キックボクシング
ニュース

【LEGEND】23勝21KO無敗のターザン初来襲「見せたいのはKOだけ」K-1サッタリとの対戦を希望「戦ってKOしたい」

2024/07/11 16:07
【LEGEND】23勝21KO無敗のターザン初来襲「見せたいのはKOだけ」K-1サッタリとの対戦を希望「戦ってKOしたい」

ヨーロッパで注目を集める“KO野生児”ターザンが初来日

 2024年7月15日(月・祝)千葉・TIPSTAR DOME CHIBA『LEGEND vol.1』のメインイベントにて、MA日本キックボクシング連盟ヘビー級王者・遊笑(Y's glow)と対戦するティアン・ターザン(オランダ)が11日(木)千葉市内にて公開練習を行った。


 ターザンはヨーロッパを中心に驚異のKO率(23勝21KO無敗。そのうち19回が1RでKO。前回の試合もKO勝ちし、現在9連続KO中)を誇り、今回が初来日。まだ23歳と若く、身長189cm・体重93kg。子供の頃から陸上競技をしており、オランダとゼーラントで優勝経験あり。12歳からは体操も経験。キックボクシング歴は5年で、Enfusion世界ライトヘビー級&クルーザー級王座の2階級制覇、特技は「ノックアウト」。


 トレーナーはかつてオランダの名キックボクサーとして知られ、MA日本キックボクシング連盟に来日経験もあるルック・フルヘイヤー。ターザンはシャドーでダイナミックな技を繰り出した後、フルヘイヤーの持つミットに剛腕とハイキック、バックスピンキックを叩き込んだ。


「日本に来たのは初めてだ。人々の感じがとてもいいので驚いた。あと、とても暑い(笑)」と初来日の感想を語ったターザン。


 ターザンというリングネームの由来を聞くと「原始人的な生活が好きで、シティには全く興味がない自然児なのでその名前を付けたんだ。自分でも猿っぽいと思っている(笑)。自然が大好きで自分にフィットするんだ」と説明した。


 23戦のキャリアを持つが、なんとプロデビューしたのは去年だという。「最初のアマチュアの試合は3年前。そして去年プロデビューした。そこからどんどん試合しているよ。ダメージや疲れ? そんなものはメンタ次第ルだと思っている。ダメージがないのはほとんど1RでKOしているからだよ。あまりにも早くKOすると、みんなもっと見たかったと言うんだけれど、それでも僕はKOするよ(笑)」


 自分を客観的に見てどんなファイターだと思うかと聞かれると「とにかく絶対にKOするので、見ている人が凄く楽しい試合をするのが僕だ。あと僕の試合を見てくれれば分かると思うけれど、誰よりも試合をすることを自分自身が楽しんでいるんだ」と答える。


 自信ある技は「全部得意だけれど、あえてひとつあげるとしたらライトクロスかな。あらゆる技でKOしているから、どれが得意か分からないよ(笑)。一番多いのは右のパンチと右のハイキックかな」と、どの技でもKO出来ると言い放つ。


 憧れていたファイターは誰かとの質問には「アレックス・ペレイラ。凄いファンだった。あとコナー・マクレガー、イスラエル・アデサニヤ。初めて見た格闘技の試合がマクレガーの試合だったんだ。僕自身が普通になるのが嫌いなので、彼のリラックスした感じの変わったスタイルが凄く面白いと思ってファンになったんだ」と、MMAファイターたちの名をあげる。

 MMAもやっているのかと聞くと「まだだ。今はやっていないけれど、いずれやりたいと思っている。まずはキックボクシングで世界一になってからMMAをやりたいと思っているよ」と、MMAにも挑戦したいとした。


 キックボクシングでの目標は「もちろんLEGENDでチャンピオンになることが目標だよ。ONEやGLORYとかいろいろな団体があるけれど、あまりどこの団体でやりたいとかはなく、とにかく世界で一番になりたいんだ」という。

 今回の試合について聞くと「ノックアウトだ」のひと言。対戦相手である遊笑の印象を聞かれると「キックが上手い、パンチも強いね。いつも対戦相手を尊敬する気持ちは忘れていないが、KOする」と、とにかくKOするだけとした。


「日本がすでに好きになった。僕はアジアが特に好きなんだ。人々が親切だからね」と言い、「僕もレジェンドに絶対になると自分でも思っている。自分で決めたことは絶対にかなう、それが僕の信念なんだ。キックボクシングを始めた時からそう思っていた。モハメド・アリ、マイク・タイソン、マクレガー…いろいろなスーパースターがいるよね。その人たちに憧れているけれど、自分がその年代になった時にはその時の若い人たちから憧れの存在として名前を言われるようになりたい」と、格闘技界のレジェンドとして名を刻むファイターになりたいと話した。


【写真】トレーナーはオランダが生んだ名キックボクサーのルック・フルヘイヤー

 もちろん日本でも今回の来日を機会に、かつて日本で活躍したオランダ人ファイターたちのように名前を知られる存在になりたいととする。


「どこの団体がいいとかは気にしていない。とにかくいい試合を見せたいだけんなんだ。でも、僕と同じくらいの階級でマハムード・サッタリがいい選手だと聞いているので戦ってKOしたいと思っている」と、K-1ファイターのサッタリと戦ってみたいと名を挙げた。

「KOで終わる試合を見せたいなら、僕を呼べばいい。必ずKOをお見せする」とターザンは自信満々に語った。7月15日の日本初試合が注目される。

 なお、今大会はmahocastにてLIVE配信されることが決まった。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.334
2024年9月21日発売
UFCデビューの朝倉海をビリー&エリーHCと共にインタビュー。またUFC6連勝で1位ロイヴァルと戦う平良達郎、DJの引退インタビュー、期待のプロスペクト、格闘技の新しいミカタを特集!
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント