内藤由良「格闘家なんで試合をしないと始まらない」
▼ミドル級 5分3R
内藤由良(リバーサルジム横浜グランドスラム/王者)
TBA
内藤が、2022年3月のロッキー川村2との「ミドル級王者決定戦」(※内藤が1R TKO勝ち)以来の復帰戦に臨む。対戦相手は未定。
内藤は、1996年4月生まれの28歳。パンクラスジュニア時代に川村亮からレスリングを学び、2011年全国中学生選手権フリースタイル73㎏級で準優勝。その後も、神奈川・磯子工高から国士舘大に進み、2016年JOC杯ジュニア84kg級優勝、2016年の全日本選手権86kg級5位、2018年全日本大学選手権97kg級準優勝など活躍。
2020年9月の「PANCRASE 318」でプロデビューすると、村元佑成に1R リアネイキドチョークで一本勝ち。2020年12月に荒井勇二を1R、右ストレートでKO。2021年9月に渡部拓馬を1R 71秒、腕十字で一本勝ち。2021年12月にブラジリアン柔術黒帯で松濤館空手出身のフェルナンド・マツキに判定勝ち。2022年3月の前戦で川村を破り、5連勝をマークした。
2年3カ月ぶりに復帰する内藤は会見で、「世界で戦っていく準備等々、紆余曲折いろいろあった2年でした。最後にPANCRASEで試合してから2年。今年中にはUFCに参戦出来るように、第1ステップとして今回、しっかり倒して世界に出たいと思います」と、「国内最後の試合」をクリアして、海外に挑戦する意向を示した。
その「紆余曲折」では、「PANCRASEは思い入れがある団体です。前回の試合が終わり、海外のマネージメントと契約し、LFAやUAE Warriorsで決まっていた試合が無くなくなったりして、世界に出るのにどうしようかと考えた」というが、「格闘家なんで試合をしないと始まらない。様々な声があるなか、PANCRASEで試合をやらせていただき、ここで勝って世界に出たいと思います」と、国内でも試合をして結果を残して、目標に向かいたいとした。
その海外にステップアップできる相手は、どんな選手になるか。内藤は「ミドル級ファイターはこの日本のなかでは少ない。できれば海外の選手で打撃、寝技の何かが特価した選手と対戦したいです」と希望した。
一方で、試合2カ月前で対戦相手が未定であることについては、「相手が分からないなかで試合をするのが今回のテーマ。そういう相手にも今回勝ってから、しっかり米国フィダーショーだったり、コンテンダーシリーズとかに運が良ければ呼んでもらえるように」と、どんなタイプとでも戦えることを示して海外にアピールする試合にしたいという。
「おそらく国内ではラストにしようかなと思っています。海外で戦うには、日本ではチャンスが巡って来る可能性が低い。向こうならショートノーティスの代打出場もあるかもしれない。武者修行で練習相手の層の厚さも感じていたので、ゆくゆくは(海外に拠点を移すことも)考えてみたいです」という内藤。
PANCRASEミドル級王者の日本ラストマッチの可能性もあるニューピア大会で、内藤は誰と戦うか。