バンタムの方が堀口のカードは面白い(榊原)
一方、Bellator/PFLからペティス招聘を実現させた榊原CEOは、堀口に新たな目標として、RIIZN二階級同時制覇を目指してほしいという。
「バンタムの方が堀口のカードは面白いですよ。BelllatorがPFLの傘下になり、PFLにはバンタムが無いなかで言うと、バンタムでBellatorで契約していた選手は、まあまあ試合を組んでもらえなかったりする。
年末、BellatorとRIZINの対抗戦だったり、Bellatorの日本大会を我々と一緒に組んでやりたいっていう(Bellator/PFLの)思惑があって、団体同士の貸し借りの中で言うと、ここはペティスを何としても口説き落とす必要があった。恭司はそういう意味でまだ日本で戦う。RIZINを世界標準にするためにもうひと肌脱ぐ」と、Bellatorファイターの受け皿としても大晦日のクロスプロモーションに繋げたい思惑が両団体間で一致したこと、そして堀口にはフライとバンタムの二階級で活躍してほしいとした。
堀口はまだPFL/Belllatorの契約下にある
同時に榊原CEOは6日、米国の『The MMA Hour』で堀口の現状の契約を明かし、今後のUFCとの交渉について「止める気はない」とも語っている。
「堀口とRIZINは個人的にも非常にいい関係にあります。ただ、契約上は堀口はまだPFL/Belllatorの契約下にあって、我々としてはその契約を借りる形になっています。
この先、堀口としては、もう一度、UFCのフライ級にチャレンジしたいという思いはあるんですけど、そこはプロモーターであるダナ(ホワイトUFC代表)がどうジャッジするか、ということでもあります」と、堀口獲得はUFC次第だとする。
「堀口は日本ではほんとうに大きな人気があるし、本人はフロリダに住んでいることもあって、アメリカでも試合をしたいという思いもある。そのなかでRIZINでも試合をしながら、ほかの海外プロモーションにもチャレンジしていくということを彼は希望しているので、この試合(セルジオ戦)の後も、彼はUFCにもアプローチするんじゃないでしょうか。
それを僕らも止める気はないんで、RIZINで活躍して、UFCとかほかの団体に行きたいという選手をあまり契約で縛って、選手のやりたいことをやらせない、というほかのプロモーションとは違う形で選手と向き合っていく、そこは変わらずに行きたいと思います」と、Bellator/PFLリリースを希望し、離れた大物ファイターのように、もし堀口がUFC行きを望み、UFCが獲得するならば、引き止めないとした。