJU MMA)も出席。



 井上は、日本人最年少の19歳でUFCと契約も、フライ級戦線縮小のため1勝1敗でリリース。2020年2月からRIZIN初参戦し、トレント・ガーダム、渡部修斗、元谷友貴、石渡伸太郎、金太郎相手に5連勝。2021年大晦日のバンタム級ジャパンGP準決勝で扇久保博正に判定負けでRIZIN初黒星を喫するも、1年後の瀧澤謙太戦で一本勝ちで再起。2023年5月の前戦では、元Bellator王者のフアン・アーチュレッタに判定で敗れたものの、MMAの全局面で渡り合い好勝負を展開。2024年3月には佐藤将光を判定で破り再起、当時のRIZINバンタム級王者・朝倉海とのタイトルマッチを呼び掛けていた。



 スーチョルは、2021年9月に4年5カ月ぶりにMMAに復帰し、パク・ヘジンに敗れるも、2022年5月の再戦で左ハイから右ストレートを効かせてのパウンドで2RTKO勝ちでROAD FCフェザー級王座戴冠。2022年の大晦日の「RIZIN×BELLATOR全面対抗戦 次鋒戦」でフアン・アーチュレッタにスプリット判定負け。2023年10月の「ROAD FC 63kgトーナメント」決勝戦では原口央にTKO勝ちで優勝を果たした。2024年4月にはRIZINで中島太一にTKO勝ち、これまで日本人には敗れたことが無い。現在4連勝中だ。

 リモートで会見に出席したスーチョルは「お久しぶりです。地獄から来たキム・スーチョルです。今回、井上選手と対戦するのですが命を懸けて準備しているので、井上選手も覚悟して準備をしてきてください」と井上にメッセージ。

 井上は「今回タイトルマッチに選んでいただきありがとうございます。タイトルマッチなので、しっかり誇りをもって気合いでも勝ちに行きます」と意気込みを語る。



 互いの印象を聞かれるとスーチョルは「井上選手が強いことは知っているし、スタミナもあるしフィジカルも強いですが、私は相手の強いところを遮断するのが得意なので、今回も相手のいいところを全て遮断して必ず勝利したいと思っています」と、井上の強いところを出させずに勝つと宣言。

 その言葉を受けて井上は「スーチョル選手は実績があって結果も残してきている選手なのでいい相手だと思っています。タフな試合も多いので、そこに引き込まれないように、飲まれないように自分の戦いがしっかり出来れいいかなと思います」と、スーチョルのペースには乗らず自分の戦い方を貫くとした。



 RIZINのタイトルへの想いを聞かれたスーチョルは「今回このような形でタイトルマッチを行えることが凄く光栄ですし。PRIDEが行われていた20年前から日本の舞台で王者になるのが夢でした。その時からこの機会を待っていたので、このチャンスをいただけたことを光栄に思っています」と、長い間日本で王者になることを夢見てきた、必ず実現させるとの強い想いを口にする。

 井上はタイトルマッチへ向けて作り上げたいことを聞かれると「特にそういう考えはないですけれど、いつも通り自分が出来ることをやってしっかり対策して、魅せる試合が出来ればいいかなと思っています」と、勝つことに加えて魅せることも意識。

 怪我が多いことから体調面での仕上がりはどうかとの質問には「前回の試合から怪我無く、しっかり練習も出来ているので今までで一番いい状態で試合が出来ると思います」と、過去最高の状態でスーチョルとの王座決定戦に臨むと話した。

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