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【DEEP】世界を制した美女空手家がMMAに転向、月井隼南「MMAだと白帯からやり直しになるところがフレッシュ」

2024/07/24 12:07
 2024年8月31日(土)東京・お台場青海R区画野外特設ステージで開催される『DEEPサマーフェスティバル2024 in お台場』にて、空手の世界女王がプロMMAデビューを果たす。  その選手の名は月井隼南(つきい・じゅんな)。伝統派空手(オリンピック空手)で2019年東南アジア競技大会女子組手50kg級金メダル、2022年ワールドゲームズ2022女子組手50kg級金メダルなど数々のメダルを獲得。2024年6月、空手選手を卒業してMMAに転向することを表明した。  月井は『ゴング格闘技 9月号 No.333』本誌のインタビュー(聞き手:布施鋼治)に答え、「空手家時代には『自分はどういうふうに引退するんだろう?』という疑問をずっと抱いていました。『体力がなくなり引退するんだろうか』という想像も勝手にしていたけど、実際にはそのどちらでもなかった。とくに体力面に関していえば、まだまだ上がっていた。そうした矢先、渡辺華奈さんのトレーナーでFIGHTER'S FLOWの代表でもある上田貴央さんから何度もお声かけしてもらったことで、『このままだともったいないな』という気持ちが芽生えてきた。華奈さんから『わたしも同じくらいにMMAを始めたから大丈夫』と背中を押されたことも大きかったですね。華奈さんとの出会いはYouTubeでコラボさせていただいたことがきっかけです。そこで年末にFIGHTER'S FLOWにMMAの体験に行ったんですよ」ということが、今回の転向のきっかけになったという。  グラップリングの取得など「メチャクチャ難しいです」と苦労することも多いが、月井は別競技で白帯からやり直すことを「フレッシュだな」と感じて楽しめているそうだ。インタビューでは転向を決意した決定的な理由、MMAを選んだ理由を話したほか、伝統派空手がMMAで活きる部分、逆に苦労している部分などを話している。  デビュー戦の対戦相手は、BreakingDown出身の土木ネキこと坂本瑠華(江口道場)。「土木ネキ選手はキックボクシング出身なので、立ち技になるんじゃないかな、と。でも、格闘技は試合になったら何が起こるか分からない。わたしを寝かしにこようとする可能性もある。そこは油断せず、『こういうふうにくるだろう』と決めつけず、いろいろなパターンを想定したい」と、立ち技勝負になることを予想しつつ、いろいろな展開も考えると、すでにMMAの考え方になっているようだった。
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