西尾「グラウンドも出来ちゃうブン殴りマッスルを」、神谷「海外ではこういう相手がどんどん出て来るから──」
▼ライト級 5分3R
西尾真輔(宇留野道場)10位
神谷大智(BRAVE GYM)11位
ライト級では、西尾真輔(宇留野道場)と神谷大智(BRAVE GYM)の打撃と組みの“剛の者”対決が決定。
2022年ネオブラ優勝の西尾は、2023年11月に松本光史(※6.8『ETERNAL 85』に出場)に判定負け後、2024年3月に余勇利を初回TKOに下している。
会見で西尾は、「今回で勝つと負けるじゃすごい違ってくると思うので、泥臭くてもいいので何が何でも勝ちたいと思います」と必勝宣言。
対する神谷は、MMA5勝無敗。PANCRASEでは芳賀ビラル海にスプリット判定勝ちすると、吉村天弥には相手の反則による白星。余勇利に判定勝ち後、2024年3月に平信一を3R リアネイキドチョークで極めている。会見では「自分のやるべき事をしっかりやって勝ちたいと思います」と意気込みを語った。
神谷の印象を西尾は、「得意なことをしっかり徹底してやってくる」と、寝技の強さを警戒。その上で「そこを潰していけたら。いままでの流れなら“どうせ漬けられる”と思われるかもしれませんが、ここでしっかり進化した“グラウンドも出来ちゃう、ブン殴りマッスル”を見せたいと思います」と、パウンドも含めた組みでもブン殴りたいとした。
一方、神谷は、「(西尾は)すごい思いっきりブン殴って来る印象。今まで一番リスク高い相手だけど、海外に出るためにはこういう相手がどんどん出て来るだろうから、ここで勝って存在感をしっかり見せる」と、フィジカルモンスターが相手でも上回ると語った。
5戦負けなしの神谷にとって、目標は明確だ。PANCRASEのベルトを獲得し、UFCに挑むこと。「現状の目標はPANCRASEのベルト。格闘技で一番すごいのはUFC。そこを目指してレコード守りつつ、強さを見せつけて勝っていきたいと思います」(神谷)
実力者ぞろいのBRAVEにおいて、ファイターとしての自身の立ち位置を「後輩は派手にKOして勝ったり、いろいろ見せ方もあるけど、強さもある。それが羨ましいところ。自分はレコードはいいけど、見せ方はアマチュアなところもある」と自己分析するが、「後輩にも強さを見せて、周りにも、違う意味での華があるように見せていきたいと思います」と、自身にしか出せない華でアピールしたいとした。