クレベル推薦のギレルメがプロデビュー戦で、復活のベテラン原田と対戦(C)BLOOM FC/PANCRASE/GONG KAKUTOGI
2024年6月30日(日)東京・ニューピアホールで開催される『PANCRASE344』(昼大会/U-NEXT配信)に『格闘代理戦争』で活躍したギレルメ・ナカガワ(ボンサイ柔術)がプロデビュー。バンタム級(5分3R)で原田惟紘(G-face)と対戦する。
▼バンタム級 5分3R
原田惟紘(G-face)2012年NBTフェザー級優勝・12勝7敗2分
ギレルメ・ナカガワ(ボンサイ柔術)プロデビュー
ボンサイ柔術のギレルメ・ナカガワは、幼少時より柔術を習い、色帯時代にボンサイ柔術に移籍。2022年のJBJJF全日本紫帯フェザーで優勝するとオープンクラスではチームメイトのムリーロ・タケシ・ソウザとクローズアウトし、大会後に茶帯に昇格している。ASJJFドゥマウインターナショナルで茶帯デビューし、階級&無差別でWゴールドとなると、11月に黒帯に昇格し、MMA転向を決意。
DEEP浜松など、アマチュアMMAルールで連戦連勝で、2024年3月から『格闘技代理戦争』にクレベル・コイケ&ホベルト・サトシ推薦選手として参戦。
初戦を69kg契約で諸石一砂を1R 腕十字に極めると、準決勝のフェザー級戦ですでにプロ4勝1敗の中村京一郎を相手に、先にギレルメがダウンを奪いながらも、3R TKO負け。その後優勝を果たす中村と『格闘代理戦争』史上に残る名勝負を繰り広げた。5月の前戦では、金原正徳推薦の佐藤藏ノ介を1R ストレートフットロックに極めてタップを奪っている。
アマチュア13戦12勝1敗、10試合で一本勝ちを収めているギレルメだが、『格闘代理戦争』は「3分3R」のフェザー級以上の戦いだった。今回のプロデビュー戦はユニファイドと同じ「5分3R」のバンタム級戦。
本人は、かねてからプロでは一階級下げてバンタム級で戦う意思を示しており、体格的に階級上に挑んでいた『格闘代理戦争』から、適正階級であるバンタム級の5分3Rでどんなパフォーマンスを見せるか。
対する原田は、MMA12勝7敗2分のベテラン。2009年にプロデビューし、2010年のPANCRASEデビューから怒涛の5連勝。2014年に牛久絢太郎に判定負けも、2016年のPANCRASEでは清水俊一に一本勝ち、COROに判定勝ちで連勝。その後、福島秀和、合島大樹相手に連敗も、2023年11月の福岡『BLOOM.01』で5年ぶりに復帰し、上田祐起にフルマークの判定勝ちを収めている。
当初は、同大会で10位の谷内晴柾と対戦予定だった原田だが、谷内の負傷欠場で試合は中止に。今回のギレルメ戦を受ける形となった。オーソドックス構えでトップからの寝技を武器とする37歳の原田は、23歳と若い柔術家を相手にMMAのキャリアの差を見せるか。チームメイトの上田将年とともに九州からチャンスを掴む参戦となる。
また、ギレルメのセコンドには、サトシ&クレベルがつく可能性もあり、豪華な顔ぶれがニューピアホールに揃いそうだ。
▼プレリミナリー バンタム級 5分3R
渡邉泰斗(サツキジム横浜)0勝1敗
佐藤ゆうじ(ボンサイ柔術)1勝0敗
渡邉泰斗は「2023アマチュアMMA全日本選手権 フェザー級 オープントーナメントA優勝」。2024年2月の「第30回ネオブラッドトーナメント一回戦」でプロデビューし、宮下将に腕十字で敗れている。
対する佐藤は、ボンサイ柔術のギレルメの盟友。2023年8月の全日本ノーギ柔術選手権アダルト青帯オープンクラス優勝後、2023年9月のDEEP浜松でアマチュアルールながらトクナガ・ディエゴを1R ニンジャチョークで極めて、2024年5月のDEEP浜松大会でプロデビュー。夏目涼祐(禅道会豊橋)を1R、ヒザ十字に極めて初陣を飾っている。