2024年7月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2024』にて行われる「K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント」に出場する、ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)。
同大会を「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にてPPVで独占生中継するABEMAの、ABEMA格闘【公式】YouTubeチャンネルにて、“戦友”魔裟斗がタイにブアカーオを訪ねた映像が公開された。
魔裟斗とブアカーオはK-1 WORLD MAXで2度対戦し、1勝1敗。初対決となった世界一決定トーナメントの決勝戦は、奇しくも今回と同じ7月7日(2004年)で国立代々木競技場第一体育館だった(今回は第二体育館)。
「本当に1日3試合、42歳で戦えるのか。心配で様子を見に来た」と、タイ・チェンマイのブアカーオ・ビレッジを訪れた魔裟斗。三浦孝太も現在ブアカーオに弟子入りして同ジムで練習しており、魔裟斗との再会を果たした。
ブアカーオは「魔裟斗にミットを持って欲しい」とリクエストし、魔裟斗もこれに応えてミットを持ち、ブアカーオの技を受ける。
ミット打ちを終えた魔裟斗は「42歳ブアカーオ大丈夫かなと思ったけれど、ブアカーオ健在だね。今日3~4年ぶりにミットを持たせてもらったけれど、パワーも全然前よりあるんじゃないって感じがしたね。全然息があがらないじゃん、あれだけ蹴っていて。スタミナもあるしね、凄い汗も出ていた。あれだけ汗が出るのは調子がいい証拠なのよ。K-1のトーナメント、ブアカーオがどこまで行くのか楽しみになって来ましたね。期待値も上がったね。怖いブアカーオがまた帰って来るんじゃないか、楽しみだね。タイまで来た甲斐がありました」と、パワーは以前より増し、スタミナもあり、健在ぶりを肌で感じたと評価。
ブアカーオは「応援しに来てくれて本当に嬉しい。魔裟斗にミットを持ってもらったのも嬉しいし、自信につながるよ」とパワーになったという。
【写真】友情のグ―タッチを交わすブアカーオと魔裟斗(C)ABEMA 練習後の対談で、魔裟斗は「昔とはファイトスタイルが変わった気がする。昔は前蹴り、ミドルキック、スピードある攻撃を出して戦っていたけれど、今は前に出る圧でプレッシャーをかけて行きながらパワーのスタイルに変わった気がする」と聞くと、ブアカーオは「昔はスピードと手数で勝負していたけれど、今それをやるとすぐにスタミナが切れるんだ。だから今はしっかり当てる場所を選んでより強く相手にダメージを与えることに専念している」と、年齢と共にファイトスタイルを変えていったと話す。
魔裟斗が「トーナメントで優勝するまで3試合戦わないといけない。そこを心配している」と言うと、ブアカーオは「魔裟斗が思っているように僕も同じことを思っているよ。だけど何が起こるかはリングに上がってみないと分からない。確かに最近のK-1の選手は強く優秀な選手が多いから、僕もどこまで戦えるか分からない。だからこそ、その中で今の自分を試してみたいと思う」と、自分にもどうなるか分からないとした。
最後に、魔裟斗が「僕がひとつ謎なことがある。なぜ今もなお戦い続けられるの?」と問うと、「最初の理由としては格闘技が楽しいから。テクニックとか経験を活かすと意外とこの歳でも出来る。観ている人たちにもやり方によっては格闘技は寿命が長いものだと感じて欲しい。これだけ長く戦っている選手はそんなにいないから、格闘技はこれだけ長く続けられることを証明したいんだ」と、格闘技は年齢を重ねても出来る、強くなれることを身をもって証明したいからと答えた。
対談を終えた魔裟斗は「7月7日、ブアカーオが3試合勝ってトップに立つことを楽しみにしている」と激励のメッセージを送り、ブアカーオと友情のグ―タッチを交わした。
なお、6日に行われる前日計量ではブアカーオ、魔裟斗、須藤元気の3人がそろい踏みすることも発表されている。