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インタビュー

【DEEP】古瀬美月がTKO勝利「『格闘代理戦争』の頃は名前だけが一人歩きしていた。一つひとつ勝ってRIZINに出るのが目標です」

2019/09/10 01:09
【DEEP】古瀬美月がTKO勝利「『格闘代理戦争』の頃は名前だけが一人歩きしていた。一つひとつ勝ってRIZINに出るのが目標です」

2019年9月8日(日)東京・竹芝ニューピアホールにて「DEEP 91 IMPACT」が行われ、同大会唯一の女子の試合として、古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)と坂本美香(Fight HOLIC)が対戦。古瀬が1R 4分28秒、パンチラッシュでTKO勝ちを決めた。

古瀬は、2018年12月の『格闘代理戦争』決勝で平田樹に一本負けし、ONE Championshipとの契約を逃したが、2019年5月にRISEでも活躍する樋田智子を相手に判定勝利。2019年6月「DEEP JEWELS 24」で佐藤絵実の欠場を受けて急きょ、ベテランの富松恵美と49kg契約で対戦しキムラロックで敗れていた。

今回の試合前に「パンチをしっかり当てて仕留めに行く練習をしてきた」という、その成果を発揮し、2年ぶりのKO勝利をマークした古瀬は、ケージのなかで「練習とかしんどくてダメな方に傾くこともありましたけど、自分の勝利を喜んでくれる人がいるだけで頑張れます」と、周囲に感謝の言葉を述べると、「私の目標はRIZINです。まだまだだと分かっています。RIZINの関係者の方、古瀬美月っていう名前だけでも憶えてくれないでしょうか」とRIZIN出場をアピールした。

『格闘代理戦争』では、現在RIZINで活躍中のあいに腕十字で一本勝ち。一問一答では、『代理戦争』参戦時のことを「名前だけが一人歩きしていた」と語り、「劣等感がある」と吐露したが、「現実を受け入れて一つひとつの試合を勝っていくしかない」という決意通りの白星を掴んだ。

女子総合格闘技を始めて2年、18歳の地図はどのように描かれているのか。古瀬に聞いた。

──ひとつ前の試合では、急遽のオファーを受けて富松恵美選手と対戦も一本負けと厳しい結果でした。あの試合はどんな経験になりましたか。

「トップでやっている選手とやれたこと──自分もアトム級などでベルトは欲しいですから、上とやっている人のレベルを肌で感じられたことがよかったです」

──今回の坂本選手との試合に向けては、どのような強化を行ってきたのですか。

「いつもは苦手なところを潰していくという、あまり楽しくない練習を(笑)集中的にやってきたのですが、今回はちょっと変えて、自分の好きな打撃、とはいっても打撃で仕留めたことが全然無くて、パンチをしっかり当ててもいなかったので、好きと得意とは違うということもあって、それを得意分野にするための練習をしていました」

──その手応えはどうだったのですか。

「スパーリングで試して良かったので、あとは緊張しちゃうことをどうにかしようと。大勢の前でその成果を出さなければ意味がないので、そこが最後の課題でした」



──緊張といえば、5月に判定勝利したDEEPの試合は、今回と同じ竹芝ニューピアホールでケージでした。慣れも出てくるのでは?

「慣れていることもありますし……(新宿)FACEがダメで、人と距離が近くてほんとうに緊張してしまうんです。気持ちが散漫になってしまって。その意味では、ケージでお客さんの顔が見えない・遠いと集中できることが分かって。自分はその方が向いていると思って、JEWELSよりDEEPに出ることが多くなっているんです」

──なるほど。10月のJEWELSは後楽園ホールでDEEPと昼夜興行ですから視野に入ってきますね。ところで5月に戦ったカルペディエム福岡の樋田智子選手はRISEで平岡琴選手と判定まで持ち込んでいるストライカーで組み技の対処も巧みな選手でした。あの試合で競り勝ったことは自信になりましたか。

「いえ、みんなに言われたんですけど、そこで競り合っていてはダメだったんです。圧倒しないといけなかった。練習不足でスタミナも足りませんでした。ですから、今回の試合前に富山にも行って合宿をしましたし、別の人にフィジカルも見てもらって、徐々に上がってきていることを感じていました」

──クラブ・バーバリアンでフィジカルモンスターの福本吉記代表と走ったそうですね。

「はい(笑)。面倒をみてもらいました」

──『格闘代理戦争』で試合をした相手が、RIZINやONEで活躍するなか、決勝まで進んだ古瀬選手も一皮むけたいという思いもありましたか。

「自分は自分だと気にしないようにしていましたけど、SNSで目に触れますし、耳にも入ってきます。たとえば平田(樹)選手がONEで勝利し、次は有名選手(リカ・イシゲ)と対戦する。あいさんはRIZINでどんどん上がって行って、MIOさんもK-1に出ていく。自分はこう、なんて言うか……劣等感というか、ほんとうにダメだなと感じていましたけど、どう頑張ってもこれが現実なので──そうですね、『代理戦争』の頃は、名前だけが一人歩きしている感じだったので、いまは現実を受け入れて一つひとつの試合を勝って、コツコツとやっていくしかないと思っています」

──そのためにはさらに強くなって、一つひとつ試合を勝っていくと。ところで佐伯代表はミクロ級(-44.0kg)の王座新設のプランを語っていて、アトム級の古瀬選手も興味を示していると聞きました。

「そうですね。ここ1年、49とか50kgでやっていたので、アトム(-47.6kg)でも落とせるのかなと思っていたんですけど、今回、身体面もトレーナーさんに指導していただいたら何も特別な減量もせずに落とせたので、ほんとうに1カ月、ちゃんとやったらミクロまで全然、落とせるので、ベルトが出来るのなら、やってみたいと思っています」

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