(C)ROAD FC
2月23日(土)、韓国ソウルのジャンチュン・アリーナで開催される「ROAD FC 052」で、ROAD FCバンタム級選手権試合キム・ミンウvsムン・ジェフンが行われることが決定した。さらに同級でジャン・イクファンvsジャン・デヨンも行われる。
また、同大会メインでは「ROAD FC 100万ドルライト級トーナメント決勝」として、シャミール・ザフロフとマンスール・ベルナウイが激突する。
ROAD FCのバンタム級選手権は、これまで熱戦続きの伝統のタイトル。最初のバンタム級トーナメントでカン・ギョンホが優勝。2012年6月に初代王座を獲得後、ギョンホのUFC移籍により空位となった同王座を2013年6月にイ・ギルウが獲得。しかしギルウが手術のために王座を返上した。
2014年12月に“韓国MMA界の至宝”とも呼ばれたイ・ユンジュンがムン・ジェフンを破り、3代目王者となったが、脳梗塞の治療専念のため、再び王座が空位に。2017年4月にユンジュンの後輩であるキム・スーチョルがキム・ミンウを判定で破り、涙の戴冠を果たしていたが、スーチョルが引退したことで、王座はみたび空位となっていた。
今回、バンタム級王座を争うキム・ミンウとムン・ジェフンはこれまでに2度戦っており、1勝1敗。2014年12月にはミンウが判定勝ちし、2016年3月にはジェフンが判定勝利している。これまでともに同級王座には手が届かなかった両者によるタイトルマッチは激闘必至の試合が予想される。ミンウは2017年4月のスーチョル戦以来、1年10カ月ぶり復帰戦。ジェフンは大晦日RIZINでの朝倉海戦での判定負けからの復帰戦となる。悲願の王座を獲得するのはどちらか。
ジャン・イクファン(6-2, Team Posse)とジャン・デヨン(5-2, ByeongJeom MMA)の対戦も同じバンタム級。イクファンはムエタイを得意とする長身のストライカー。乱打戦にも強く、2017年3月の「ROAD FC37」では根津優太に判定勝ちを収めている。2015年10月から2017年9月まで5連勝していたイクファンだが、2018年3月の「ROAD FC 46」では中国のアラテン・ヘイリの右ストレートにTKO負けを喫しており、今回が復帰戦となる。
対するデヨンは、キム・スーチョルが評価した28歳。パク・ヒョングンとの激闘を2度制したことで知られる。2017年12月にはロシア「MFP 215」でルスラン・ヤマンバエフにRNCで一本負けしており、イクファン同様に母国で復帰戦に臨む。