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レポート

【PFC】亀松寛都が森永ユキトに判定勝ちで二階級制覇、フライ級は黒石大資が王座防衛、ミドル級はカタナマンが新王者に=『PFC.33』

2024/07/09 10:07
 2024年7月7日(日)北海道・札幌PODアリーナにて『PFC.33 & Nexus SPROUT North.4』が開催された。  2024年度2回目のPFCプロ公式戦と本年度初のFighting NEXUSアマチュア北海道選手権、Nexus SPROUT North.4が大盛況のなか行われた。『PFC.33』メインのバンタム級、セミのフライ級、そしてミドル級の3大タイトルマッチが並んだ今大会。  メインを飾ったのは、渡部修斗(FIGHT LYNX)が返上したバンタム級の王座を争う、亀松寛都(POD GYM)と森永ユキト(ストライプル新百合ヶ丘)の5R戦。  前PFCフライ級王者の亀松は、バンタム級転向2戦目の3月大会で渡部のマジカルチョークに敗れており、再起戦で渡部返上のベルトを狙う。  森永は、2023年2月のFighting NEXUSで河村康博に一本負けも、以降は2勝1NC。5月に韓国のチェ・セホに判定勝ち後、8月に体重超過の中桐涼輔にギロチンを獲られるもノーコンテスト。KTTのパク・スンチョルに判定勝ちしている。 ▼第7試合 メインイベント バンタム級タイトルマッチ5分5R〇亀松寛都(2位/POD GYM)[5R 判定3-0] ※48-47, 49-46×2×森永ユキト(初参戦/ストライプル新百合ヶ丘)  1R、ともにオーソドックス構え。先にボディロックテイクダウンを奪う森永に、外ヒールのトランジッションからトップを奪い返す亀松がパウンド。  2Rに亀松の右ハイをかわした森永が上に。立ち上がる亀松の打撃に下になる森永に亀松がバックを奪う。  3R、先にダブルレッグテイクダウンを奪う森永に金網使い立つ亀松。左で差して押し込む森永のシングルレッグも凌ぐ亀松は差し上げ右小手。押し込むも後半にブレーク。亀松の左ミドルをキャッチする森永が押し込み。このラウンドを取り返す。  4R、飛びヒザで前に出る亀松。森永のダブルレッグを切ってがぶり上に。ハーフから右で脇差し背中を着かせてパスガード。サイドで亀からと立とうとする森永のバックを奪い、4の字ロックでリアネイキドチョークを狙う。  5R、右カーフの亀松に森永はジャブを刺す。それを掻い潜りバッククリンチの亀松に森永は引き込み腕十字に。かわしてバックにつく亀松に中腰で落とそうとする森永だが、ついていく亀松。  いったんは正対から立つ森永だが、すぐに組んでバックテイクの亀松に森永が正対下から腕十字狙いも、ここもかわした亀松がトップから攻めてゴング。  5Rの王座戦の判定は3-0(48-47, 49-46×2)で亀松が勝利。スクランブル戦を制した亀松は、第5代バンタム級王者に。フライ級に続き、PFC史上最年少二階級王者に輝いた。そのコメントを求められたシャイな亀松は「ありがとうございました……帰らせてください(苦笑)」と語った。  また、セミファイナルのフライ級王座戦、ミドル級王座戦も5Rフルラウンドに及ぶ熱戦の末、フライ級は黒石大資が王座防衛、ミドル級はカタナマンが新王者となっている。  なお、Nexus SPROUT North.4で行われたプロ昇格トーナメントは、バンタム級が千原右京(ALMA FIGHT GYM BASE)、フェザー級が佐藤陽向(POD GYM)が優勝。Fighting NEXUSプロ公式戦にて、メイン級の扱いで破格のプロデビュー戦が約束されている。 [nextpage] PFC.33 第2部 試合結果・写真 ▼第7試合 メインイベント バンタム級タイトルマッチ5分5R〇亀松寛都(2位/POD GYM)[5R 判定3-0] ※48-47, 49-46×2×森永ユキト(初参戦/ストライプル新百合ヶ丘) ▼第6試合 セミファイナル フライ級タイトルマッチ5分5R〇黒石大資(王者/スカーフィスト)[5R 判定3-0] ※48-47×3×中西テツオ(挑戦者 3位/エキポセロ) ▼第5試合 ミドル級タイトルマッチ 5分5R×新名正啓(王者/ジャクソン道場)[5R 判定0-3] ※44-50×3〇カタナマン(挑戦者 1位/impact)※新名に4R反則攻撃による減点1 ▼第4試合 ウェルター級 ノンタイトル戦 5分2R延長1R〇成田佑希(王者/Team ZEEK)[2R 判定3-0] ※20-18×2, 20-17×飛田拓人(ストライプル新百合ヶ丘) ▼第3試合 フェザー級王座次期挑戦者決定戦 5分2R延長1R〇森 崇純(1位/POD GYM)[1R 4分58秒 TKO]×ハント高島(オウプネス札幌) ▼第2試合 フェザー級 GRAPPLING 5分2R〇渡部修斗(FIGHT LYNX)[1R 4分19秒 マジカルチョーク]×伊藤 光(POD GYM) ▼第1試合 フェザー級 5分2R延長1R〇中場ガッツマン大地(GO ONE GYM)[2R 判定3-0] ※19-18, 20-18, 20-17×綾哉(フリー) 【第1部 試合結果】(Nexus SPROUT NORTH.4) ▼第16試合 SPROUT MMA フェザー級トーナメント決勝戦 3分2R×藤島雄一(HAMA)[1R 1分23秒 腕十字]〇佐藤陽向(POD GYM) ▼第15試合 SPROUT MMA バンタム級トーナメント決勝戦 3分2R〇千原右京(ALMA FIGHT GYM BASE)[2R 2分37秒 リアネイキドチョーク]×白田龍司(POD GYM) ▼第14試合 SPROUT MMA フライ級 3分2R×セル(eleven)[2R 判定0-3]〇春日颯斗(POD GYM) ▼第13試合 SPROUT KICK バンタム級 2分2R ※プロテクター着用×菅野貴之(オウプネス札幌)[2R 判定0-3]〇堀 瑛太郎(大誠館) ▼第12試合 SPROUT MMA 53kgキャッチウェイト 3分2R〇石栗小春(ARMS GYM)[2R 判定3-0]×岸野あやめ(ジャクソン道場) ▼第11試合 SPROUT BOXING ライト級 3分2R ※特別ルール〇木村竜太(TEAM竜)[2R 判定2-1]×チャーン(ETT) ▼第10試合 SPROUT KICK ヘビー級 2分2R〇遠藤優介(POD GYM)[2R 判定3-0]×藤田祐介(スカーフィスト) ▼第9試合 SPROUT KICK フェザー級 2分2R ※プロテクター着用〇延藤亮太(ザワジム)[2R 判定2-1]×渡邊健太(大誠舘) ▼第8試合 SPROUT MMA ライト級 3分2R〇新岡理貴(Team ZEEK)[2R 判定3-0]×ケンシロウ(フリー) ▼第7試合 SPROUT MMA フェザー級 3分2R〇山田準平(POD GYM)[2R 判定3-0]×禅回宗(禅光院回宗寺) ▼第6試合 SPROUT MMA フェザー級トーナメントAブロック一回戦 3分2R-問谷京吾(POD GYM)※決勝進出[不戦勝]-藤島雄一(HAMA)※問谷が怪我による欠場の為、藤島が不戦勝による決勝進出 ▼第5試合 SPROUT MMA フェザー級トーナメントBブロック一回戦 3分2R〇佐藤陽向(POD GYM)[1R 0分24秒 アームロック]×小黒英一(POD GYM) ▼第4試合 SPROUT MMA バンタム級トーナメントAブロック一回戦 3分2R〇千原右京(ALMA FIGHT GYM BASE)[2R 判定3-0]×小澤亮太(POD GYM) ▼第3試合 SPROUT MMA バンタム級トーナメントBブロック一回戦 3分2R〇白田龍司(POD GYM)[1R 2分15秒 TKO]×岡村栞汰(アルバトロス) ▼第2試合 SPROUT GRAPPLING 58kgキャッチウェイト 5分1R×赤川真人(オウプネス札幌)[1R 4分56秒 ネックロック]〇菊池真乃介(POD GYM) ▼第1試合 SPROUT GRAPPLING 69㎏キャッチウェイト 5分1R〇レッド・ドラゴン(UWF道場)[1R 判定3-0]×林 晃一郎(ONE1)
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