MMA
ニュース

【超RIZIN】斎藤裕、ライバル朝倉未来のKO負けに「僕もちょっとショックでしたね。なんか…言葉にできない」

2024/07/29 19:07
 2024年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents 超RIZIN.3』の第9試合、フェザー級(66.0kg)5分3Rで久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)に2R4分19秒、KO負けを喫した斎藤裕(パラエストラ小岩)が自身のYouTubeチャンネルを更新。前夜の試合を振り返った。  試合後は念のため病院へ行って検査し、異常なしで夜中に帰宅したという斎藤。まずは応援してくれたファンへのお礼を述べると、久保戦を振り返り始めた。 「立ち技の選手は打撃の精度が高い、技術が高いというか。久保選手もそうだし、平本選手もそうだし、打撃の正確さを感じますね。距離も上手かったので修正して対応してやりたいなって思ったんですけれど、なかなか打開できずって感じでした」と、距離の修正が難しかったとする。 「1R目に組んだ時のあのブレイク、あれでブレイクになってしまうとちょっときついなと思うけれど、あれが作戦だったのかな。コーナー際に押し込んだやつ。あれがブレイクになるとストライカーが有利なルールになっちゃうよねっていうのはありますけれど」と、斎藤がダブルレッグからシングルレッグに移行し、引き出すが、久保がコーナーに戻り、左で差してダブルレッグに入る斎藤を差し上げる久保が右ヒザ、右で小手に巻いたところでブレイクがかかったシーンは考えるところがあったとした。 「大きい怪我はないので身体は大丈夫なんですけれど。これ(右目上)を7針縫ったくらい」でと言い、「反省はたくさんある」「やはり負けたのは悔しい」と振り返る斎藤。  自分の試合を振り返った後、「朝倉選手がああいう負け方をするとは思わなかったですね。会場がけっこうどよめいていたと思うんですよね、あの1R決着は。僕もちょっとショックでしたね」と、1勝1敗のライバルである朝倉未来のKO負けにショックを受けたと吐露する。 「自分の試合が終わって、ドクター(ルーム)から帰ってきた時に座って見ていたんですけれど、なんか…言葉にできない。選手はみんなリスクを背負って戦いに行った結果なので。心ない言葉をかける人もいますけれど、そうじゃなくて。格闘技の良さっていうかね、これだけ世間に広まったんだから、盛り上がったんだから、正しく素晴らしさが伝わって欲しいと思うんですけれどね。…なんか言葉ないなって感じですね」と、複雑な感情が胸の内にあると語った。 [nextpage] 立ち技の選手は打撃の精度が高い(試合後会見) ーー試合後の率直な感想をお聞かせください。 斎藤 負けたので、言葉があまりないような感じです。率直に。はい。 ーー対戦した久保選手ですが、戦う前のイメージと違うところがありましたか。 斎藤 立ち合いがやっぱりうまいなとおもいましたね。最初のスタンドの攻防がやっぱりうまい、作り方というか。想定はしていましたけど、思っていたよりちょっとこう、懐が広いというか、そういうふうに思いましたね。 ーー今回が初めてのKO負けですか? 斎藤 カットでのTKOはありますね。 ーー今回の結果に対して、直後に思ったことは? 斎藤 うーん……、そうですね……なんだろうな。ちょっと先のことを考えられないというか、なんとも受け入れ難い現実というか。そういう気持ちですね。 ーー現時点で今後は考えていないでしょうか。 斎藤 はい、もう今後……、負けてすぐ次とは言えないですよね。どの選手もそうですが、一戦一戦にかけていますから結果出なかったときは考えなければいけないと思いますね。 ーー最後の三日月蹴りは見えていなかったのか、それとも三日月の軌道じゃないと思ったのでしょうか? 斎藤 見えて……、やっぱりこう、蹴り方が上手ですよね、三日月蹴る前に外のミドルを蹴ってからインサイドですか。その、たぶん三日月が当たるなって久保選手が察したと思うので、それを狙い撃ちされたような感じですかね。だと思います、多分。見えてないわけではなかったのですけど、こう、角度って言うんですかね。立ち技で錚々たる選手たちとやってきているので、蹴りの精度とかは高いなという感じですよね。 ーーテイクダウンを防がれたときに際の場面で久保選手がヒザを入れた場面はどう思いましたか? 斎藤 ヒザというよりは、作戦だと思うのですけどブレイク待ちの組手というか。で、余裕が出て多分打ってきたのかなという。作戦だったと思いますけど、もう少し自分も次の展開を動かしていけたらよかったのですけど、ブレイクになっちゃいましたね。 ーー試合中盤から打撃が当たってきて久保選手が自分のリズムに乗ってきた印象でしたが、ご自身は? 斎藤 途中で笑っているようには見えたのですけど「誘いなのかな」とも感じながら、多分あれで出ていくとカウンターがあるのかなとは感じていたのですけど。やはり1Rで、ある程度自分のやりたいことを向こうが固めたような感じだったのかなというのはありますね。2Rから上がってきたというような感じですかね。 ーーメインの結果についてどう思いますか。 斎藤 1R KO? そうですね、やっぱりああいう打ち合いになると平本選手の強さが出ますよね。結果論なのですけど、ああいうインサイドの打ち合いを逃がさないというか、的確に打ち抜く技術がありますよね、平本選手は。久保選手と共通しているかもしれませんが、立ち技の選手は攻撃の精度が高い、そう思いますね。 ーーひときわ声援が大きかったです。ファンの方に向けての感謝の言葉を。 斎藤 そうですね、感謝しかないですよね。なんだろう。うん、他の選手がどうかわからないですけどキャリアを重ねていくと自分だけのためにがんばれないというか、色々背負うものや思いを感じてしまうようになって。やっぱり応援してもらうのがすごく嬉しくて。そうですね、自分のためでもあるんですけど、やっぱり勝ってみんなで喜びたいって思いが強くて選手を続けているところがあるので、それだけに結果が出ない時は堪えますね。かなり心が痛いです。 ーー今後の展望は。 斎藤 今後……。まあ勝った久保選手は先に進んでいくと思うのですけど、なかなか……、見えなくなりますよね。今回これだけ盛り上がっている超RIZIN.3っていう舞台に出場できることはすごく嬉しいことなのですけど、やっぱり勝ったから先に進めるのが格闘技なので、結果をしっかり受け止めて、相談して行きたいと思います。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント