鈴木博昭「ぶっ飛ばされちゃったみたい」
ーーYA-MAN選手との試合を終えた率直な感想をお聞かせください。
鈴木 いやあ、ぶっ飛ばされちゃったみたいですね。「あれ? もう終わったんかい!」っていう感じだったので、はい。
ーー対戦相手の鈴木博昭選手の印象は戦う前と後で違うところがありましたか?
鈴木 いや、ままといえば、ままです。
ーー鈴木選手がKO負けするのはどれくらい久しぶりですか?
鈴木 7年ぶりですかね。
ーーその瞬間を覚えていますか?
鈴木 同じような感じだったんで、ある意味。変にこう、ちょっと無策じゃないけど殴り合っちゃったというか。しょうがないですね。
ーー本来の作戦ではないけれど相手に乗せられてしまった?
鈴木 その予定はなかったんですけど、やっぱりちゃんと打撃使う、組み使う、際使うという、まあMMAやろうとしていたのですけど、YA-MANくんが殴り合いの展開得意なのは知っていたのでむしろ勝ち筋といえばそこだろう、逆にいうとかそこにしかないと思っていたので、それでずっと自分もずっとやってきたので、やられないぞというのもあったのですが、付き合う気はないぞみたいな両方の気持ちがあったのですけど。
でも最終的には、組み際かどこかで打撃を当てたときに一瞬目がとんだところがあったので、それもあって、あ、ちょっと効いたかなと「ぶん殴ったろうか」といっちゃったのかなと今振り返っています。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
鈴木 いやあ、がっつり総崩れしちゃったなというのが本音なので、ここ食ってちょっと後戻りみたいな感覚だったのですけど、まさかここでコケるのかい、と、自分に突っ込んでいるところです。
ーーイメージはままということでしたが、序盤にタックルを仕掛けてなかなかそこでテイクダウンできなかった、そのディフェンスのうまさは感じましたか。
鈴木 立ち上がる練習はしているだろうとか、あの展開は全然想像はしていたので。たぶん倒せるだろう、でも立ち上がるみたいなことを繰り返す想定でした。
ーーもっと出したかった引き出しがありましたか。
鈴木 もちろんいろいろあるんですけど。まあ、ああなっちゃたかな? っていう。
ーー「終わったんかい!」とのことでしたが、パンチもらった瞬間は記憶がなかった?
鈴木 そうですね。だからあの展開は一番やっちゃいけない展開だったんですけど。だからまあいい感じで食らったんだろうなというのは、振り返っています。
ーー今脳のダメージは?
鈴木 ひさしぶりにホワンとした感じはありますし、別に頭が痛いとかはないのですけど。
ーークレベル選手やサトシ選手から試合後のアドバイスはありましたか?
鈴木 もっと色々やらないといけないことはいろいろとお話ししました。こうしないといけなかったよね、とか、まあいろいろ。
ーーその部分は、伸びしろであると捉えて?
鈴木 まあそうですね。もちろん、ボンサイ柔術に通い始めて3年ジャストくらいになるのですけど、やり切るって逆にどこ? って。まだ僕は青帯なので
ーー4万人規模の大会は初めての大きさだったと思います。会場の雰囲気も教えていただけますか。
鈴木 めちゃめちゃいいし、逆にコール受けたときに歓声もあって、「めちゃめちゃ上がるじゃん」「おー、ちょっと、やってやんぞ! お前ら!」みたいな気持ちになって、乗っちゃった要因のひとつになったけど、そこは別に後悔はないですけどね。


