ミット打ちを披露した村越。得意の左ミドルは健在(C)K-1
2024年6月1日(土)、現在復帰に向けてリハビリ中の元K-1 WORLD GPフェザー級&RISEバンタム級王者・村越優汰(湘南格闘クラブ)が、『第43回横浜開港祭』のトークショー&ミット打ちステージに出演した。
本人にとってトークショーは、実は初体験だったようで、やや緊張した面持ちをしながらも司会の質問に丁寧に答えて対応した。
トークでは、格闘技を始めたきっかけから、日頃からの練習方法、試合前のプレッシャーなどについて語り、「これまでの経験で、最も印象に残った試合は?」の質問に、本人は「どれも記憶に残った大事な試合だった」ことを前置きしてから、那須川天心・武尊と対戦した試合をあげた。
「2人ともトップの選手なので、試合をして一番上の実力を肌で感じることができて、経験値を上げることにもなりましたし、とても強い選手と闘ったことで、自分の伸びしろを大きくすることにもなりましたね」と村越。
「どのような子ども時代を過ごしていたか?」について村越は「学校が終わったら空手の練習に行く毎日だったので、友だちと遊ぶことをすごくしたかったですし、みんなが遊びに行っているのを見て悔しかったですね。でも、みんなとは違ってずっと練習をしてきたことによって、こうやって試合で結果を出すことができたので、何かを得るためには、何かを犠牲にしなくてはいけないのかな?と今でもそう思っています。たぶん、もう一度生まれ変わっても格闘技をやっていると思います」と格闘技一筋の姿勢をのぞかせた。
試合への復帰について村越は、「僕は今、大怪我(両膝の前十字靭帯断裂)からの復活を目指していて、8年前(2016年)に右膝を怪我したままで試合を続けていて、2年前(2022年)の4月に左膝も怪我をしてしまい、さすがにこれ以上良いパフォーマンスは出来ないなと判断して手術をしました。それからリハビリをして2年が経っていますけど、その間に応援をしたいと言ってくれた新しい人との出会いが増えて、前からお世話になっている人たちのためにも復活をして、また試合に出て闘っている姿を見せたいという気持ちが日に日に強くなってきています。皆さん、僕が復帰する時は応援をよろしくお願いします!」と意気込みを語った。
続くミット打ちコーナーでは市内の空手道場に通っている男子(小学生)2名が参加。ミットを持った村越は「いや~2人ともパワーがあって上手いなぁ!」と感心しきり。
村越本人もキレが再び冴えてきたパンチと蹴りを披露して会場を沸かせた。
イベント終了後、村越は「僕は今、両膝の靭帯が切れた大怪我から復帰を目指していてブランクが凄くあるんですけれど、また皆さんの前で戦っている姿を見せられたらいいなと思ってリングに戻れるように日々頑張っていますので、ぜひ復帰戦の際には皆さん応援に来てください。よろしくお願いします」とファンへメッセージを送った。