2024年6月28日(金)タイ・ルンピニースタジアムにて開催された『ONE Friday Fights 68』の第9試合にて、バンタム級キックボクシング3分3Rで6連勝中だったアラヴァディ・ラマザノフ(ロシア)を2R1分15秒、TKOで破ったペッタノン・ペットファーガス(タイ)が試合後インタビューに答えた。
ペッタノンは2022年11月にONEキックボクシング世界バンタム級王者・秋元皓貴に挑戦して判定2-1で王座を奪取。しかし、試合後に禁止薬物の陽性反応が出たためタイトルは剥奪、1年間の出場停止処分を受けて今回が復帰戦だった。
勝ったこと以上に復帰できたことが嬉しい
――まずはONEに復帰した感想を教えてください。
「とても嬉しいです。入場の時から涙が出そうでした。多くのファンが僕の名前を叫び、応援してくれるのを聞いた時も素晴らしい気分でした。試合が終わった時ももちろん勝ったので嬉しかったですが、それ以上に復帰できたことが嬉しいです」
――今日の自分のパフォーマンスについては。
「パフォーマンスに満足していますが、それ以上に、今日リングに戻ってこられたという事実を強調したいです。本当に嬉しいです」
――アラヴァディ・ラマザノフとの試合と、彼に対して優位に立てたことについて。
「とても難しかったですね。彼のタイミングを予測するのが少し難しかったです。彼はとても速く、彼が少し疲れ始め、疲労感を感じ始め、技を避けるのが遅くなり始めたときに、自分がゲームをコントロールできたと感じました」
――この試合で勝てる自信はありましたか?
「僕の方が経験があり、ディフェンスも優れています。リングでは、1ラウンド目は少しゆっくりとしたペースでした。それは彼がどう出てくるか見たかったからです。2ラウンド目から前に出てプレッシャーをかけ始め、それがうまくいきました」
――将来、秋元皓貴と再戦することになると思いますか。
「今のところ秋元にはこだわっていませんが、心の奥底では、またタイトルマッチのチャンスをもらえたらと思っています」
――将来、ジョナサン・ハガティーと対戦する可能性について。
「ハガティーにもこだわっていないんです。彼が現チャンピオンであることは理解していますが、彼はやることがたくさんですから。ムエタイでも、キックボクシングでも戦っていますし、MMAにも挑戦すると言っています。だから、順番待ちがとても長いじゃないかと思っています。自分がタイトルマッチのチャンスを得るときには、彼がもうチャンピオンではないかもしれません。そんなのは分からないですから。むしろ、タイトルマッチのチャンスを得られれば、それがハガティーである必要はないと考えています。そのベルトは僕のものだと感じています。なぜなら、誰かに負けて失ったわけではなく、剥奪されただけだからです。本当に取り戻したいです」
――次に対戦したい相手は?
「ウェイ・ルイかもしれません。彼は中国のナンバーワンファイターで、本当に優れた選手のようです。僕は最高の選手と戦うことに興味があります。みなさんに知ってもらいたいのは、僕はキャリアの中で他の人よりも少し年上(38歳)だということです。ベストを尽くしています。まだパフォーマンスを発揮できます」
――サポーターとファンへのメッセージを。
「全てのサポートに感謝したいです。今日までの長い間、ファンの方から沢山のメッセージをもらいました。僕がまたリングに戻るのを見たい、また戦うのを見たい、リングで勝利の笑顔を見せるのを見たいと。そのことに心から感謝しています。本当に素晴らしいことでした」