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【RIZIN】堀口恭司がUFCとの交渉を語る「俺を獲らないことによって『何が世界一か』っていうのを捨ててる」、榊原CEO「RIZINで二階級同時制覇を目指してほしい」「UFC行きを止める気はない」

2024/06/06 15:06

陰のフライ級王者がいることを世界に知らしめること

 一方で、榊原CEOはRIZIN配信の中で、「今回は堀口のこの先の格闘技人生を占う試合になる。本人はここで結果を出して、また次の展開を考えているだろうし、UFCの可能性を考えると、この試合を落としたら、UFCは獲らないと思うよ、間違っても。プロモーター目線で言うと」と、UFC再挑戦を目指す堀口にとって、状況的にタフな試合になるとも語っている。

 堀口は本誌の取材に、「どの試合も次に繋がる試合だと思うので、ここでしっかりリベンジして、次は大舞台に行くのか、どこに行くのかは分からないですが、そこに向けての“いい手土産になればいいな”とは思っていますね。(今回がBellator/RIZINの一区切りの試合にもなる?)まあ、そうですね。そういう感じになるのかなとは思いますね」と、現契約の区切りにすることを語っている。

 アウェイの前回は、テイクダウンを奪いながらもブーイングを受けて「ブーイングより盛り上がった方がいいじゃないですか。だから盛り上がる試合をやろうと思って」、押さえ込んだセルジオを放して立ち上がった。

 堀口にとって、今回は短期間で戻したバンタム級戦で、ホームではあるが、前回とは異なるリングとルールセットだ。それはどちらにとって吉と出るか凶と出るか。

 元バンタム級王者のセルジオをフライ級王者の堀口が下すこと、世界の強豪に勝ち続けることで、UFCに陰のフライ級王者がいることを世界に知らしめること、それが堀口恭司の道を開くことになる。今回も絶対に負けられない戦いに、堀口は挑む。

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