MMA
インタビュー

【ONE】連勝の和田竜光、ストロー級転向を宣言、パシオやブルックスらに「自分が負けているとは全然思わない」

2024/07/11 19:07

いわゆる「減量」って言うのを別にしてないからストロー級でチャンスを

──近年、MMAファイターとして成熟したという手応えを感じていますか。

「そうですね。経験値も上がってきて、自分のスキルはどんどん上がっているのは実感しています。逆に、体力が落ちたとも感じないし。その辺は結果が出なくなってきたら、落ちてきているっていうことなのかなっていう風に判断しています」

──今回の試合で自身のパフォーマンスに関してどのくらいの評価をつけますか。

「悪くはなかったとは思いますね。フィニッシュできなかったのは課題ですが、でもそれもできなかったから別にそれはそれで良いと思います。やることはやったので。あの日は、あれが自分にとって1番良いパフォーマンスだったと言う感じがします。対戦相手は強かったです」

──試合後に「今後はストロー級に落とす」と宣言されましたが、転向の理由は何でしょうか。

「理由は、普段あまり減量をしていなくて。(試合時は通常体重から)5kgくらいは落としているんですけど、凄いスムーズにできるんです。規則正しい生活サイクルにすると、自然と落ちるみたいな感じで。変なものを食うのを止めたりとか、しっかり3食を摂るみたいなノリでやると健康的な身体になって体重が自然に落ちるんです。なので、いわゆる減量って言うのを別にしてないんです」

──減量という減量をせずにONEフライ級で戦ってきたと?

「フライ級はDJ(デメトリアス・ジョンソン)がいて彼と戦いたいというのがあって。それで言うと、とりあえず戦いたい選手がこの階級にはもういないです。もちろん、チャンピオンになるっていう目標はあるんですけど、フライ級ではそのチャンスが回ってくるのもまだまだかなっていうのと、ストロー級はまだやったことない選手もいっぱいいますし。現実的に考えた時に、落としてみようかなと。その方がベルトに近いんじゃないかなって思って。それで、今回勝ったら落とすっていう風に決めていました」

──ストロー級挑戦、階級変更の発言の中で、その相手としてランカーやチャンピオンに呼びかけていましたが、具体的に戦ってみたい選手はいますか。

「一切ないです。そもそも戦いたい選手っていうのはいなくて、(ONEでは)DJだけでした。どのくらい強いのかなとか、触ってみたいなって思っていた時期もあるんですけれど、今は特に何もそういう感情はなくなりました。戦うのは誰でもいい感じです。

 用意された相手とやりたいし、自分より評価の高いランキングの選手とかだったら誰でもいい感じです。ジョシュア・パシオ(王者)とやりたいとか、ジャレッド・ブルックス(1位)とやりたいとか、そういうのはないです。なんか“やってみたい!”って感じではないというか──まぁでも、やりたいんですけどね。(自分より)ランキングが上であれば、やりたいという感じです」

──今、ストロー級で猛威を奮っているブルックスの実力はどう評価しますか。

「やっぱり組みが強いし、軽量級ならではというか、動きも試合を通してあまり落ちたりしないし、すごい良い選手だと思いますね。ただ、自分がそこに劣っているかって見た時に、別に対応できるかなとも思います。だから挑戦したいという風に思ったりしています。他にも強い選手いますけど、パシオも強いし、ボカン(マスンヤネ=2位)とかも強いし、ロシアの選手(マンスール・マラチエフ=5位)も強いなとは思いますが、だからといって別に自分が負けているという風には全然思わない。いけそうだなと思います」

──ストロー級で挑戦する中で、タイトルマッチのチャンスがあるとしたらそれはいつまでにやりたいなど、ありますか。

「もちろん早ければ早いほど良いですが、体力的な衰えを今のところ感じてない。どこまで元気でやれるんだろうなって。自分でも未知なところもありますし、元気なうちにやりたいとは思います。(いま35歳で)40歳になっても、もしかしたら動けるかもしれないし」

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