2024年8月4日(日)東京・後楽園ホール「MAROOMS presents『KNOCK OUT 2024 vol.3』の対戦カード発表記者会見が、6月3日(月)都内にて行われた。 今大会ではカンボジアのムエタイ=クンクメールとの3vs.3対抗戦が行われるほか、「国際色豊かな大会になる予定です」(山口元気KNOCK OUT代表)と外国人選手が多数出場する大会になるという。 KNOCK OUT-BLACKフェザー級3分3R延長1Rでは、チュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP) vs.元山祐希(武勇会) が決定。 チュームーシーフーは中国の少数民族であり戦闘民族として知られる「イ族」の出身。2022年3月の『武林風』では、過去K-1で武尊と激闘を演じた強豪ワン・ジュングァンと対戦し、判定で惜敗したものの互角の打ち合いを演じた。2023年6月に初来日、龍聖から右フックでダウンを奪い、延長戦で判定負けも龍聖を苦しめて一躍注目を集めた。2024年2月の再来日では久井大夢と対戦し、これも激闘の末にチュームーシーフーが左フックでダウンを奪って勝利している。戦績は26勝(9KO)5敗。 元山は2014年8月31日にプロデビュー。INNOVATIONや岡山ジム主催興行、チャクリキジャパンなどで活躍。2023年11月にM1スーパーフェザー級王座を獲得している。2024年4月、前田大尊との王座決定戦を精してINNOVATIONフェザー級王座に就いた。戦績は18勝(4KO)9敗2分。 他にもヨーロッパの選手も参戦予定だとした。 また、KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級3分3R延長1Rでは、鈴木貫太(ONE`S GOAL) vs.星野航大(TORNADO) も決定。 鈴木はこれまでスーパーバンタム級だったが、今回よりバンタム級に転向。山口代表は「バンタム級の選手が集まってきて若手も育っているので、年内にはタイトルラインを組んでいきたい。それを見据えた試合になる」とした。
鈴木は「今回からKNOCK OUTのベルトを獲るために階級を落として挑戦していく。その1試合目になるので必ず勝ってバンタム級のタイトルマッチに一歩前進したい」と意気込む。
階級を落とした理由は「スーパーバンタム級で今までトップの選手とやらせてもらっている中で、減量に余裕があったので勝ちきれなかった原因は体格の面もあったのかなと考えまして、今と体格は変わらず落とせる減量幅なので適正なのではないかと判断しました」と説明。
「意識してバンタム級の試合は見ていたんですが、若い選手の勢いもありますがベルトを獲るからには絶対に当たると思うので、負けないように自分もアグレッシブに行きたいと思います」と、台頭してきている若い選手には負けたくないとする。
対戦する星野については「自分と同じジムの小森が後楽園ホールで試合をした時に同じ大会に出ていたので見ていました。決まってから映像も見ましたが、パンチでガンガン最初から行くような選手なのでそれに負けないように迎え撃ってやろうと思います」とした。
「自分はキャリアの中でKO勝ちがまだないんですが、KO出来るパンチ、キックは持っているのでKO決着したいと思います。階級を下げることでスピードは上がると思いますが、そこまで差はないと思っています、ただ今まで体格で劣っていた分、強い自分の攻撃が当てられないのがKOがない要因だったと思うので、今回は強い攻撃が当てられると考えています」と、キャリア初のKO勝ちをしたいと話した。
鈴木は27歳で戦績は6勝9敗1分。星野は26歳で6勝(6KO)6敗1分。