MMA
レポート

【PFL】ディッチェバがビショップのTD凌ぎ、ボディ効かせて初回TKO勝ち、カモーシェ下したサントスと決勝で対戦! ヘビー級はゴルツォフがジョンソンに初回TKO勝ち、ポポフがヴァッセルに判定勝ちで決勝でロシア対決へ

2024/08/03 07:08
 2024年8月2日(日本時間3日朝7時~)米国テネシー州ナッシュビルのナッシュビル市立公会堂にて『PFL 7: 2024 Playoffs』(U-NEXT配信)が開催された。  ヘビー級と女子フライ級のプレーオフが開幕し、準決勝4試合とワンマッチ6試合が行われた。 PFL 7: 2024 Playoffs 速報 日本時間8月3日(土)午前7時~U-NEXT配信 ▼ヘビー級準決勝 5分3R ※選手名から前回試合〇デニス・ゴルツォフ(ロシア)247.6 lbs[1R 2分26秒 TKO] ※パウンド×ティム・ジョンソン(米国)265.8 lbs※ゴルツォフがポポフと決勝で対戦へ  1R、サウスポー構えからワンツーでケージに詰めてシングルレッグのジョンソン。剥がすゴルツォフは離れて左ジャブ。右で前に。組んで小外でテイクダウン!  ハーフからマウントでパウンド! 亀に戻すジョンソンだが、再び仰向けになりパウンドを浴びてTKO負け。ゴルツォフが圧勝。  決勝でゴルツォフはポポフとのロシアン対決に進んだ。 [nextpage] ▼女子フライ級準決勝 5分3R〇ダコタ・ディッチェバ (英国)125.2 lbs[1R 3分54秒 TKO]×ジェナ・ビショップ(米国)125.2 lbs※ディッチェバが決勝でサントスと対戦へ  熊谷直子と戦った母を持つ欧州王者ディッチェバは、キックで元ISKAムエタイ英国王者。2021年にMMAを始め、12勝無敗。PFL本戦では、リサ・モールディンを三日月蹴りから1R パウンドTKO。2戦目でチェルシー・ハケットも1R ボディフックでKOに下している。  対するは、2017IBJJFの世界ノーギ選手権優勝のグラップラーのビショップ。夫のタイラー・ビショップもトップグラップラーで、MMA7勝1敗。2021年、36歳でMMAデビューするとLFAで4勝し、2023年からBellator参戦。  イララ・ジョアニに1R 腕十字を極めると、PFL2024ではハケットにも1R 腕十字で一本勝ち。6月の前戦で元UFCのサントスにスプリット判定負けも、グラウンドでは攻勢だった。  1R、サウスポー構えのビショプに、オーソのディッチェバは右ボディストレート。右インローをヒット。細かい左右で前に出るビショプをさばくと首相撲ヒザも金網に詰めたビショプがダブルレッグテイクダウン!  片足抜きハーフにしたビショプに、ケージまで這い立つディッチェバ。体を入れ替えるが、再び体を入れ替え脇を潜ったビショプが背後からパンチ。  正対し離れたディッチェバが圧力をかけて首相撲ヒザをアゴに突き上げる! 倒れたビショプに付き合わず。立てと示し、さらにボディに前蹴り。右! ダウンしたビショプにパウンドし、レフェリーが間に入った。  決勝はタイラ・サントスとダコタ・ディッチェバの戦いに。ディッチェバは「いろいろ言われたけど、この通り」と笑顔で語った。 [nextpage] ▼ヘビー級準決勝 5分3R〇オレグ・ポポフ(ロシア)247.2 lbs[判定3-0] ※30-27×3×リントン・ヴァッセル(英国)248 lbs※ポポフが決勝進出  負傷欠場中のワレンティン・モルダフスキーに代わってオレグ・ポポフ(18勝1敗)がリントン・ヴァッセル(25勝9敗)と対戦。  テイクダウンのポポフに、序盤は脇を差して立ち上がっていたヴァッセルだが、ポポフの払い腰、シングルレッグからの細かいパウンドに下になる時間が増え、判定負け。 [nextpage] ▼女子フライ級準決勝 5分3R〇タイラ・サントス(ブラジル)125.8 lbs[判定3-0] ※29-28×3×リズ・カモーシェ(米国)127 lbs ※体重超過※サントスが決勝進出  女子フライ級準決勝。Bellator王者のリズ・カモーシェ(22勝7敗)と元UFCのタイラ・サントス(21勝3敗)が対戦も、前日計量でカモーシェが127ポンドで体重超過。  ファイトマネーの20%が罰金として対戦相手に渡され、カモーシェに「減点1」が科せられ試合は行われる。  1R、ともにオーソドックス構え。カモーシェに右ローはサントス。カモーシェは右を振って前に。さらに左インローを当てる。サントスの右前蹴りはかわし、右サイドキックも。  サウスポー構えにスイッチも見せて、オーソから左右、シングルレッグへ。ケージまでドライブし、右足をかけようとするが、外したサントスにリフトを試みるが戻すサントスは、頭を下げたカモーシェの股の間でクラッチ。  切ったカモーシェは左で差してダブルレッグに移行も、サントスが差し返してダブルアンダー・両差しでテイクダウン! カモーシェをかつぎパスからバックマウント。リアネイキドチョークへ!  しかし背後のサントスにパウンドのカモーシェ。サントスは腕を入れ替えてパームトゥパームでアゴ上から絞めるもホーン。  2R、右ハイのカモーシェ。前蹴りのサントス。カモーシェは右カーフを当てるとサントスも右ロー。しかしカモーシェは右カーフで前に出る。右回りのサントス。左インローも。サウスポー構えになるカモーシェに右インローのサントス。  カモーシェも左インロー。右ハイをブロック上につく。右カーフのカモーシェに、右ストレートを当てたサントス! さらにワンツーの右を当てて組みに。左で差して押し込むサントスに、カモーシェは右小手。ボディロックの崩しにカモーシェは左小手で残すと、サントスはなおも金網まで押し込む。しかし、金網背にしたカモーシェがボディロックで投げてテイクダウン! サイドを奪うと、脇腹に細かくパウンド。右で差してヒジで削ってホーン。  3R、体重超過で減点1もあるカモーシェは、開始早々にダブルレッグで金網まで詰めてテイクダウンはカモーシェ! ニアマウントも潜りからすぐに立つサントスが押し込むが、カモーシェは両脇を差して体を入れ替え押し込む。  左を差し込み四つに戻すサントスに押し込みヒザを蹴るが、突き放したサントス。カモーシェは右ロー。サウスポー構えで右ジャブ。オーソに戻してワンツーも、サントスもワンツーで押し戻す。サントスの右の蹴りに組んでシングルレッグはカモーシェ。  がぶるサントスに、金網までドライブするカモーシェは立ち上がり。渾身のダブルレッグテイクダウンもパウンドまでは行けず。ホーン。判定は3-0(29-28×3)でサントスが勝利。決勝進出を決めた。 [nextpage] 【Early Card】 ▼ヘビー級 5分3R〇セルゲイ・ビロシチェニ(ロシア)249.6 lbs[1R 2分00秒 ヒールフック] ※外ヒール×タイレル・フォーチュン(米国)255.6 lbs  1R、フォーチュンがシングルレッグテイクダウン。ビロステニーが外がけから外ヒール。フォーチュンが動けず、レフェリーが止めた。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇アレクセイ・ペルガンデ(米国)146 lbs ※5勝0敗[判定3-0] ※30-27×3×ダニエル・ボーレ(米国)145.2lbs  1R、ともにオーソドックス構え。首相撲ヒザのボーレにヒザを突き返すペルガンデは跳びヒザを当ててワンツー小外でテイクダウン。立つボーレに左ハイから左フック。崩されるも立つボーレ  高い右前蹴りのペルガンデ。四つ組みのボーレを剥がして左ストレート、左ハイ。互いに左フックも、右ハイはペルガンデ。  2R、左右を振って組もうとするボーレのシングルレッグにペルガンデはバック宙で足を抜くカンフームーブ。ボーレは金網までドライブも切るペルガンデ。ボーレはなおも左を振って押し込み小外でテイクダウン狙いも押しつぶされるボーレ。  下から抱き着くボーレに上体を上げてパウンドするペルガンデだが、ボーレは左でオーバーフック。腕十字狙いも、ペルガンデは右手首を腿に当てて返させない。  3R、ボーレの組みにがぶりからネルソンのペルガンデ。ブレーク。左右の蹴りのペルガンデに足を手繰ろうとするボーレ。リバースクローズド狙いも、組ませないペルガンデがバックコントロール。   判定3-0で勝利し、MMA5戦無敗としたペルガンデは、「まだ成長中なんだ。フェザー級で戦えるようになったら、ライト級でも戦いたい」と語った、 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇コディ・ロウ(米国)145.1 lbs[1R 3分15秒 リアネイキドチョーク]×ザッカリー・ヒックス(米国)145.6 lbs  1R、ともにオーソドックス構え。レスリング出身ストライカーのロウは右カーフ、左ハイ、ワンツーから三日月蹴りも。グラップラーのヒックスも右カーフ、右ストレートを返すが、右ボディストレートを浴びてローシングルへ。切ったロウが足首を掴んでバックへ、リアネイキドチョークを極めた。ロウは2連敗からの3連勝。 [nextpage] ▼ライト級→163ポンド契約 5分3R〇デドレック・サンダース(米国)155.2 lbs[1R 2分34秒 TKO]×セルヒオ・コッシオ(メキシコ)162.8 lbs ※体重超過 [nextpage] ▼ウェルター級→173ポンド契約 5分3R〇アンソニー・アイビー(米国)172.8 lbs ※体重超過[2R 4分49秒 リアネイキドチョーク]×ジャリール・ルイス(米国)172.6 lbs ※体重超過 ニンジャチョークのルイスから抜けたアイビーが、2R残り11秒でリアネイキドチョークで極めた。 [nextpage] ▼ウェルター戦 5分3R〇ケヴィン・ピース(米国)169.2 lbs[判定3-0] ※29-28×3×ニック・メック(米国)170.6 lbs
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.333
2024年7月23日発売
UFC6連勝で日本人初の王座を射程に入れた平良達郎、ペティス下した堀口恭司ら軽量級の雄を特集! RIZIN井上直樹×高木凌、K-1から金子晃大、玖村将史らを直撃。武尊×野杁×与座も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント