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【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈が1敗を公式記録に受け入れ“無敗の女王”を返上「最初で最後の負けになるように努めます」

2024/05/17 12:05
【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈が1敗を公式記録に受け入れ“無敗の女王”を返上「最初で最後の負けになるように努めます」

ルシアへのリベンジへ向けて始動するぱんちゃん

 2024年6月23日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるKNOCK OUTのビッグマッチ『KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT“BLAZE”』(U-NEXT配信)の対戦カード発表会見が、5月16日(木)都内にて行われた。


 ぱんちゃん璃奈(フリー)がISKAアルゼンチン・ストロー級王者ムエタイルール王者&WAKO (48kg) アルゼンチン王者アイリン・ゴンザレス(アルゼンチン)とKNOCK OUT-BLACK女子-48.0kg契約3分3R延長1Rで対戦する。

 ぱんちゃんは2019年2月にプロデビュー。無敗の快進撃を続け、2020年8月にREBELS-BLACK女子46kg級初代王座(REBELSとKNOCK OUTの統合により現在はKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者)に就いた。2022年3月には喜多村美紀を破ってKNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座に就き二階級制覇を達成。2023年9月にチャッキー、12月にケイスリィ・ヴァンスを連続KO。2024年3月にはK-1に初出場し、RISEの平岡琴に判定勝ち。しかし、5月の『巌流島バーチャルファイト』でルシア・アプデルガリムに判定2-0でプロ初黒星を喫した。


 当初、この試合はキックボクシングの公式の試合場(リング)で行われたものではないため非公式試合扱いとされたが、会見の冒頭で山口元気KNOCK OUT代表が「巌流島の1敗を戦績に入れてもいいですか?」と聞くと、ぱんちゃんは「いいです」と即答。

 その後、自身のSNSでも「前回の巌流島はリングでは無いですが公式戦として入れてもらう事になりましたので18戦17勝1敗に変えさせてください。最初で最後の負けになるように努めます」と、“1敗”を公式レコードに加えることを発表。“無敗の女王”の名を返上することとなった。


 今回対戦することとなったゴンザレスは「ぱんちゃんにはルシアにリベンジしたいとの目標につながる試合を組みたいと思い、同じアルゼンチンの選手を招聘します。ゴンザレスはルシアと試合をして負けていますが、アマチュアとプロで120戦を経験し、アマチュアムエタイのベルト、現在ISAKのベルトも持っているいい選手です。再戦へ向けてやっていく過程でいい相手だと思います」(山口代表)と、ルシアと対戦経験がある選手。

 ぱんちゃんは「KNOCK OUTがすぐに動いてくださって、ルシアと同じ日(今大会にルシアも出場)に試合するので、リベンジしてもいいんじゃないかって試合をして必ずリベンジします」と誓う。


 初黒星を喫したことを聞かれると「勝った試合よりも負けた試合の方がめちゃくちゃ得られるものがありました。パワーだけじゃなく引き出しの少なさを痛感しました。課題はたくさんあると痛感しています。一番ダメなのがディフェンス。被弾が多いので。あとはレパートリーを増やすこと、力みすぎ…キリがない。反省しちゃうのでこの辺にしておきます(苦笑)と、もっと強くなれる課題がたくさん見つかったとする。

 ルシアもKNOCK OUT参戦を果たすことには「単純にKNOCK OUTに来てくださって嬉しいなと思います。試合も楽しみです」と、初の“ライバル”といえる存在がKNOCK OUTで出来たことを喜ぶ。

 今回は48kg契約だが、「リベンジマッチをやるとなると50kgになるだろうなと話していたので、頑張っていきます」と今回の試合が終わったら50kgへ向けて身体を作って行くとした。

 今回の相手は仮想ルシアになりそうかとの質問には「戦い方が全然違うし、次の対戦相手はオーソドックスとサウスポーどっちも構える。身長もルシアより低いです。戦い方は別だと思います。でも、彼女もルシアにリベンジしたいと思っていると思うので、そういう相手に勝ちたいです」と、無敗(11勝2分)のルシアの首は渡さないと意気込んだ。

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