今回も舌戦を展開した元師弟関係の扇久保(左)と神龍
2024年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents 超RIZIN.3』の公開練習が、13日(土)都内にて行われた。
フライ級(57.0kg)5分3Rで対戦する、扇久保博正(THE BLACKBELT JAPAN)と神龍誠(神龍ワールドジム)が揃ってステージに登壇。
神龍は体操&ストレッチとパンチのみのミット打ちを披露。扇久保はテイクダウンから肩固めとリアネイキドチョーク、マウントから立ち上がってのサッカーキックと動きのあるMMAマススパーを見せた。
続いての質疑応答でタイ修行の感想を聞かれ、発見・収穫について「発見と言うか経験値が上がりました。いろいろな体験が出来たので。凄く暑いキツい中、無理やり動いてメンタルも身体も強くなりました」とする。
前回の会見でやり合ったことには「僕のお父さんのことをバカにしたので、思い切りぶん殴ってやります」と言い放つ。
扇久保は、前回試合前に家族から離れて練習に集中していたが、今回はどうかと聞かれ「1カ月ちょっと前から一人で暮らして、この試合に集中してやっています」と今回も練習だけに集中できる環境にしているとし、「お互い嫌いだと思うので。多分これは判定にならないんじゃないですか。ぶん殴るって言ってますが、その何倍にも返してぶん殴ってやろうと思っています」と神龍に返答する。
神龍はこれに「この世代ってパワハラ問題がたくさんあると思うので、社会だったら上司のことを殴ったらクビになっちゃうじゃないですか。でも格闘技界ではこれが出来るので、ぜひ俺の試合の時にムカつく先輩を思い浮かべてください」と、パワハラに悩む人たちがスカッとするような試合にすると話す。
その言葉を受けて扇久保は「パワハラとか言うんですけれど、俺たちがやっているのは格闘技なので、甘ったれたこと言ってんじゃないぞって気持ちがある。リングの上で、あれ以上のパワハラを見せてやろうと思っています」と宣言した。