K-1のトーナメントに2度出場したババヤンがRISEに初参戦
2024年5月19日(日)東京・後楽園ホール『RISE 178』の変更対戦カードおよび追加対戦カードが発表された。
アイマン・ラマ―(フランス/URBAN MULTI BOXING)との対戦が発表されていたRISEバンタム級王者・大﨑孔稀(OISHI GYM)だが、ラマ―が「膝と腰の負傷」のため欠場。代わってサンベル・ババヤン(スペイン)が大﨑と対戦する。
ババヤンはWAKO-PRO世界アトム級(-52.7kg)王座、WKNバンタム級(-53.5kg)世界王座、WKNバンタム級(-53.5kg)スペイン王座、WKNバンタム級(-53.5kg)カタルーニャ王座、OMKEバンタム級(-54kg)スペイン王座と5冠を獲得した選手で、前に出る突進力と回転の速いパワフルなパンチを武器にする攻撃型ファイター。スペイン、フランス、イタリアといったヨーロッパ諸国で活躍し、各地域のベルトを巻いてきた。
過去K-1に2度の来日経験があり、初来日は2019年6月の「K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」で、1回戦で晃貴に判定勝ち、準決勝で玖村将史に判定で敗れて第3位に。2度目の来日は2022年12月の「K-1 WORLD GP 初代バンタム級王座決定トーナメント」で、1回戦で壬生狼一輝に判定で敗れている。戦績は30勝(14KO)5敗。
経歴を見ても大﨑にとってRISE王者として負けは許されない相手。過去一度もダウンを喫してないタフな相手を倒せるか。
▼ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R
ねぎ魔神(ネイバーズキックボクシングジム/同級16位)
石川泰市(Ten Clover Gym/ウェルター級4位)
ねぎ魔神は2021年3月に福岡で開催された『RISE WEST』に突如現れ、2R1分44秒、左右フックでダウンを奪った後の相手のカットでTKO勝ち。続く6月の同大会でも判定2-0で連勝し、9月大会で関東に“初出荷”され、“ブラックパンサー”ベイノアを相手に判定で敗れるも奮戦してインパクトを残した。その後は本戦で憂也と鈴木清照に敗れ、RISE WESTでは2勝をあげるも2023年12月大会で新鋭のYURAに判定負け。今回は2022年8月以来の関東“出荷”となる。戦績は10勝(4KO)7敗。
石川は「Stand Up King of Rookie 2022」-67.5kg級優勝で、2023年5月からRISEに参戦。都木航佑、中島将志に連勝したが稲井良弥にKO負け。前戦は2024年4月に『静岡KICK』でウェズリー・ペレイラに判定勝ち。戦績は6勝(2KO)2敗1分1無効試合。
▼スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R
横山典雄(不死鳥道場/同級11位)
ジェイ・スノーデン(アイルランド/Prokick Gym)
横山は元聖域ライト級統一王者で、2024年3月にRISE参戦が決まっていたが山科直史の欠場により不戦勝。戦績は6勝(4KO)2敗。
スノーデンはISKA推薦選手で、WKNセミプロ・インターナショナルフェザー級王座、同イギリスライト級王座、同ヨーロッパ フェザー級王座(1回防衛)、WKN世界セミプロ・フェザー級(k1ルール)王座(1回防衛)、同フェザー級(ローキックルール)王座とセミプロで5冠。今回、日本でプロデビュー戦を迎える。
また、MAX吉田(TEAM岡見)と対戦が決まっていたチャンが怪我のため欠場。代わって武中秀武(魁塾 中川道場)が吉田と対戦する。武中は身長188cm・体重110kgで、バックボーンは剣道。今回がプロデビュー戦となる。