スター性を持つ特別なファイターとして活躍していきたい
「5歳の時キックボクシングを始めた」
――スリナム系のオランダのK-1選手は、アーネスト・ホーストさんやレミー・ボンヤスキーさんがいます。
「レミーとは、18歳の時に一緒に中国へ行ったことがある。K-1の試合が終わった後も、2回ほどメディアでレミーとの対談を受けたよ。俺のFacebookに、その様子が載っているよ」
――K-1にはどんな印象がありますか?
「当時は5歳の時に、よく弟とK-1ごっこをしていた。レフェリー、審判、ファイター役まで自分たちで全てして、めちゃくちゃだったけど楽しかったな。今思うと、自分がそのK-1リングに立っているのが凄いなって思っているよ」
――K-1の舞台を経験したという実感は。
「リング上では感じる余裕がなかった。でも帰ってきて、もらったグローブ、トロフィーを飾って毎日見てるし、タナンチャイとの試合は1000回以上も見てる。自分が夢見ていた人生を生きているという実感は、これから出て来るだろうね」
――決勝ラウンドのこともお聞きしたいのですが、まず組み合わせ抽選会で会であなたはヴィクトル・アキモフ選手を選びました。
「アキモフの勝ち方が美しくて魅力を感じたので、彼の所に行っただけ。それ以外の理由はない」
――どこが美しかったですか?
「あの試合はリングサイドで座って見ていたけど、アドレナリンで何が起きているのか記憶にないくらい勝ち方が美しく感じて、この人と戦ってみたいという気持ちが出てきたんだ」
――アキモフ選手は、中島玲選手をバックブローでKOしました。
「素晴らしい勝ち方をしたよね。気持ち良さそうに叫んでいたのを見て、それを奪いにいくぞと思ったよ。そいつには(中島には)効いたかもしれないけど、そのテクニックは俺には通用しないぞというのを思い知らせたい」
――どんなフィニッシュを考えていますか?
「あまり自分にプレッシャーかけたくないけど、ノックアウトすると思う。左で倒すよ。ボディーか顔に当てて」
――MAXの70kgの階級で、憧れのスターはいましたか?
「一人ではなくて、マイク・ザンビディス、アンディ・サワー、魔裟斗、ブアカーオ、みんな僕にとっては特別な存在だよ。自分も、彼らと同じようにスター性を持つ特別なファイターとして活躍していきたい。そのためには何でもやるつもりだし、K-1と言えばロマーノと思われるようになりたいね。そして今後俺のことは“ザ・モンキーキング”と呼んでくれ!」