2024年8月16日(日本時間17日)米国フロリダ州ハリウッドのハードロックライブにて『PFL 8: 2024 Playoffs』(U-NEXT配信)開催。プレーオフの第2弾として、ライト級とライトヘビー級準決勝が行われ、2階級のファイナリストが決定した。またアーリーカードでは、Bellatorで活躍し、RIZINにも来日したダニー・サバテロが、8勝無敗のラザロ・デイロンと対戦。MMAレスリングの大熱闘を繰り広げた。
(※レギュラーシーズン「パトリッキー“ピットブル”が予選敗退、カサンガナイがネドーに逆転TKO勝ち! ライト級プリマスvs.コラード、ラバダノフvs.デュフォート、ライトヘビー級4強も出揃う」)
PFL 8: 2024 Playoffs 速報
▼ライトヘビー級プレーオフバウト(準決勝)5分3R〇インパ・カサンガナイ(米国)18勝4敗[判定3-0] ※30-27×2, 29-28×ジョシュ・シウヴェイラ(米国)13勝4敗※カサンガナイが決勝進出。ヤクシムラドフと対戦へ
ライトヘビー級トーナメント準決勝。2023年決勝の再戦。
2023年優勝のカサンガネイ。2月のBellatorとの対抗戦ではミドル級王者ジョニー・エブレンと接戦でスプリット判定負け。リーグ戦初戦はアレックス・ポリッツィに1R TKO勝ち。2戦目はヤコブ・ネドーを2R ラッシュでTKO。2連続フィニッシュで準決勝進出。
シウヴェイラは、初戦でサディブー・シーに負傷TKO勝ち。2戦目でロバート・ウィルキンソンにスプリット判定負けも初戦のポイントで準決勝に駒を進めた。
1R、先にプレッシャーをかけたカサンガナイ。長いワンツーを突く。サウスポー構えのシウヴェイラはシングルレッグも受け止めるカサンガナイに離れる。
シウヴェイラの左ヒザを被弾し、後方に崩れたカサンガナイ! 詰めるシウヴェイラにクリンチ。離れたシウヴェイラにワンツースリーフォーの右をアゴ先に当てると、体を入れ替えたシウヴェイラは首相撲ヒザ! 突き放すカサンガナイ。
シウヴェイラは左三日月蹴り。左で差して組むカサンガナイは崩すが残すシウヴェイラは左前蹴りを腹に突く。右ハイのカサンガナイ。ブロッキングのシウヴェイラはカサンガナイのワンツーをかわし、右ロー。
2R、サウスポー構えから左の蹴り、ヒザを当てるシウヴェイラ。右を差してカサンガナイを押し込むが体を入れ替え離れるカサンガナイ。左から右を突くカサンガナイ。左回りでかわすシウヴェイラがオーソにした瞬間に右を当てるカサンガナイ。
シウヴェイラは、サウスポーに戻すとカサンガナイは右ミドルハイ。さらに左から右フック、右ミドル。左右から左ミドルを返すシウヴェイラ。押し込むが体を入れ替えるカサンガナイ。ケージ背にこつこつ突くのはシウヴェイラ。離れる。
右ミドルを打つカサンガナイは右ストレートも。左から右アッパーを当てるシウヴェイラ。しかしカサンガナイは右ストレートを当てて押し込みゴング。
3R、離れ際に右ハイを狙うカサンガナイ。ワンツースリーで前に出るとかわしたシウヴェイラをケージに押し込み肩パンチ。突き放すシウヴェイラだが、カサンガナイの圧力と押し込みに再びケージ背に。こつこつ殴るシウヴェイラが脇差し、ブレーク。
左ヒザを当てるシウヴェイラはシングルも金網背に切るカサンガナイ。体を入れ替え、両脇差して崩しに。ここは残すシウヴェイラは体を入れ変える。カサンガナイは右ハイ。かわしたシウヴェイラだが、カサンガナイの左右の右を被弾し、押し込まれる。
左に回りシウヴェイラに右を当てるカサンガナイ。さらに右を差して支釣込足で投げ! すぐに立つシウヴェイラだが、最後も右を振ったのはカサンガナイでゴング。
判定は3-0(30-27×2, 29-28)で前に出て有効打を当て最後にはテイクダウンも奪ったカサンガナイが勝利。決勝でヤクシムラドフと優勝と賞金100ドルを争うこととなった。
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▼ライトヘビー級プレーオフバウト(準決勝)5分3R〇ドブレジャン・ヤクシムラドフ(トルクメニスタン)24勝7敗1分[判定3-0] ※30-27×3×ロブ・ウィルキンソン(豪州)19勝3敗※ヤクシムラドフが決勝進出
ライトヘビー級トーナメント準決勝。
ウィルキンソンは、リーグ戦初戦でトム・ブリーズを1R 70秒TKO、2戦目でジョシュ・シルヴェイラにスプリット判定勝ち。
ヤクシムラドフは初戦でヤコブ・ネドーに1R 右ストレートでTKO勝ち。2戦目でシモン・ビヨンを判定で下している。5連勝中。
1R、サウスポー構えのヤクシムラドフ。オーソのウィルキンソン。右ローのウィルキンソンは左右で前に。左に回ってかわしたヤクシムラドフは左オーバーハンドで押し戻す。
互いに左が交錯。オーソに変えたヤクシムラドフ。ウィルキンソンの右カーフはかわす。右回りのヤクシムラドフを外足で止めるウィルキンソン。互いにワンツーで左の返しをかすめるウィルキンソン。
右カーフのウィルキンソン。サウスポー構えに変えるヤクシムラドフは左で飛び込みオーソに戻し討てワンツーからスリーに繋ぐ。左インローのウィルキンソンに、シングルレッグでケージまで運んだヤクシムラドフだが深追いせず。2度目はシングルレッグからボディロックで持ち上げるもウィルキンソンは着地。
2R、左回りのウィルキンソン。互いに右ローは空振り。ウィルキンソンは右カーフを当てる。ヤクシムラドフは左から右を突く。互いにプレーオフならではの慎重な展開に。
ウィルキンソンの入りに右オーバーハンドを狙うヤクシムラドフ。ワンツーも。かわすウィルキンソンは左ジャブをヒット! ヤクシムラドフも左ジャブを返すと、右の後ろ廻し蹴り。さらにシングルレッグ。切るウィルキンソンに、ヤクシムラドフは右から左をアゴ下に届かせる。
3R、左インロー、右ローのウィルキンソン。ヤクシムラドフも右ロー。ジャブの刺し合いから右が交錯。ウィルキンソンのローに左を狙うヤクシムラドフ。ジャブで圧力をかけ、右カーフも。ウィルキンソンは右カーフ、右! ヤクシムラドフの打ち返しはかわす。
ヤクシムラドフのバックフィストをかわすウィルキンソンの入りに2度のシングルレッグはヤクシムラドフだが、持ち上げられず。放したヤクシムラドフは右を振るがヒットせず。
判定は3-0(30-27×3)のフルマークでヤクシムラドフが勝利。決勝進出を決めた。
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▼ライト級プレーオフバウト(準決勝)5分3R〇ガジ・ラバダノフ(ロシア)23勝4敗2分[2R TKO] ※左フック→パウンド×マイケル・デュフォート(カナダ)13勝6敗※ラバダノフが決勝進出
ライト級トーナメント準決勝。Bellator4戦全勝のラバダノフはRIZINでは武田光司にも勝利。リーグ戦はソロモン・レンフロ、エルヴィン・エスピノーザに判定勝ちで3位通過。
デュフォートは初戦でマッズ・バーネルに2R ギロチンチョークで一本勝ち。2戦目でアダム・ピコロッティにスプリット判定負けも4位通過で準決勝進出。
1R、ともにオーソドックス構え。上下に拳を振るラバダノフに、低い構えで左ジャブ、右オーバーハンドを見せるデュフォート。ラバダノフの入りに右前蹴りのデュフォート。ラバダノフはワンツー。さらに右カーフ。デュフォートは右から左に繋ぐがかわすラバダノフ。
左ジャブを当てるラバダノフ。その左ジャブにデュフォートはシングルレッグも、切るラバダノフが逆にダブルレッグテイクダウン! 座りながら頭を抱えてギロチンチョークを狙うデュフォート。ラバダノフは首を抜いてその足を持ち上げ背中を着かせるもいったん離れて上から足に蹴りを当てる。
2R、右を振るデュフォート。かわすラバダノフはワンツーからの左を強振する。かわしたデュフォートは右アッパーから入り。かわしたラバダノフは左ジャブ! さらにワンツースリーの連打の打ち終わりにシングルレッグも切るラバダノフ。
左フックの飛び込みはラバダノフ! 後方にダウンしたデュフォートに強い右のパウンドを打ち込み、TKO勝ち! 精緻なジャブからフックを決めたラバダノフは9連勝で決勝進出。ケージの中でプリマスと笑顔のフェイスオフを行った。
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▼ライト級プレーオフバウト(準決勝)5分3R〇ブレント・プリマス(米国)15勝3敗[判定3-0] ※30-27×2, 30-26×クレイ・コラード(米国)25勝14敗※プリマスが決勝進出
ライト級トーナメント準決勝。元Bellator王者のプリマスは、リーグ戦初戦でブルーノ・ミランダ、準決勝でソロモン・レンフロをともにリアネイキドチョークを極めて、1位通過。39歳。
対するコラードは、2023年に決勝進出。2024年のBellatorとの対抗戦でAJ・マッキーに一本負けしたが、リーグ初戦でパトリッキー・フレイレを2R KO。2戦目はマッズ・バーネルに判定負けしている。
1R、ともにオーソドックス構え。プリマスのワンツーの前進をかわすコラードは右ボディストレート。プリマスは右を振ってシングルレッグへ。左小手で差し上げるコラード。プリマスは右足をかけに。後方に回して倒して手を着かせてバックへ! 中腰で背負うコラード。左でアンダーフックで落とされないようにするプリマスは右で細かいパンチ。残り10秒に亀にさせて細かいパンチでゴング。
2R、右で前に出たコラードにカウンターで組んだプリマスはボディロックから後方にテイクダウン。コラードの立ち際にパスガード、バックマウント。背中に乗るプリマスはおたつロック。中腰で落とそうとするコラードだがヒザをマットに着いて亀に。バックマウントからのパウンドにコラードは出血。ヒジ打ちは禁止のPFLで細かく拳を突くプリマスはリアネイキドチョークもゴング。
3R、あとが無いコラードはワンツーで詰めてヒザ蹴りも、その足うを掴んだプリマスがテイクダウン。コラードはここはスクランブルから立ち上がり。そこにシングルレッグテイクダウンのプリマス。スイッチ狙いのコラードにさせずにバックに。1、2Rと同じ状況も、今回は前に落としたコラード。プリマスの下の仕掛けに離れて踏みつけ。
スタンドに。コラードの大きなバックフィストをかわしたプリマスはボディロックから回してテイクダウン。両足をかけてバックに。4の字に組み、リアネイキドチョークを狙いゴング。
判定3-0でプリマスが決勝進出をきめた。試合後、プリマスは「家族にとって経済的にいい機会だ。つまらない試合ですまない。コラードの打撃が強いことは知っていたから安全に戦った」と語った。
試合後、プリマスは「家族にとって経済的にいい機会だ。つまらない試合ですまない。コラードの打撃が強いことは知っていたから安全に戦った」と語った。
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▼ライト級→161ポンド契約 ショーケースバウト 5分3R〇ビアッジョ・アリ・ウォルシュ(米国)2勝0敗[1R 0分55秒 TKO] ※右ストレート×ブライアン・ステイプルトン(米国)0勝1敗 ※※ステイプルトンが体重超過。 161ポンド契約試合に
1R、アリ・ウォルシュは左ジャブを差し、右ストレート。自身の右ミドルでスリップするが、すぐに立つと、ステイプルトンと左フックの打ち合いで尻餅を着かせる。
さらに詰めて右を当てるウォルシュ。ステイプルトンの左右をかわしたウォルシュは、ステイプルトンの左ジャブに右クロス! ステイプルトンがダウン、パウンド。
モハメド・アリの孫アリ・ウォルシュは、プロデビューから2連勝を飾った。「プレッシャーは子供の頃から感じているし、いまでも感じているけど、おじいちゃんほどじゃない。そのプレッシャーが自分をダイヤモンドにするんだ」と語った。
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【アーリーカード】
▼バンタム級ショーケースバウト 5分3R△ダニー・サバテロ(米国)14勝4敗1分[判定1-0] ※29-27, 28-28×2△ラザロ・デイロン(米国)8勝0敗1分※デイロンに金網掴みの減点1
Bellatorで活躍し、RIZINにも来日したダニー・サバテロ。粘り強いレスリングを武器とするが、マゴメド・マゴメドフとラフェオン。ストッツに連敗。
8勝無敗の元キューバレスリング代表のラザロ・デイロンは、2015年のパンアメリカン選手権銅メダル。
1R、いきなり跳びひざから左で差して組むサバテロ! ボディロックから崩しに行くが、左を差し返したデイロンは胸を合わせて大内刈テイクダウン! しかし、サバテロもスクランブルから立ち上がり。
右の関節蹴りのデイロンは左から右を当てるとサバテロがダウン! しかし足を手繰って立ち上がり。しかし逆にデイロンがダブルレッグテイクダウン。立つサバテロは小手巻き投げて離れる。
左ミドルをヒジに当てるサバテロ。ワンツーの右を返すデイロンに、ダブルレッグテイクダウンはサバテロ! 抑え込めず立ち上がるデイロン。シングルレッグでアタックするサバテロは金網までドライブして尻を着かせてバック狙い。立ち上がるデイロンはサバテロの右蹴り足を掴んでテイクダウンもゴング。
2R、先にワンツーから右を返してきたデイロンにシングルレッグでケージまでドライブするサバテロ。突き放すデイロンは右を強振。さらにシングルレッグも、がぶりのサバテロはバックに。背中を見せて立つデイロンは金網で正対。シングルレッグを続けるサバテロ。
突き放すデイロンに、前に出るサバテロ。シングルレッグからすぐに脇を潜りバッククリンチへ! ボディロックから持ち上げ頭から落とすと、ついにデイロンは背中を着く。立ち上がりにバックに回り、左足をかけに。追うサバテロのシングルレッグを切るデイロン。2発目も足を飛ばして切ると、デイロンからシングルレッグへ。これをサバテロが切ってゴング。ノンストップアクションにサバテロは疲労を見せない。
3R、ジャブ、ローの両者。サバテロは身体を傾け右ハイ、そしてシングルレッグ。切るデイロンになおもシングルレッグでドライブ。ワンツーの右を振るデイロン。右ヒザからシングルレッグに入るサバテロだが、ここはデイロンが切る。
ジャブダブルから足を取りに行くサバテロ。右を当てるデイロン。サバテロは左オーバーハンドは遠い。シングルレッグを3度で金網まで押し込んだサバテロ。
ここは突き放したデイロンが左から右! そしてシングルレッグのサバテロ。ヒザまで着かせるが立つデイロンの足首を掴む。足抜くデイロンの背中に飛び乗り、たすきからボディトライアングルへ。
背後から殴るサバテロ。前に落とそうとするデイロン。煽ってグラウンドに引き込もうとするサバテロ。金網を掴んだデイロンに「減点1」!
前に出るデイロンにサバテロもアタック! 切るデイロンは右アッパーもゴングにサバテロが両手を挙げる。判定は、デイロンに反則の金網掴み「減点1」もあり、判定1-0(29-27, 28-28×2)でサバテイロが勝利した。
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▼ライト級リザーバーマッチ 5分3R〇マッズ・バーネル(デンマーク)20勝6敗[判定3-0] ※29-28×3×エルビン・エスピノーサ(ニカラグア)10勝2敗
1R、左右から先に組むエスピノーザ。バーネルは体を入れ替え右で差して押し込み。金網背にするエスピノーザは離れる。ワンツー、左ストレートのエスピノーザに、バーネルは三日月蹴り。再び右で差して押し込み。サウスポー構えになるエスピノーザに、バーネルは右前蹴り。エスピノーザは左ミドルを突く。
バーネルは両脇差しから離れて左右フック。しかしサウスポー構えのエスピノーザは左ミドル! くの字になったバーネルだが前に。
2R、左右のパンチで前に出るバーネル。エスピノーザは離れてサークリング。バーネルの右カーフの打ち終わりにエスピノーザは左右の回転を上げ、右ヒザ、ダブルレッグ、シングルレッグへ。差し上げるバーネルは突き放すと、エスピノーザはヒザ。しかし、近くなったところでバーネルは右!
がくりとヒザを落としたエスピノーザにダースチョークを狙うバーネル。スクランブルで立ち上がるエスピノーザ。詰めるバーネルは右で差して押し込み細かい左右からボディ打ち! さらに左ヒザにエスピノーザはローブローを主張。バーネルは左フックを当てるが、ここでレフェリーが中断。再開。前に出るエスピノーザ。左ミドルを当てるが、バーネルが前に出てゴング。
3R、詰めて左で差すバーネル。金網背にするエスピノーザのサークリングを追い、右差し。金網背にするエスピノーザはヒザ。しかしバーネルはダブルレッグテイクダウン。尻を着いて立つエスピノーザのスタンドバックに回るが、正対するエスピノーザは右ヒザを当てて離れる。
ワンツーに入ろうとするエスピノーザにダブルレッグテイクダウンはバーネル! マット中央。ハーフから下の手を取りコントロール。さらに肩固め狙いから押さえ込んだままゴング。
判定3-0(29-28×3)でライト級3戦目のバーネルが勝利。「エスピノーザ、強かったよ。ボディを効かせた。シェーン・バーゴス、やろうぜ」と語った。
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▼ウェルター級ショーケースバウト 5分3R〇サド・ジーン(米国)8勝0敗[判定3-0] ※30-27, 29-28×2×クリス・ブラウン(米国)10勝5敗
1R、サウスポー構えにスイッチしての左ストレート、左ミドルハイのブラウン。スリップすると立ち上がりにジーンが前蹴り、右ストレート。ブラウンは右の関節蹴り。サウスポー構えからワンツーで右の蹴りを肩口に打つ。
ジーンは右ストレート、右ハイで前に。さらに右フックにブラウンが後退! 跳びヒザで入るジーンは詰めてテイクダウンも、ブラウンはスクランブルで立ち上がる。ジーンが左フックで飛び込みゴング。
2R、大きな左ストレート、右ハイを打つブラウンだが軸がぶれるように。ジーンもスイッチしながら、右ボディストレート。ブラウンは右の拳をスタンドの鉄槌パンチで打つ。さらにワンツー右ミドルもローブローに。ジーンは中断。
再開。右関節蹴りのブラウン。さら右にジーンはいったん後退。シングルレッグを解いて前蹴りのブラウンだが、スタミナ厳しいかバランスを崩す。右ストレート、右前蹴りと同側の攻撃はブラウン。
3R、ワンツーから右の蹴りに繋ぐブラウン。歩きながら蹴りに繋ぐが、ジーンも左ジャブ。ブラウンの前進にシングルレッグも切るブラウン。のらりくらりと打撃のブラウン。シングルレッグで金網まで押し込むジーンだが切るブラウン。
ガードを下げて頭を回して避ける。ジーンはシングルレッグ。切るブラウンはワンツーの左! さらに後ろ蹴りでゴング。判定3-0(30-27, 29-28×2)で右を当てたブラウンが勝利した。
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▼フェザー級ショーケースバウト 5分3R〇ジョーダン・オリバー(米国)2勝0敗[判定3-0] ※30-27×2, 29-28×ブレイドン・アケオ(米国)5勝4敗
レスリングでUSナショナルも制したオリバーと、高校で州王者のアケオの対戦。MMAではアケオが5年早く始めている。
1R、サウスポー構えから入るアケオにオリバーはインロー。アケオは先にシングルレッグを仕掛ける。切るディビジョン1レスラーのオリバーは、左フックで飛び込み。かわすアケオにインローを当てる。サークリングするアケオに右ハイを打ち、追うオリバー。オーソに戻したアケオに右カーフも。
ワンツーの右を返すアケオ。左ボディ、右ストレートのオリバー。打ち終わりをアケオは狙う。詰め返してヒザはアケオ。スタンド勝負を試みるオリバーはワンツー。そこにアケオはカーフを打つ。
2R、右で飛び込むアケオ。オリバーはボディ打ちから左右もフックで外から。ダブルレッグに入るオリバーだが、切ったアケオはヒザ。なおも詰めるオリバーはまだ打撃で行く。ワンツーの右を当てたオリバー。
回るアケオ。左ジャブを当てるオリバーは詰めて右! 体勢を崩したアケオにレベルチェンジを見せる。ジャブの刺し合い。左ストレートをねじこむアケオに、オリバーの前蹴りはローブローに。再開。アケオがワンツーで前に出てゴング。
3R、先に出るアケオ。右を突くが、そこにカウンターのシングルレッグはオリバー。金網まで詰めてアームロック狙いのアケオのバックに回る。正対したアケオは小手に巻くが、オリバーはハイクロッチから持ち上げヒザを着かせる。立つアケオは再び正対。オリバーは自ら離れる。
前に出るアケオだが、後ろ蹴りは威力にかける。オリバーはダブルレッグテイクダウン。下のアケオがシングルレッグに入ってオリバーが切ったところでゴング。
判定3-0で勝利し、2連勝のオリバーは「コーチに怒られるな。ただのレスラーじゃなく打撃もやってきたんだ。PFLのチャンピオンになりたい」と語った。
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▼女子フェザー級ショーケースバウト 5分3R〇ミシェル・モンタギュー(ニュージーランド)6勝0敗[1R 1分44秒 リアネイキドチョーク]×マリリア・モライス(ブラジル)3勝2敗
1R、ケイラ・ハリソンの練習パートナーのミシェル・モンタギューが右ストレートで一気に詰めてモライスのハイキック、左小手の払い腰狙いも潰して、ボディロックテイクダウン!
サイドから頭つきのキムラロック! ストレートアームバー。これも極まらないとみるやバックへ。モンタギューが先に腕を巻いてリアネイキドチョークを極めた。