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インタビュー

【RIZIN】堀口恭司「自分は(UFC二階級でも)行けると思っています」×セルジオ・ペティス「最初から最後まで客席が埋まっていて驚いた」「1勝1敗だ。3戦目は5Rで」=コメント全文

2024/06/10 22:06
 2024年6月9日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催された『RIZIN.47』の第9試合バンタム級(61.0kg)5分3Rで、セルジオ・ペティス(ルーファスポーツ)に判定勝ちでリベンジを果たした堀口恭司(アメリカントップチーム)が試合後インタビューに答えた。  試合は、両者が向き合うとフライ級が適正の堀口に対し、バンタム級のペティスが大きさを感じさせるなか、初回に左フックをヒットさせた堀口が、中盤以降もニータップでテイクダウン。コーナー際でギロチンやニンジャチョークを狙うペティスをかわすと、ガードに徹してバックを譲らないペティスをトップからコントロール。再戦で危なげなく完封勝利した。  試合後の会見では、堀口はテイクダウン後のペティスのガードポジションについて、「守りにすごい徹していたので、ああやられちゃうとやっぱり極め切るのはすごい難しい」と語り、完勝にあらためて「海くんがチャレンジするUFCに自分もチャレンジしたい」と希望した。  会見後、榊原信行CEOは、「海だけ行かせて恭司だけ行かせないといううわけにはいかないけど、恭司はBellatorの契約下にあるので、UFC側にはUFC側のマーケティングもあるし、状況が整って、UFCから“ぜひ”と言われれば僕らが止めることはないです」と語っている。  また、再戦で敗れたペティスは敗因を「ちょっとギロチンチョークに頼りすぎたかもしれない」とボトムになった時間を振り返り、同じ元UFCファイターとして、堀口のUFC再挑戦について、「フライ級ならチャンピオンまでいけるかもしれないけど、バンタム級だと小さすぎて難しい」と語った。 さらに、一夜明けた10日には、堀口に向けて「トリロジー 5ラウンド。スコアは1-1だ」と3戦目をアピールしている。  両選手との一問一答全文は以下の通りだ。 [nextpage] 堀口「海くんがチャレンジするUFCに自分もチャレンジしたい」 ──試合後の率直な感想をお聞かせください。 「しっかりリベンジできたので。本当は極めたかったんですけど、なかなか相手が上手くてそこまで辿り着けず。何しろ、勝てたことが嬉しかったですね」 ──リング上で、「誰だ、負けるって言ったやつ、榊原さん!」と叫んでいました。有名格闘家の予想では五分五分だったかと思います。その声を聞いてどう思っていましたか。 「格闘家の方は全然自分は気にならないです。でも榊原さん! プロモーターがそれ言っちゃうと『おい!』ってなりますよね。ダリオン・コールドウェル戦も確か『負けるんじゃないか』と言ったんですよ(笑)。それで自分も火がつくので逆にすごい相乗効果みたいな感じで強くなれたなって気持ちです」 ──では勝って会心の気持ちだったのですね。 「そうです。絶対言ってやろうと思いました」 ──ペティス選手の前回と比べて戦ってみて印象と違ったところがあったら教えてください。 「お互い手の内は分かっているのでちょっと探り合いになりましたね」 ──ぺティス選手は堀口選手に対して「変わらずスピードがあり強い」という印象だったと。堀口選手も変わらない印象ですか? 「まあそうですね」 ──試合前に「あまり感情を入れずにひとつの試合として戦う」と。改めて、リベンジ戦として実際向きあっても落ち着いた心境で試合に臨むことができましたか? 「そうですね、でも悪い癖が出て3R目にちょっと打ち合ってやろうかと思っちゃってセコンドから『おい恭司! 集中しろ!』と言われてまあ、やらなかったです」 ──では、前回同様、盛り上げたいと思って打ち合いも? 「もちろんそういうのもあるので。もしかしたら行っていたかもしれないですね」 ──全てのラウンドで盛り上がっていたように見えましたがもっと沸かせたいと? 「やっぱり格闘技って、(フィニュシュを)決めたほうが盛り上がるので、自分はそこを目標にやっているのでもっと決めたいなと」 ──ぺティス選手がサウスポーにスイッチしていたのは前回と比べて「やりやすい・やりにくい」とか、どうでしたか? 「自分はスイッチに関して全然何も気にならないです。だから別にやり辛さもなく、前回もサウスポーを1回くらい使ったかな、なので変わらなかったですね」 ──前回同様テイクダウン中心に攻めたなかで、前回と変えてアタックしたこと、違ったところは? 「あまり距離を取らずに近場で勝負しました。あんまり距離取ると回転系の技が当たっちゃうので、近場にして、向こうのほうが自分よりは遅いので自分のほうがスピードがあるので、振り回す前に入っちゃうっていう感じですかね」 ──逆にペティスが前回から攻略してきたと感じたことはありますか。 「スピン系は変わらず狙ってきていたけど自分がそれをさせなかった感じですかね」 ──いくつかパンチ、1Rに左フックとか当たっていたと思いますが、本当の芯は当てさせてもらってはいませんでした。あの辺の手応えやダメージは? 「結構あったけど打たれ強かったですね、タフでした」 ──2Rまでは堀口選手が完璧に支配していました。3Rを迎えるときの気持ちはどういうものでしたか。 「最終ラウンドは、セコンドに言われる前までは盛り上げるために“ちょっと打ち合っちゃおうかな?”というのがあったのですけど(笑)、前回のミスがあったので、ちゃんとそこはセコンドの指示を聞いて勝ちに徹しようと思いました」 ──「集中しろ」と言われたのは2R終わりですか。 「インターバルもそうだし、3R始まって、相手と向き合ったときですね」 ──上になってコントロールしていた点について、その時間帯も会場の雰囲気としては優勢な堀口選手を応援している雰囲気が充満していました。 「ありました? シーンとしてたから“ちょっとやばいかな?”って思っていました」 ──どう受け止めていましたか。 「やっぱり“もうちょっと盛り上げないとな”というのはありました。やっぱりメインだし。今回はしっかり勝ちを取って、次回からしっかり極められる選手になって戻ってきたいと思いました」 ──極めの部分で、恭司選手のなかではテイクダウンのあとに、ペティスがスクランブルにきたらバックでチョークという狙いもあったかもしれませんが、結構ペティスがガードでステイしたのでフィニッシュに至らなかった部分もありますか。 「そうですね、守りにすごい徹していたので、ああやられちゃうとやっぱすごい難しいです。パスガードも何度もやってましたけど、戻してずっと抱きついてきて……なのでなかなかそこから極めるのは難しかったですね。だからコツコツパウンド当てて、という感じでした」 ──下からペティスがオモプラッタに来た時が一番バックが取れそうでしたが、あの場面でもペティスは立ち上がらずに引き込んできたときは、そういう試合になると自分では思いましたか。 「そうですね、でも最後極めたかったというのはありましたね」 ──メインで見せたいものは見せられましたか? 見せられたとすれば、何を。 「リベンジマッチだったので勝つ姿を見せるのが一番の目標。そこは見せられたかなと思います」 ──試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えていただけますか。 「(朝倉)海くんがチャレンジするUFCに自分もチャレンジしたいなとは思っていますけど、まあどうなることか、まだ分からないですね」 [nextpage] 平良も鶴屋も「2人ともすごい強いですよ」(堀口) ──海選手のUFCに「自分も」と。榊原代表は堀口選手に「バンタム級とフライ級の二階級制覇を」と望んでいましたが。 「そうですね、ちょっと契約的な大人の話になると思います(笑)」 ──海選手はUFCで活躍し、タイトル戦線に行けると思いますか? 「できると思いますよ。“日本人はダメだ”みたいな決めつけがすごいあるので。周りの人や格闘技ファンだったりとか。ネガティブな気持ちじゃなく“やってやろう”とかプラスな気持ちで行けば絶対勝てると思うのですよ。だから海くんにも絶対にチャンスがあると思います」 ──またUFCに行きたいという話が、どうなるかは置いておいて、今UFCフライ級に平良達郎選手や鶴屋怜選手のような若い選手がいます。率直に2人への評価は? 「2人ともすごい強いですよ、やっぱりUFCが取っただけあってめちゃめちゃ強いし、鶴屋くんは(ATTで)一緒に練習したことありますけど、グラウンドテクニックがめちゃくちゃ上手いですね。もっと伸びしろがある選手です、強いです」 ──平良選手はランキング入りしていますが、当たったとして勝てるとイメージしていますか? 「ファイターで『勝てない』っていう人はいない。全然勝てますよ、はい」 ──UFCの話で、フライ級に色々な(日本の)選手がスタック気味ななかで、「もしバンタムでなら」とオファーが来たら考えますか? 「うーん、そうですね。いっぱい食べないとならないですね……。やっぱ考えますよ、バンタムのほうが盛り上がってるし選手層も厚いので、まあ考えます」 ──事前インタビューで「RIZINがひと区切りになる」ということでしたが、真意を教えてください。 「どうなんだろう? 言っていいのかなこれって(笑)。契約的な問題もあり、あんまり言えないんじゃないかな、これ。まあまあ、自分が海外に挑戦したいのが一番ですね。だからです」 ──もしそれが無理だったらRIZINに再び? それとももう(RIZIN参戦は)無いのでしょうか? 後ろは考えずに前に進んでいるのでしょうか。 「まあそうですね、なるべく自分の目標に向かって突き進みます。でも(UFC入りが)無かった場合には……まあ(笑)。これ言っちゃうとアレですね。あんまり言わない方がいいのかなって」 ──今回どれくらいの期間でバンタム級の身体を作ったのですか? 「1カ月半くらいですかね。でも作れてないですよね。自分は64kgなので、計量の前日に半身浴して3kg落とす感じなので、(本格的には)作れていない。気合いで、リベンジマッチだからやったっていう感じですかね」 ──本来ならどれくらいの期間でフライ級からバンタム級の身体を作り上げていくのですか。 「人によりますよね、太りやすい体質とか。自分はすぐ痩せちゃうのでなかなか難しいですね。だいぶかかります」 ──「ご飯をたくさん食べなくちゃいけないから嫌だ」と以前おっしゃっていました。どれくらい摂取しなくてはいけないのですか。 「自分の練習量だと1日に5食とか食べないと付かないですね。牛丼に例えると、大盛り2杯を5食。何回も吐きました」 ──バンタムに戻すとしても練習以外でそこがキツくなるのですね。 「そうですね」 ──さきほど、ペティス選手に「堀口選手がUFCに挑戦した場合に通用するか」を質問したら「フライ級ならチャンピオンクラスだが、バンタムだと体格が小さいからしんどいんじゃないか」と私見を述べていました。その意見についてはいかがですか。 「まあそうですね。でも人がいうことって人の評価でしかないので、やっぱりやる自分がどうかが一番大事だと思うので。まあ、もちろんバンタムにするには色々な準備が必要だし、自分はタッパ(身長)も無いですけど、行ったら行ったでやるしかない、ですかね。自分は行けると思っています」 ──ところで、パッキャオ選手の参戦が発表されましたが、その試合について何か感じることはありますか? 「面白そうだけどルールは何? ボクシングなんですか?」 ──RIZINスタンディングバウト特別ルール・3分3Rとなっています。 「ボクシンググローブ? へー。でも面白そうっスよね。千裕くん、勢いがあるので。何か起こしてくれるんじゃないのか、っていうのがあるし、ボクシングでパッキャオに通用するのかな? って。パンチだけで生きてきた人間じゃないですか。そこの面白さはありますね」 ──見にきます? 「いや、フロリダにいます。ロイ(飼い犬)もいるんでね」 ──勝利後のリングに奥様を上げるのは恒例にしていきますか。 「ハハハハ!“恒例”にはならないですけど、やっぱり一番近くでサポートしてもらって、多分、自分はちょっと人の気持ちが分からないところがあるのですけど、多分、(妻が)一番緊張していたっていうか。この試合に向けて、しかもリベンジマッチだし、一番ナーバスになっていたので、リング上に勝った後で上げて、喜びを分かち合いたいと思いました」 ──結婚後に食事面のサポートをしてもらえるようになったことでもっと強くなっていけそうですか。 「まあそうですね、もちろん。やっぱりアメリカに日本食ってあんまりないので。自分の腕だとあんまり料理作れないので(笑)、サポートしてもらって、もっともっと上を目指せるなっていう感じですね」 ──勝利して座ったyogiboの感想を一言お願いします。 「自分家にも海くんとやったときかな? yogiboがあるんです。それでよく寝ています。めちゃくちゃ気持ちいいです」 [nextpage] ペティス「恭司はフライ級ならチャンピオンまでいけるかもしれない。バンタム級だと小さすぎて難しい」 ──試合後の率直な感想をお聞かせください。 「“もっとできた”と思うと非常に悔しいけど、とくに最初の2Rで彼はうまく試合をコントロールしていました。彼は自分のゲームプランをやり通した。前戦起きた延長線上で、その先を戦ったような感じで、起きたことは起きたことというか、前戦はそれをバックハンドフィストで自分が倒したけれど、今日は彼の日だった。今回は彼のほうが上回っていたということで彼を称えたいと思います」 ──堀口選手に前戦とは違う変化を感じましたか。 「いや変わったことは全くないです。彼はまだまだ強く、まだまだ速い。前戦に比べると自分は彼のフェイントやキックにより対応できたと思うけど、レスリングで上手くコントロールされてしまって、とても上手くて、自分にとってそこは取り組んでいる課題だし、継続して取り組んでいくべきだと思わされました。自分はまだ30歳で8年から10年くらいこれから続けていくつもりでいるから、今後もっと上達していきたいと思います。成長過程のひとつ、と考えています」 ──今回はリングでした。コーナー際に詰められる時間もありましたがリングで戦ってみていかがでしたか。 「たしかに違いはありました。自分はリングで戦ったのはプロ1戦目のカナダでの試合以来です。でも結局はMMAなので、どんな場所であれ、ルールもそうだけど、そこに対応しなくてはいけないものです。堀口選手が素晴らしい戦いを見せた、つまりしっかりと勝利を掴むだけのものがあって勝利を確かなものにしたと思うので、恭司に脱帽です」 ──踏みつけも見せました。RIZINルールはいかがでしたか。  「かっこいいなって。小さい頃からPRIDEを見て育ったから、素晴らかった。もうちょっとショーを見せられたらと思ったりもしたし、逆に堀口選手の踏み付けやヒザが怖かった部分もあって、だからしっかり彼を掴んでいたというのもありますね」 ──勝敗はどこで分かれたと思いますか。 「全体的にコントロールされていてレスリング技術で素晴らしい仕事をしたというところでしょうか。自分に背中を着かせてコーナーに追い詰めてコントロールしていました。前にも言ったけれど、自分のキャリアの中でずっとそこは足りない部分だったから、しっかり対策してきたつもりだけど、まだまだ足りないなと気付かされた試合っていうのはこれまでもあったけれど、堀口に対してもそうですね」 ──左フックを側頭部に受けてヒザを着いた場面のダメージはいかがでしたか。 「バランスを崩したというのはありました。脅威に感じるものは特になく、ただバランスを崩した感じです」 ──あとちょっとでフィニッシュできたと感じた瞬間がありますか? 「打撃ではいいところを見せたのではないかと感じています、最初の対戦よりはずっと良かったと思っています。序盤、彼はたくさんカーフキックを蹴ってきたけれどしっかりチェックできていたし、いい感じのオーバーハンドもありましたが、それも避けられました。自分がジャブやキックを出して、観客にアピールできていた部分はあると思います。ここ数年はチャンピオンの重圧を意識しながらストレスを感じてやっていましたが、今日は楽しみたいと思って臨んで、負けたとはいえ楽しむということはできたので良かったと思っています」 ──左フックで堀口選手にヒザを着かせ、ダースチョークをかけた感触はいかがでしたか。 「汗で滑ったりということもあって彼は抜け出せる感じだったし、肩を出していてあのまま無理にやろうとしても絞り上げる腕に負担がかかるだけで何も起きないということで離しました。それも上手く堀口選手がお腹のほうから(仰向けになって)トランジションして下がっていました」 ──前回と違い堀口選手がテイクダウンに来ることは予想ができていたと思います。カウンターのギロチンでフィニッシュも狙っていたなか、堀口選手がギロチンにかからないようにテイクダウンできる、その堀口選手の技術をどう捉えていますか。 「たしかに仰る通り堀口選手は上手くやったと思う。自分も狙ったところを避けられて立ち上がるしか無い場面が何度かありました。ひょっとしたらちょっと(フロントチョークに)頼りすぎた気もしていますので、修正していくべきと感じています」 ──堀口選手はUFCの再挑戦が選択肢にあるようですが、世界のなかでの堀口選手はどの位置にあると感じていますか。再挑戦した場合、通用すると思いますか。 「どの階級で?」 ──フライ級かバンタム級でしょうね。 「フライ級なら上に行けるでしょうし、チャンピオンまでいけるかもしれないと思いますが、とはいえ上位にはキラーと言える選手が何人かいるので、どうなるかというところ。私見ですが、バンタム級だと小さすぎて難しいし、フライ級なら上手く行くのでは」 ──UFC契約に関連して堀口選手は「フライ級に需要がない」と。北米市場でフライ級の需要は低いと感じていますか? 「自分もフライ級だったので、実感として需要が少ないとは感じますが、それで階級を上げました。実力が均衡して決着がつきづらいのでそのあたりも人気に繋がりにくいのかもしれません」 ──今回、平本連選手のサポートに対して感謝などの言葉はありますか。 「“本当にありがとう”と感謝の気持ちを述べたい。兄弟のような存在になったと思うし、ジムなども手配してもらい感謝しています。結果を受け入れた上で、またRIZINに近いうちに戻って来れたらいいなと思います。この機会に対してエンターテインメント性の意味ですごくいいなと思っているし、自分もお客さんを楽しませられていたらいいのですが」 ──日本のスター選手の堀口の敵として来日しましたが、今回、声援など受けて日本のファンから受け入れられたという実感がありますか? 「本当に日本のファンの皆さんの声援も感じましたし、日本のファンの素晴らしさも肌で感じました、とても応援する姿勢があると思っていて、素晴らしいです。大会の最初から最後まで客席が埋まってるなんてびっくりでした。アメリカに行ったら正反対で、メインイベントになってやっと埋まるような感じだから。  全部の舞台裏から演出面も、行われた全ての制作・運営面で素晴らしかったと感じています。だから関わった皆さんに感謝したいと思っています。負けてはしまいましたけれど、忘れ難い時間を過ごすことができました。この瞬間を忘れることはないでしょう。素晴らしかったです」 ──試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えていただけますか。 「いろいろあるけれど、まず戻って、PFLやBellatorでいろいろと機会が出てくるでしょう。ただ自分の“格闘技の旅路”のようなものにあるものは、どこでどんなものであれ、一生懸命やるだけ、受けていきたい。UFCで6年やって、若い頃はそこでキャリアを終えるものだと思っていたけれど、Bellatorに移籍し、そこでチャンスを掴んだ。  そうしてRIZINに出場する機会もあったので、どんな機会があるか分かりませんが、格闘技の旅として自分を連れ出してくれるなら、どこにでも行きたいと思っています。結局のところ、自分は格闘家だから。これからも前進していくし、最高な選手のひとりとなれるよう、努力をし続けます」 ──日本で行きたいところや食べたいものは? 「たくさん食べて、たくさんビールを飲みたい。全部だな、ずっと妻がハンバーガーやラーメン食べてるのも見てたし全部ですね、日本の食を探求したいと思います」 ──ミルウォーキー出身ですが、東京のビールにも期待していますか。 「100パーセントです。楽しみにしています。7日間ホテルに缶詰だったので、東京のナイトライフを全部楽しみたいです」 ──ヱビスビールを楽しんでください。 「おすすめですね? もう1回教えてください」 ──ヱビスビールがおすすめです。 「分かりました」 ──最後に、yogiboの座り心地はいかがですか。 「非常に素晴らしいです。控室でも横になったのですが、眠りそうになりました。家に持ち帰りたいくらいです」
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