次やり返せばいいし、もっと盛り上がる
同時に、2017年当時、UFCフライ級存続が危ぶまれるなか、日本マットを目指したことを「後悔していない」という。
「だって日本に帰らなかったら、こんなに格闘技をメジャーに出来なかっただろうし、二瓶(弘宇 ※空手の師匠)さんとかも亡くなる前に自分の試合を見れなかっただろうし、そういう部分では(日本マットに戻ったことは)俺は後悔無いですね」
自身がコントロール出来ないことについては、思い悩まないのが堀口だ。
「切実なんですけど、これが現実なんで。“最悪です、思い込む”みたいなものは無いですね。“そうか、そうか”で、もういいじゃないですか」と、気持ちを切り替えて、自身がコントロール出来ることに注力していく。
それは、次戦で勝つことだ。
懸念点はあった。階級をUFC時代のフライ級に戻して、RIZINでフライ級王座を獲得したが、今回のセルジオ・ペティスとの再戦のために、もう一度、バンタム級に挑むことになる。それは、一度フライ級の身体を作った堀口にとって負担とリスクがあることだった。
「“フライ級でもうやる”って決めて、(今回また)バンタムに上げるっていうのでまたちょっと悩んで。(でも)すぐにリベンジできる、こんな機会そんな無いじゃないですか。“しょうがない、やるしかないな”と思って決めましたね」と、階級変更を飲み込んだという堀口は、代々木での再戦に向け、「リベンジマッチ組んでもらったんで。ここでしっかり勝ちたいなって感じです。次やり返せばいいし、もっと盛り上がるかなって思ってるんで。前回負けてるんでね。まあ、ブッ飛ばしてやろうと思っていますよ」と不敵に語った。