ムエタイ
インタビュー

【BOM】日本vs.タイ対抗戦に挑む日本人3選手、士門「ラジャで2階級制覇狙う」九里虎「とにかく勝ちを重ねていく」JASMINE「世界タイトルを獲る」

2024/06/08 21:06

佐藤「ガンガン攻めて早いラウンドで勝負を決めたい」


――佐藤選手の本名は佐藤駿なんですよね。リングネームの“佐藤九里虎”はどういった由来でつけられたんですか?

「以前にいたジム、フェニックスジムでは漫画のキャラクターからリングネームをとっている選手がいたりして、僕のリングネームはお菓子のグリコから取ったと思われていますが、漫画『WORST』の主人公の花木九里虎という九州出身の強い男がいて、自分もそこから取り自分で付けました」

――ちなみにその漫画とコラボとかいい話があったりは?

「全然ないですね(苦笑)」

――前回2月のRWS JAPANではリュウノスケ・ウォーワンチャイ選手に判定勝ちでした。

「RWS JAPANのリングではアグレッシブに前に出た方がジャッジには好印象を与えられるので、それだけは意識して絶対に下がらないようにしてプラン通りには試合ができました。リュウノスケ選手は若くて勢いのある選手で自分は30代ですが、一日一日ちゃんと成長できるように意識して練習することで20代の時よりも強くなっている実感はあります」

――今回キャリア初のタイ人選手との試合になりますか?

「実はプロデビューした数戦後のことであまり記憶にないのですが、タイのMAX MUAYTHAIで一度試合をしています。タイには練習目的で行ったところ、たまたま『試合に出ないか』と声を掛けられて急遽出ることになりました。でも自分の中ではなかったことにしてるんで、特に戦績には加えてないです(苦笑)。僕は当時、RISEを主戦場にしていてムエタイをやったことがなく、相手は完全に首相撲の選手でその展開でやられました」

――では、今回首相撲の展開になる可能性もありますが、首相撲に対してトラウマだったりは?

「いや、今は特にトラウマはないですね。今ガンガン首相撲を練習やっているかと言われたらやってないのですが、あまり組まない展開にしたいと思います」

――所属ジムFAITHの加藤督朗会長は現役時代はタイでよく試合した選手ですけど、影響は受けてないんですね。

「会長からは特に首相撲をやれとは言われないですし(苦笑)。会長は身長もデカくて組んでヒジを打つタイプですが、僕は小柄なのでファイトスタイルが違いますね」


――今回の相手、チュープンレック・エックススタームエタイ選手にはどういった情報がありますか。

「試合映像をFacebookで少し見ただけで特に印象はなく、若い選手ということしかあまり情報がありません。正直、やるまで分からないんですけど、ガンガン組まれても組まれないような展開に持っていきます」

――どういった勝ち方をしたいですか。

「今回は5R制なので早い段階で倒して勝てたらいいなと。5Rも試合をやりたくないので、前回以上にガンガン攻めて早いラウンドで勝負を決めたいと思います」

――今回セミファイナルに抜擢されて主催者の期待も感じますか。

「試合順はいつも特に意識してないですけど、皆さんに面白かったと思われるような試合をしたいですね。7月にはRWS JAPANが開催されるので、今回勝ってそこの舞台に繋げたいですね。そこでは誰とやりたいというには全然考えてないですけど、今一つ一つこつこつと勝つことだけを考えてやっています」

――ムエタイルールにこだわりはありますか。

「僕はヒジあり・なしとか全然ルールにこだわってはなく、むしろ試合ではヒジをほぼ打ってないので、ルールが違っても戦い方は変わらないのです」

――今後、見据えている目標はありますか。

「自分自身は全然年齢とか気にしてはないんですけど、周りから見たらまあまあいってる年齢なので、一戦でも負けたら辞めないといけないという瀬戸際にいて、とにかく勝ちを重ねていくことだけを意識してます。自分は佐賀県出身なので、佐賀出身のファイターとしても知名度を上げていきたいですね」

――ファンにメッセージをお願いします。

「とにかく会場を盛り上げていい試合して、必ず勝つんで楽しみにしててください」

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