K-1トップ戦線で活躍してきた左右田を破り、初防衛に成功した鈴木 (C)M-1 Sports Media
2019年8月31日(土)東京・後楽園ホールで開催された『K-1 KRUSH FIGHT.104』のダブルメインイベント第2試合で、挑戦者・左右田泰臣(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)を延長戦の末に降し、K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級王座の初防衛に成功した王者・鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)が、一夜明け会見に出席。前夜の試合を振り返った。
鈴木勇人「左右田さんが引退されるというのは試合が終わった後に控え室で聞きました」
「昨日はありがとうございました。今はもう全身痛いです(苦笑)。昨日は試合前から言ってたんですけど、当日までずっとワクワクしていて、試合中も本当にずっと楽しくて、凄い楽しい試合でした」
「左右田さんとは本当に仲が良くて、日頃から良くしてもらっていて。自分は銭湯とか好きでよく行くんですけど、行ってるところが左右田さんとけっこう一緒で(笑)。銭湯でよく会ったりして、試合前は色々アドバイスをくれたり、自分にとっては凄い尊敬する方でした。そういう人と試合が決まって、ちょっと複雑な気持ちはあったんですけど、いつかはやるだろうなと覚悟していたし、やるからには倒しに行かなくちゃいけないと思いました。
でもやっぱり試合してみて本当に率直に強かったですね。今までの選手とは本当に訳が違いましたし。1Rは自分のやりやすいというかそれなりの展開で行けて、このまま押し切れるかなと思ったら後半巻き返されちゃって。やっぱそういう覚悟とか根性は凄い感じましたね」
――尊敬する左右田選手と最後に拳を交えて勝利できたことに対しては?
「勝利できたことは凄く嬉しいです。自分も左右田さんが引退されるというのは試合が終わった後に控え室で聞きました。でも格闘技は結局相手を蹴落として上がって行かなきゃいけないスポーツだと思うし、左右田さんが今まで目指していたものがあると思うので、自分がそれをしっかりと受け継ぐじゃないですけど、左右田さんの気持ちも背負ってこれから高みに挑戦して行きたいですね」
――3R以降は左右田選手の得意なショートレンジでの攻防で渡り合っていたが?
「あの展開は始めから予想はしていて、正直自分もあの展開は苦手じゃないんですよ。それで多分映像を見返してもらえば分かると思うんですけど、あの展開での攻防は自分から仕掛けてるんですね。2R中盤ぐらいから中間距離で戦いづらくなって、これからちょっと変えなくちゃいけないなと思って、至近距離で戦ってみようと思って自分から仕掛けて。その時に『これだったら押しきれるな』と思ったので自分から仕掛け続けました」
――延長戦はそこからプッシュしてのヒザやミドルが有効だったが?
「戦い方は想定してましたね。日頃からスパーリングだったりミットでも色んな距離の練習をしていて、近い距離で戦うのも自分は好きなので。あの距離はしつこく練習してましたね。あとディフェンスが甘い部分が見えてそこを突けばいけるなと思ったので、自分はしっかりと致命打をもらわないようにガードを固めて戦った感じです」
――初防衛を果たして、今後K-1・KRUSHでどういった相手と戦って行きたい?
「自分が誰とやりたいって言える立場ではないと思うので、中村プロデューサーに用意された相手に自分が挑戦していくってだけですね。これからは挑戦する形になっていくと思うので」
「今後の目標はこのベルトを守る、まずKRUSHの絶対王者になりたいですね。本当に引退するまで持っててやろうと思ってます。それプラスK-1にも挑戦して、行く行くはK-1のベルトに絡めるような選手になって、最終的にはK-1のベルトをしっかりと獲りたいですね」
――ファンの皆さんにメッセージは?
「昨日は応援ありがとうございました。KRUHSHの絶対王者として、それプラスこれからはK-1のベルトにもしっかり絡んでいけるように、活躍していけるように頑張るので応援よろしくお願いします」
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