2024年9月1日(日)東京・アリーナ立川立飛で開催が決定した『BreakingDown 13』のオーディション動画が、8月3日より朝倉未来CEOのYouTubeチャンネルにて公開されている。
8月9日(金)に公開されたvol.4では、木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle Box) が安保瑠輝也(MFL team CLUB es)と戦うためにBreakingDownへの参戦を表明。「安保とやるためなら他何試合でも挟みますし、やれるヤツがいるなら俺は全然やっていいと思っています」「我こそはっていう選手がいたらぜひ手を上げてもらいたいし、そこは待ってるんでぜひお願いします」と、安保との対戦前に別の相手とやってもいいとした。
【写真】BreakingDownに参戦が決まった木村(C)BreakingDown 動画の最後には「木村“フィリップ”ミノルに挑戦したい方 大募集」と、対戦相手を公募することが告げられていたが、そこに元プロボクサーの“ほっそん”こと細川貴之が名乗りをあげた。
細川は2002年にプロボクシングでデビューし、第35代日本スーパーウェルター級王者、第32代東洋太平洋OPBFスーパーウェルター級王者、IBFアジアジュニアミドル級王座を獲得。最高位は世界スーパーウェルター級3位。2017年に網膜剥離のため引退したが、2022年からはBreakingDownに出場。初出場ではてるに判定負けしたが、以後は3連勝。2023年8月には元K-1ファイターのTATSUJIから勝利を奪っている。
その細川が自身のSNSにて「木村ミノルブレイキングダウン参戦。まずやるの俺ちゃいますか? 本気で練習するんで挑戦受けさせてください。闘った時ステロイドの時ですよね? フェアな状態でもう一回やろや! 元ボクシング王者の意地です」と、対戦に名乗りをあげた。
「闘った時」というのは、2022年10月に細川のYouTubeチャンネル『たがゴリch』で公開された動画のこと。この動画で細川は、SNSのDMで対戦を申し込んでいた木村のジムに直接訪れ、スパーリングを直訴。木村は受けて立ったが、ボクシングのスパーリングだと思い込んでいた細川に木村はいきなりローキック、さらに組み付くとフロントチョーク。最後もフロントチョークでタップするという結末となった。
木村はその後、倒れている細川に軽く一発見舞ったことに「この時のボクサーさん名前覚えてないんですけど本当にすみませんでした」と謝罪。細川は「流石に絶対名前わかってるでしょ?! ミノルくんがスパーリングで倒されたあきべぇにブレイキングダウンで勝ったよ! ブレイキングダウンでやってもらえるんですか?」と返信したが、その後の展開はなかった。
【写真】K-1 WORLD MAXで活躍したTATSUJIとBreakingDownで対戦し、勝利している細川 さらに細川は「ブレイキングダウンで木村ミノルとやったら実力差ある? 言われますけど今までの実績載せておいた!! やるとしても別に悪くないでしょ?! 元K-1スーパーウェルター級世界王者VSボクシングアジアスーパーウェルター級三冠王者。因縁ストーリーもあるし」と、自身の実績と共に投稿。木村との因縁の決着をBreakingDownでつけたいとアピールした。
実現する可能性は高そうに思えるが、果たして。なお、木村が当初出場すると思われた9月1日(日)東京・アリーナ立川立飛『BreakingDown 13』の全対戦カードが12日に発表となったが、木村の試合はなかった。